ファン・カースト。〜「愛」の格差〜

最初に、結論を言います。





ファンに、高下の格差は無い!





「ジャンルが好き、コンテンツが好き。」
「作品が好き、キャラクターが好き。」
「スタッフ・キャスト・制作組織や運営会社・中の人、などの裏方が好き。」
その気持ち、クラスタに属する全員が、一致して、一貫して、対等です。


……グッズの数、イベント参加回数、二次創作のスキル、などなど。
……そう云うモノで『愛の差』を感じるコトもあるでしょうケド。


錯覚です。


※ ※ 【1 : 「三角形 = カースト」の、思い込み。】 ※ ※




三角形、と、四角形、それぞれ「目に見えない微粒子の『点』の密集」だと思って下さい。
双方の中にある『点』の数は、どちらも同じだと思って下さい。
(10,000個でも、1,000,000個でも、一億万個でも、数字は、どーでも良い。)
その一点のうちの一つが『 = あなた』だと思って下さい。


まずは、三角形の方。
赤、青、緑、どこでも好きな所に入って下さい。
……と、心理テストを行うと。
……自分から赤に入る、って人は、ほぼ居ないでしょうね。(笑)


ええ、お察しの通り。
三角形の色分けが意味する所は、いわゆる「格差(カースト)」です。
(あ。まだ「四角」の方は考えないで。まだ「三角形」だけを見てて。)


……おい、待てよ。
……冒頭で「愛に格差など、無い。」つったじゃん。オレ。
……どう見てもがっつり、格差社会じゃないですかー?!


※ ※ 【2 : 『赤』に来る人。】 ※ ※ 


では、そもそも。
『赤』には、誰が入るのでしょうか?
このブログの読み手は『 = あなた』の一人一人、です。


・二次創作【絵、小説、動画、音楽、コスプレ、などなど】が、スゲェ上手な人。
・人生の半分以上は、イベントなどの参加で過ごしてる人。
・グッズ大量に集めてる、超レアグッズとかか持ってる人。
・オタ系クラウドファンディングに積極的に投資している、マネーの虎


そう云うヒトたちも、中には、いらっしゃるでしょう。
でも。
自分から「我こそは、赤に立つ者なり!」って云うヒトは、そうそう居ないと思います。
……いや、そりゃ、少ないなりにも何人か居ることは居るでしょうけれど。(笑)


※ ※  【3 : 『緑』に来る人、『青』に居る人。】 ※ ※ 


まぁ、大抵は、青か緑のどちらかでしょう。
そして。
ここまで、まだ、一言の説明もしていないのに。
『青 = 普通』『緑 = 底辺』とか、自動的に「格差」の層をカテゴリしてませんか?


誘導尋問ですけどね。ごめんなさい。
ええ、『青 = 普通』『緑 = 底辺』です。


さて。
『 = あなた』以外の、別のクラスタ友達のことを想像して下さい。
その友達が、言いました。
「……私は、緑(底辺)かなぁ……。」


あなたは、何と答えますか?
ええ、たぶん、その友達に向かって言うでしょう。





「ファンに、高下の格差は無い!」





そして、二人で、青(普通)に行くでしょう。
それも、青の「ド真ん中、ちょい下。」あたりに行くでしょう。(笑)


……そう云うコトです。


※ ※ 【4 : カーストの崩壊。〜「三角形」から『四角形』へ。〜】 ※ ※


みんなから『赤』だと思われている人は「自分も、他の人と一緒だよ?」と、緑に引き下がる。
みんなより『緑』だと思ってる人は「あなたも、私と一緒だよ」と、青に引き上げられる。


はい、ここで、四角形の方を見て下さい。


結果。


赤 = 他の人より色々とできるけど、普通のファン。
青 = みんなと同じ、だと思う、普通のファン。
青 = ファンとしての自信は無いけど、普通のファン。


ほら。ファンとしての「格差」は無いでしょう?(笑)


もちろん。
応援熱度、二次創作技術、出資金額、などなど。
相手と自分を比較して『自分の方は、ちょいと、劣るよね…。』ってのもあるでしょう。
逆に、『自分の「愛」は、他の誰にも負けない!私こそ、トツプ・オブ・ザ・ファン!』ってのも。


……でも、ね。
……それは『ファン愛』じゃなくて『自己愛』です。
……別の次元の話になって来ます。


結論。
「ファンに、高下の格差は無い!」(三回目)
……さすがに、三回も、字を大きくデコレートするのは面倒くせぇ。(笑)