中坊。
……まず、ね。
自分で自分のコトを「私は…(何々)…です。」って云うヤツは、その『何々。』には、該当しないんです。原則。
……あ。
……ちょっと待って。
市役所の職員が、役所のカード首から下げて「私は、市役所の職員です。」とか。
警察手帳を開いて、職質カマして来て「私は、警察官です。」とか。
四月の始業式のクラス替え、担任の先生が教室に来て「私は、先生です。」とか。
貴方が食道楽の達人で「女将を呼べ!」って吠えた際、襖がスッと開いて「私が、女将です。」とか。
……そう云う話では無い、ってコトは、補足せやんでも分かるよね?
……分かってくれ。
そうじゃなくて。
例えば、こっちのケースの話ね。
『私は、オタクです。』
こう云うヤツは『オタク』じゃない。
そう云う話。
えー、と。
※ ※ 【「中二病」の、簡単な歴史。ざっくり要約。(諸説も他説も、多々、あります。)】 ※ ※
いわゆる、広義では「中二病。」として広まってしまった、ネットスラング。
もともと。
年齢を問わず「……コイツ、子供かよ。中学生かよ。(…チッ。)」って感じの、純粋な、侮蔑です。
『ちゅうぼう』と入力すると。
ほぼほぼ、大抵の場合は「中坊」よりも「厨房」が最初に来ますよね。
……、で。
……いちいち、「厨房」→「中坊」に再変換するの、面倒くさいですよね。
……なので。そのまんま。
……「テメェの頭の中は中坊【十代レベルの、幼稚。】ですか?」を『厨房』と表記する様になったんです。
……「中坊は、黙ってろ。」って、イライラと、侮蔑と、憤懣を籠めて、ね。
……そこに、対象への感情があるとすれば『ウザいから消えろ。』以外には、無い。
それが、どうして。
「厨二病」と云う言葉へと、派生したのか?
自分でググれ。
以上。
この文脈で「ググレカス」と云うスラング(AA)を使うか、使わないか、ってのも微妙に絡みますね。
要するに。
インターネッツに於ける『その人の、主生活の土壌は、どこなのか。』と云う、「心。」の棲み分け。
※ ※ 【自分で、自分を「何々。(後者タイプ)」と云っちゃうヒトたち。】 ※ ※
一言で云うと「痛々しい。」だけ、です。
アイドル、タレント、なんかで例えると「そう。自分はアイドルです。タレントです。」って勘違いしちゃうから。
政治家に例えましょうかね。
「私は、この国に、今こそ平成の維新を起こす!」だの。
「私は、この国を、リセットしたい。」だの。
……その『痛々しい。』と、まったく同じ、なのです。
私は『特別な人間。』なのです、って。
……いや、悪いコトでは無いですよ。
……そうした「自己の特異性・特殊性。」の自信によって、世界は、こうなりましたから。
……悪くも、良くも。
この、現実世界。
嫌いな所も、多々、あるでしょうけれど。
好きな所も、そりなりに、少々ながらも、あるでしょう?
その「好きな所も、それなりに、少々ながら…うんぬん…。」を作り上げたのも。
先達の『特別な人間。』としての、自負・自信・プライド、だったりしますから。
痛々しい、とは、云えど。
大切なコトでもあります。
それを、ちゃんと分かってるからこそ、『中二病。』と云う概念。
……なのですが。
そう云うモノを持って無い、普通の人が。
口先だけで「中二病。」って言っちゃうケースの多いこと、多いこと。
その動機は、往々にして「チヤホヤして欲しい。私に注目して欲しい。」と云う、個人的にして幼稚な小欲。
……ぶっちゃけた話。
……ウザいから消えろ。
そりゃ、そうですよ。
無能無芸の目立ちたがり、なんて、世界のジャマですもの。
その人たちが、自分の見苦しい『目立ちたいパフォーマンス、の、正当化。』のタテマエ、として。
「中二病。」って言葉を口から発する、だけ。
たったそれだけの一手間で、自分は『ネットの、神。』になれると信じてるんだから。
生きて死ぬだけ、なのに。
トンボ、セミ、カラス、なんだったら、ゴキブリと同じレベルの生命価値なのに。
付け上がりも甚だしいクセに、世の中にとって、何の役にも立ちゃしない。
邪魔。
……、と。
※ ※ 【「中二病」とは次元が違う『厨二病』とは……?】 ※ ※
此処まで、長々と、書き殴りましたけれど。
そして。
このボクこそ『真の、厨二病。』の体現者である、なんぞ、毛ほどにも思いませんけれど。
ボクだって、ネズミみたいなモンです。
「ドブネズミみたいに美しく…(うんぬん)…」とか、カッコ付けたくなる小市民です。(笑)
リンダリンダー。
いや、何でも無い。
まぁ、斯く云うボクも「典型的な、中二病。」の側の人間であり。
生きて、死ぬだけの、世の中の邪魔、……と云うか。
邪魔にすらならず、役にも立たず、存在していなくともどーでも良い、ってレベルの生命価値です。
ええ。
「中二病。」かどうかは知りませんが『真の、厨二病。』では無いですね。たぶん。
『真の、厨二病。』の人が、どう云う特殊才能を秘める「神。」なのかは知りませんが。
逆に。
以下。
「中二病」や『厨二病』を口にしながら、まったく何の特殊性も無い、普通の人間のタイプ。
1 : 自分で、自分を「自分は、普通じゃ無いのです。」とか言っちゃう。
……脳味噌の中に『自分の存在を、広く、世に知らしめる。って欲求しか無い。』タイプ、ですね。
……自分が目立ちたいだけです。
……ボクは、此処にカテゴライズされるのかな。
……知識自慢の評論家、気取り。
……強いて云うなら「ワイドショーコメンテーター病(仮)」とでも仮説しておこう。(笑)
3 : アニメキャラ、ゲームキャラ、などに、自分を例える。
……自我の未熟です。
……小学三年生で終わらせとけよ、そう云う投影欲求は。
……ちなみに「小二病」なんて単語は、後から強引に作られた、造語です。
……「高二病」などの派生的概念を後から考案したヒトは、ただの「ネタのハイエナ。」です。
……そうした「ネタのハイエナ。」の食べカスに群がる時点で、論外よりも、さらに下を行ってます。
4 : このブログを読んで剥きになり、すわ反論してボクを黙らせてやろうと腕をまくった。
……ボクと同レベルの頭です。
……ケンカ、ってのは、同レベルの相手同士でしか成立しないそうですから。
……マウントを取ろうが、取られようが、二人とも『同レベル。』だってさ。(笑)
以上。
……まぁ、なんつーか。
『真の、厨二病。』の発症率は、奇跡的な、極々少数です。
それこそ。
アイドル、タレント、政治家、など、普通の人とは異なる人生を歩むコトを神様から認められた、天稟。
天稟の無い、普通の人間は、トンボみたいにフラフラ飛び回り、こっそり死んでしまうのね。
例え。
セミ、カラス、みたいに、無駄にデカい声で騒ぎ立てようとも。
ゴキブリ、ネズミ、みたいな嫌悪感すら、他人から抱かれるコトも無く。
電車にたくさん乗ってる、疲れた大人たち。
コンビニのレジを打つヒト、レジに並ぶヒト。
学校の教室に集まる、個性を主張してるんだろうけど、誰もが一緒に見える子供たち。
そんな感じ。