飯島ゆん。

ゆん

……おっと、失敬失敬。

この界隈で、唐突に「ゆん」って名前を出すと。
……たぶん 90 % ぐらいのヒトは『高河ゆん』って名前を思い出すんじゃないかな。（笑）

まぁ、高河ゆん女史とは、まったく関係が無い話なんですケド。
一つも作品名すら知らずとも、名前ぐらいは知っている。
それぐらいのレジェンド、って、割りと居ますよね。
特に、名前が特徴的だと、すごく覚えてる。

オタクあるある。

……、で。

……えーと。

きょうの「ゆん」は『飯島ゆん』の話。

誰だよ。（笑）

ええ、そんなモンですよ。

『飯島ゆん』と云う人物に関する与太話、……では無く。

「人間の関心度」の、社会心理学。

名前が特徴的だったりすると、人から興味を持ってもらって、記憶に残りやすい。……なんて事は、無い。

……殊、二次元キャラクターであれば、二次元が好きなヒトから、名前で第一アプローチを有利に知って貰える。
……そう云う、甘い錯覚を抱いている、萌えキャラ運営者を、いくらか見掛けるんですが。

そして、往々にして。
珍名しか取り柄が無いキャラクターは、あっさり、コンテンツ運営が回らなくなって放置される、ってのが、常、ですが。

取って付けた様に「辺鄙な語尾。」や「素っ頓狂な見た目。」だけを意識して、上っ面だけ差別化して、ね。
……で、中身の方が動かせなくなるの。
……だって、中の人自身が、自分の動かそうとしている傀儡の中身に興味が無いのだから。
……動かそうにも、動かし方が分からくなくなる。

※　※　※【自今の、愛される「萌えキャラ」の条件。】※　※　※

・そのキャラクターの『コネ』『ツテ』を辿れば、顔見知り、友達、知人、などと接点がある。

・顔見知り、友達、知人、などが「コレは良いよ！」と絶賛するから、一緒に呼応する。
（ = 巡り巡って『コネ』や『ツテ』の根回しになる。）

・ものすごく狭い意味で「双方向の、話し相手。」と云う関係が成立する。

……ぶっちゃけた話。
……この条件さえクリアすれば、萌えキャラとして認知されるんじゃないかね。
……御大層な活動目的とか、潤沢な資金とか、そう云うのが何も無くても。

いや。
逆か。

※　※　※【自今の、愛されない（無視される）「萌えキャラ」の条件】※　※　※

・コネが無い。
・ツテが無い。
・会話が無い。
・総じて「自分の人生に、関係性が無い。」

どんなにか、御大葬な活動目標を掲げても。
どんなにか、潤沢に資金を回そうとも。
「関係者と一度も話したコトは無いし、友達が誰も興味を持っていない。」って理由で、全否定（ = 存在無視）されるのよ。

今までに取り沙汰された、数々の『セオリー』『メソッド』とやらが聞いて呆れるね。（笑）

要は「派閥を上手に渡り歩いて、顔見知りを増やせ。」ってだけの話だもの。
逆に「顔見知りが一人も居ない。」ってだけで、全てが否定されるんだもの。

失敗例ばっかり挙げ諂っても、暗くなるだけですか？
じゃあ、成功例の方を上げましょうか。

サーバル。

（便宜上「サーバル」一人の名前を出したけど、転じて、全てのキャラクターに対する話、ね。）

『けものフレンズ』がテレビアニメに放送される以前に、この子に対して、どう云う態度を示していたか。
そして。
『けものフレンズ』アニメが大成して、この子に対する印象が、どう変化したか。

なぜ。
今まで無視して来たコンテンツが、急激に『無視できない、ヒュージ・コンテンツ』として注目する様になったのか。
……「いつの間にか、友達が盛り上がってたから、自分も一緒に盛り上がってた。」みたいな？

話を戻すと。
逆に。
例えば「飯島ゆん」なんて奇抜な名前なのに、まったく注目されず、無視されるってのも、そう云うコトですよ。
「飯島ゆん」一人に絞ってますケド。
一人の話だけでは無く、総じて『萌え。』と呼ばれるジャンル全部に云えるコト。

名前。
見た目。
性格、個性。

……そんな物は、キャラクターが愛される（愛されない）にとって、何の意味も無い。

そして。

キャラクターの活動意義だの、魅力だの。
そう云うモノは、然して、重要視はされていない。

今。

顔見知り、友達、知人。
萌えキャラを介した「つながり。」は、そう云うコトなんですよ。

『知り合いのツテ。』『身内のコネ。』が無い萌えキャラは、それだけの理由で、見殺し（ = 無視）される。

それが、今の、失敗メソッド。

……え？
……成功メソッド？
……何を、寝言を。

望ましい結果に対して、後から、尾ヒレ背ヒレを付け足して「後出しジャンケン」で考察を書き並べる。
それが『成功メソッド』と呼ばれて珍重されてるだけですよ。