魔女狩り。

ポンサミ案件です。



『現状、問題は、ほとんど何も解決していない。』と云う話。


……あるいは、苦肉の妙手による、状況の転身。
……あるいは、当事者同士の妥協。
……あるいは、強制的な忘却による(話題の)自然消滅。(事実上の「緘口令」。)


本日、いくつかの「事件」例を取り上げますが。
読者は「ある程度、それぞれの概要を把握している。」と云う前提で、列記します。


概要を知らない、と云う方は、本日の当ブログの内容は、無視して下さい。
読んだ所で「……???」にしかならない、と、最初にお知らせしておきます。


※ ※ ※ 【碧志摩メグの「公認」取り消し事件。】※ ※ ※ 


苦肉の妙手による、状況の転身。


あの時、直接関与が出来なかった「ファン層」「同業者層(公式仲間)」は、何をヤッていたか。


『碧志摩メグ』と云う存在を否定した集団を、ケンカの相手として決め付けて。
如何にも正論に聞こえる「誹謗中傷、罵詈雑言のカウンター反撃」を浴びせ掛けて。
同レベルの見苦しい騒動に拍車を掛けて、一次的に、状況を不穏させた。


結果。
「ファン層」「同業者層(公式仲間)」の声は、何一つ、何を動かすコトも無く。
『碧志摩メグ』は、非公式と云う立場に転身して。
むしろ、公式時代よりも、活性的に、精力的に、キャラクター活動に奔走している。


そして、皆は云う。
「ボクらの声が、碧志摩メグを救ったんだ!
……何もしていないのに。
……無用な喧噪の火種をバラ撒いて、萌えキャラ産業に不穏を拡散させただけなのに。


※ ※ ※ 【北神急行電鉄の内乱。】※ ※ ※ 


当事者同士の妥協的な和解。
知らない間に、問題そのものが無かった事にされた事案。
(「事件」では無い。誰一人として、何の犯罪行為も行っていない。)


事実も虚偽も、色々な情報が翻弄する中で。


あの時、直接関与が出来なかった「ファン層」「同業者層(公式仲間)」は、何をヤッていたか。


「誰のせいで、北神急行のイベントに禍根が残ったのか?」の『魔女狩り』が始まった。
多数決的に『この人が犯人であろう。(予想)』と云う一人を、でっち上げ。
よって集って、正論まがいの言葉の暴力を奮い、その人物が如何に悪人かを糾弾した。


結果。
北神急行電鉄で、何があったのか、それなりの釈明の後。
同社キャラクター『北神弓子』は、この一件による影響を受けて、その立場を危ぶまれた。
現在では、この一件の残影や禍根が無い所で、今日も元気に活躍している。


そして、皆は云う。
「ボクらの声が、北神弓子を救ったんだ!
……ヤッたのは、誰が悪人かを『魔女狩り』して、袋叩きのリンチに処しただけだ。
……ちなみに、一人二人では無い。数人が槍玉に挙げられ、謂われ無き言葉の暴行を受けた。


※ ※ ※ 【第一次「神戸アニメストリート」事変。】※ ※ ※ 


現在の『神戸アニメストリート事変』を「第二次」とする。
その前の話。
いくつもの、無数の問題案件が散見する、難しい問題ではあるが。
「この界隈の全体が、特に、集中して盛り上がった事変。」のみを、クローズアップする。
強制的な忘却による(話題の)自然消滅。事実上の「緘口令」。


なお。
第一次「神ア」事変に関しては、事実上、未解決のため。
結果については、ノーコメントとする。


あの時、直接関与が出来なかった「ファン層」「同業者層(公式仲間)」は、何をヤッていたか。


……状況証拠だけを洗い出し、そこから事件のミッシング・リンクを憶測して。
……「この件の黒幕を断罪しろ!」と、怒りに任せて、そこかしこの人々が暴論を吐き散らし。
……その暴言の『捌きの大火』(SNS炎上)は、罪も無い人々の生活や活動までも巻き込んで。
……風評被害の拡大により、新長田が、壊滅的な被害を受ける危機に瀕した。


結果。
該当事変の直接被害者が「この件のケジメは、当方が自分の手で付ける。」と表明。
それ以上の説明は、多分なる誤解を招くので、此処では言及しない。
唯一の確定事実『当事者が問題の自解を模索する、と、表明した。』一点のみ、言及する。


そして、皆は云う。
「ボクらの声が、新長田を救ったんだ!
……まったく、新長田は、救われてはいない。
……黒幕は隠遁し、水面下での暗躍を続け、同等の被害は現在にも及んでいる。
(いわゆる、今回の「第二次」に至るまで、延々、小事件は頻発している、と云う情報が乱舞。)
……一時的に『黒幕を黙らせ、表舞台から退かせた。』だけで、溜飲を下げただけに過ぎない。
……無関係な人間にまで『こいつも黒幕の仲間だ!』と糾弾の刃を向けて、恫喝しながら。


※ ※ ※ 【……そして……。】 ※ ※ ※ 


伝わるだろうか。
ボクが、何を云わんとしているのか。


これらの事案、事変。
まったく同じコトが、何度も、何度も、繰り返されている……と云う、不毛なる現実を。



やり場の無い怒りの「八つ当たり」の先を決め付け。



そいつが如何に悪人か、言葉の暴力で扱き下ろし。



問題が「為し崩し」的に、自然消滅すると。



自分たちの応援( = 言葉の暴力)の功績だと謳歌する。



……。
……。
…………。


そう云うコトですよ。


「なんで、いつもいつも、カタチこそ違えど、悶着や騒動の火種かが起こるの?」


単純。


問題解決のケース・スタディが、何一つ、どこにも無いから。


同じ様な問題が、発生して。
同じ様に解決にもならない炎上沙汰を、大多数の人間が結託して巻き起こして。


どこかの誰かが、見えない所で、問題解決のために工面・奔走して、事態が収束すると。
然も、自分たちの『応援』が事態を解決したのだ、と、錯覚して。


実際には、何一つ、何もヤッていないのだから。
実際には、何一つ、何の問題も解決していないのだから。


問題?


そう、問題。
いちいち、不穏の渦が巻き起こる度に、騒ぐだけ騒いで、多方面が辟易する『だけ』で終わる。


第二次「神戸アニメストリート事変」を契機に、本当に『問題』を解決したのであれば。
(厳密には、この問題は一般民の団結による解決は、不可能であるとも思えるが。)
(刑事的・法的に、しっかりとした『事件』として取り上げられても不思議では無い案件だが。)


第二次「神ア」事変の話題の、経時的な自然消滅(忘却)が『解決』だと思うコト無く。
何が起こったのか、誰がどうなったのか、ケース・スタディをデータベースとして共有し。
以後、別の同等案件が発生した場合のヒントを提示できる、情報の地盤を作ること。


今回の件を「臭いモノに、蓋。」では無く。


次の(別の所での)他の事件を、どうやって、未然に防ぐのか。


結論では、第二次「神ア」事変を「話の結び」としたが。


・碧志摩メグの問題。
(「反・萌え」文化思想からの糾弾による「親・萌え」文化に対する妨害行為。)


北神急行電鉄の内乱。
(組織内での不一致による内部抗争の、外部への持ち出し。)


これらに限らず。
過去の出来事を踏まえて、先の事を考える。


そのための「情報の定礎」が、致命的に、脆弱なんじゃないかな、……と。


だから。
悪いのは誰だ、と、八つ当たりのサンドバッグを吊るし上げて。
よって集ってボコボコにして、気分が、若干ほど、スッとして。
それで、話が、自然消滅して。
……、で。
同じコトを、何度も、何度も、何度も繰り返すのかなー、……と。


同じコト。


何の解決にもならない、言葉の暴力の吐き散らし。
暫定的なスケープゴートに対する、袋叩き。
臭いモノには蓋をして『問題の、そもそもの本質。』については黙殺する体質。



それでは、何も変わらないよ。