みねりこ…

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斜め読み
穿った見方に
風穴よッ!


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うん。確かに、間違ってはいない。
ドラキュラだか、ヴァンパイアだか。
俗に「吸血鬼」と一括りにされる、欧州の例の妖魔は。
千変のスキルを持ち、コウモリのみならず、あらゆるモノに変化できます。
当然、オオカミに変身するコトもできるワケで。


もっとも。
ホームズ、ルパン、ジャンヌダルク、と、天秤に掛けるなら。
太祖のドラクリア伯爵は、変身なぞ、できないケドな。(笑)
あるいは、ルパンの方が、よほど千変のスキルに長けていたのかも。


緋弾のアリア


つーか。
「千変のブラド」の正体は、超回復に特化した、人狼
もはや、史実も、それぞれの先祖の因縁も、完全無視のファンタジー
ィャ、その辺のツッコミは度外視するとしても。


あの人狼は、ドラキュラじゃなくて、ライカンスロープだと思うの。


強いて、史実に実在した人間をモデルとして考察するのなら。
「狼として育てられた少女」アマラとカマラ
緋弾のアリア』軸で、ファンタジーとして脚色するのならば。
双子の美少女にして、それぞれ二つずつの弱点を振る、とか。
……、で。
二人(アマラ、カマラ)それぞれ二点の計四点の弱点を、同時に穿つ。
それぐらいの超設定でも、許されそうな無茶振り。


それは、それとして。
保留にしていた、峰理子リュパン四世。


日本では有名な『ルパン三世』は。
一説によれば、ルパン一族の血脈を継ぐ、正等な「孫」で。
逆説的に考えれば、理子もルパンの血を次ぐ正統血族であれば。
ルパン三世』の実娘、……と、云うコトになるワケで。


諸説や史実、現実的な考察、版権問題は、完全に無視するとして。(笑)
現段階で明確に実証されている既成事実だけを、ヒモ解いて結論付けた場合。
理子は、峰不二子ルパン三世の、子……と、なります。
「峰…」って苗字だけしか、状況証拠が無いけれど。
「峰…」って苗字が、厳然と、明確な証拠として確立している。


ィャ、逆か。
「理子は、峰不二子ルパン三世の、子」、……とか。
ボクの、この吹ッ飛んだ、手前勝手な妄想自論を。
厳然と、否定する材料が、どこにも無いのです。


状況証拠だけを軸とした、妄想の予想に対して。
状況証拠だけを軸として、妄想の反論しか返せない状態。
「理子の母親は、峰不二子では無いよ」と、否定ができない。


まぁ、コジツケで考えたら。
ニートラップ、身体能力、世渡りの下手さ、運の悪さ。
言われて見れば「ああ、なるほど」と思えなくも無い話。
血液学的には、ルパンの血が混じってるだけの普通の人間なのに。
(キンジやアリアやヒミコみたく、超設定的な異能を持たない)
技巧と努力と天運で、異能者を相手に渡り合う、気風。
なるほど、峰不二子の遺伝子の片鱗を秘めている可能性は、あります。


もっとも。
自分で超予想を立てた舌先で、「誰も否定できない」なんて豪語して。
その舌の根が乾かぬ内に、上記の仮説を自分で否定するのもアレですが。
「理子は、峰不二子とルパンの、子」って、仮説。
版権上の都合から考えて、絶対に、無いですケドね。(笑)


いよいよコレから物語が面白くなる、ってのに。
第一期は、こんな中途半端な状態で、終了。
半年ほど焦らして、第二期が始まるのか、どーかは知りませんが。
第二期では、理子の出生のデタラメな空白も補完されるのかしら。
小節版では、ちゃんと、その辺りのデタラメが説明されてるのかしら。


デタラメ。


先達が「ルパンの孫」として『ルパン三世』を打ち立てた実績を踏まえて。
そのアニメ界の金字塔を踏み台にして、四世なんてのを手前勝手に産み出して。
版権的には無関係でありながら、メタとして接点を彷彿とさせるギミックを仕組み。
(峰、……なんて、取って付けた様な苗字)
言下に、読み手に『峰不二子』の存在をサブリミナルさせるトリック。
峰不二子』の存在を間接的に刷り込むコトで、日本版ルパンのキャラ性の擁立。
……その辺りの、ヒタ隠しにしているヲトナの打算に関して。
……『緋弾のアリア』としての、独立した結論を、ちゃんと用意してるのかしら。