せいぞんせいりゃく…

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世界を革命するペンギン娘


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せかいをかくめいするぺんぎんむすめ。


考え無しに書き殴った様でも、厳然と、17文字。
俵万智女史の御家芸たる、一文統括型の定型自由律。
季語は、ペンギン娘(違)


もとい。
 

いわゆる、ユーキャンの「流行語大賞」とは、別口で。
個人的に『オタク流行大賞(仮)』ってのを気にしている、ボクですが。
独断と偏見と、自己満足。
その一年間のアキバ産業のブレイクを統括する、一つの指針の目安。


2010年「ツンデレ」とか。
2009年「天使ちゃんマジ天使」とか。
2008年「貧乳はステータスだよ!希少価値なんだよ!」とか。
2007年「ただの人間には興味ありません」とか。


他にも、次点級の流行語(王道センテンス)として。


「〜〜イカ?」「〜〜ゲソ」とか。
「俺の○○がこんなに××ワケがない」とか。
「とある○○の××××」とか。
「そんな○○で大丈夫か?」「大丈夫だ、問題ない」とか。


……例えば、往年の名句や金字麗句だと。
「お前はもう、死んでいる」とか。
通常の三倍」とか。
「あきらめたら、そこで試合終了ですよ?」とか。


同人誌のタイトルで、やたらと目にしたり。
ネットのカキコミで、ネタとして多用されたり。
汎然と「ああ、こんなのあったねー」って振り返る、思い出の一里塚。


それは、場合によっては、一年二年で忘れ去られる一時的ブーム。
それは、場合によっては、永劫に渡り語り告がれる伝説。
……とか。
まぁ、ネタとして使いやすいジャンルの一翼なのですが。(笑)


2011年。
早くも、半分が過ぎ去ったワケですが。
順当に行けば。


「ボクと契約して○○になってよ」、……が。
(『魔法少女まどかマギカ』のQB)


『オタク流行語大賞2011(仮)』だ、とか、思っていたですが。


殊、ここに来て、凄いイキオイで注目されている新語が登場。


輪るピングドラム





生存戦略しましょうか!」





よもや、QBの威圧感と存在感を、サクッと塗り替えるとは。
恐るべし、ペンギン娘。(違)
第一話にして、早くも、この浸透力。
今後は、Pixivや何やでも『生存戦略』が凄いイキオイで座巻しそうな予感。


……っても。
……最終的な社会影響力としては。
……絶対運命黙示録」程度の影響しか、及ぼさない気もしつつ。


少女革命ウテナ』と両天秤に掛けて、引けを取らない快作だとは思いつつ。
…………、が。
この作品が、今後、生存するに際して。
現時点で、実質、何の戦略性も感じない辺り。
(キャッチーな単語と、派手な見目で、センセーションを起こしてるだけ)


誰と契約して、何になろうとしてるのかしら、……と、言うか。(笑)
魔法少女まどか☆マギカ』と、どっこいどっこい、って気もしつつ。