「花」。

ポンサミ案件です。
……つーか。
……ポンサミ外報(私論コラム)の場として特化しようかな。(笑)




※ ※ 【 1 : 擬人化文化、百花繚乱!】 ※ ※ 



春ですね。
世は、まさに、百花繚乱!華の宴!!
……って季節にゃ、ちょい早いですね。
……梅は咲いたか、桜はまだか。(笑)


……と、まぁ、そんなワケで。
……猫も杓子も「萌え擬人化ブーム」なのですが。
……本当に、本当に、擬人化のブームは来てるの?
人々が注目しているのは『擬人化』と云う文化なの?


常々、疑問に思ってるんです。
『艦これ』。
刀剣乱舞』。
『俺タワー』。
けものフレンズ』。
……なんで、成功した『擬人化』の話だけしかしないんだろう。みんな。




【 2 : 大輪の花。】



……じゃあ『機動戦車チハたんの例を挙げましょうかね。


ええ、機動戦車。
説明するまでも無く「戦車」の擬人化ゲームです。


知ってるヒトなら九七式中戦車って、スッと知識連携できるんですケド。


まぁ、大抵のヒトは。
「戦車」と云われても「レオパルト2」とか「エイブラムス」とかを思い出しますか。


……おい、そこ。
……救急車は「戦車」じゃ無ェぞ。
……「ソイヤウォーカー」とか、誰も知ら無ェよ。(笑)
……、とか。
(その昔『メタルマックス』って、戦車RPGのシリーズがあった。)



オタク、ってのは、こうやって。
「戦車」と云う単語から、戦車以外のアレコレをスッと話題にできる『強さ』があるワケで。
こう云う、主要知識と予備知識のラリーが面白いから。
オタクの話、ってのは、広がるし、盛り上がるワケで。


ウラを返せば。
ガルパン』の人気が『機動戦車チハたん』に直結していない、と、云うのは。
……どう云うコトかな、って。


ね?
疑問に感じるのも、不思議は無いでしょう?


世は、まさに、擬人化ブームの百花繚乱なのに。
オタクカルチャーのトップトレンドの一つ「戦車」の擬人化が、まったく注目されてない。


……どう云うコトなんだぜ?




※ ※ 【 3 : 柱の陰、日陰の花。】 ※ ※ 



本題。
『花騎士〜 Flower Knihght Girls 〜』と云うゲームの話。
まさに「花」(草木も含む。)を擬人化したゲームの話。


ええ。
おそらく。
『擬人化が好きです!』つってるヒトの大半が、初めて存在を知ったんじゃないかな。


何となく、話題に触れたコトはあった、と、しても。
記憶の引き出しの中に無い。
コレについて、誰かと具体的に語ったコトが、一度も無い。


たぶん、そう云うのの方が、圧倒的に多いんじゃないですかね。


プレイしている知人が居ない。
制作に携わっている「好きな人(絵師、声優、など)」が居ない。
コラボなどの情報が入って来ない。
宣伝してるんだろうケド、見向きもせずに無視してる。


そう。


『擬人化、と言うジャンルが好き!』な、ヒトなら。
プレイしてる人を探して、友人や知人になるんです。コッチから。
制作に携わった絵師や声優をチェックしてるんです。
コラボの企画を逃さぬ様、宣伝や運営情報をチェックしてるんです。


『花騎士』に限らず。
「擬人化」がコンテンツのベーススタンス、であれば、マークするんです。
「萌えキャラ」がコンテンツのベーススタンス、であれば、マークする人たちと、おなじ行動心理。


ウラを返せば。


「擬人化」と云う分野には、根本的に、興味が無い場合。
接点が無いと、まったく、眼中に無い。……ってコト、ですよね?


さて、改めて、問おう。
あなたが『擬人化のブームが来てる!』と信じる論拠として挙げるであろう、作々品々。
それを好きになった理由は『擬人化』のおかげ、ですか?
べつの理由で好きなって、後から「あ。これ擬人化なんだ?」ってパターンですか?


転じて。
あなたは『擬人化』と云う文化が、本当に、好きですか?
たった一人でも『擬人化』を楽しめますか?




※ ※ 【 4 : そして、枯れる花。】 ※ ※ 



ボクは、ね。


世の人々が盛り上がるほど『擬人化』の波は来ちゃいないと思うんですよ。
ええ、擬人化コンテンツが盛り上がってる事実は否定はしませんよ?
……でも、ね。
……そこには『擬人化』以外のトレンドトリガーの方が大きいモノだらけなんです。


『艦これ』。(軍オタの潜在的話題力)
刀剣乱舞』。(腐女子人気)
『俺タワー』。(ぶっちゃけ、ニパ子ブーム
けものフレンズ』。(獣人属性、一部ケモナーの安定客層)


そして。
非擬人化の戦車モノ『ガルパン』が注目される一方で。
擬人化の戦車モノなのに、見向きもされない『機動戦車チハたん』。


結論を『花騎士』で締めると「…なんだよ、ただの花騎士ファンかよ。」ってなるので。
結論は『花騎士』以外の話題で、落としましょうかね。論評を。


『家電少女』を覚えているか?
『車なごコレクション』を知っているか?
ウマ娘プリティーダービー』。
『きのこれ』


……いずれも、数年の短期スパンで「誕生 〜 終了」した、ソーシャルゲームです。
……敢えて、全体論旨に合わせて、ソーシャルゲームで絞りました。


つまり、そう云うコトです。


擬人化、だから、注目される。
……なんて、夢物語は、どこにも無いんです。


バカ売れしたものが、擬人化だった。



後出しジャンケンですよ。
成功した結果の理由を、後になってから、もっともらしく語るパターン。
……、で。
……その成功メソッドに沿っても、失敗するパターン。


そりゃ、そうでしょう。
成功した主たる理由は、それぞれ「擬人化」とは別の要素なんだから。
偶然にして「擬人化」がテーマだから、コジ付けて一本化されてるだけなんだから。


まぁ。
偶然が四つも重なる、ってのは、それはそれで「成功メソッド」なんですケドね。


少なくとも。
「擬人化」が好きの理由となる顧客の場合。
売れていない「擬人化」にも注目する、と云う、独特の行動を示すので。


転じて。
売れてるモノだけしか見てない人は、擬人化ジャンル以外の別のモノを見てます。
「擬人化には興味が無い。」から、売れない擬人化には見向きもしないのです。


タマゴが、先?
ニワトリが、先?


種が、先?
花が、先?