ちんぽてと…

   ※   ※   ※   ※   ※   ※  


平野レミ
レンジでチンする
チンポテト


   ※   ※   ※   ※   ※   ※   


朝っぱらから、シモネタ全開のヒワイな話です。


……、が、同時に。
……近年の、日本人の『日本語』(わびさび)への希薄に対する、微妙に真面目な感慨も含めてます。


前説。
料理研究家平野レミ女史の提唱した『テンポテト』が、今。
水面下で、妙な話題を醸してます。(笑)


チンポテト。
レンジでチンですよ!


ええ、もう。
そりゃ、こう云うネタ、みんな好きですからね。(笑)
……そして。
……料理と云う文脈で、まったく対極のネタも、サラリとスパイスに変えてしまう辺り。
……比喩でも「茶化し」でも無く、真面目に、平野レミさんの愉快な性格だからこその人徳だと思います。


『今日の料理』の後藤繁榮アナが、こんなコト言ったら、関係各所が炎上ですよ。(笑)
……NHK広報局ツイッターだけは、比較的、安穏と流れそうですが。


……、で。


妙な話題になっているのは。
「チンポテト」と言われて、昭和世代が真っ先に思い付いた、懐かしいの冷凍食品。
俗称「チンチンポテト」、正式名称『マイクロマジック(ポテト)』。
光GENJIが、電車ゴッコでCMしていた、アレです。


平野レミが「チンポテト」、光GENJIが「チンチンポテト」。
……ちぃ、覚えた!


この辺の、微妙な、小ネタの「共有」と「齟齬」。


それが、「ちゃんと成立している」TLの流れ、……と。
それが、「まったく成立していない」TLの流れ、……と。


なんか、色々とあるなー、と、感じつつ。


ええ、此処からは、シモ全開の猥談になりますが。


「ちんぽ」とか「ちんちん」とか。
そりゃ、普通に考えりゃ、ウタマロで、イチモツで、ダンコンですよ。
……国語辞典では『陰茎』と云う、とても保健体育的(医学的)な「正しい日本語』で説明されています。


もし、此処までの段階で「法律に抵触するワイセツにあたる」とするなら。
司法に対して、ボクは。
『国語辞典』に類する辞書書籍の、ほぼ全てが公然ワイセツの罪であると主張します。
(学校教育に使用される保健体育関係の教科書の類に関しては、論旨が異なるので、異は唱えません。)


えーと、それで?
そうそう。
「ちんぽテト」とか「ちんちんぽテト」とか、その辺の話の続き。


そりゃ、まぁ、当然の流れとして。
その語感を、至極、真人間ぶって「卑猥だっ!!」と不快を吠えるヒトも、多いらしいです。
……この辺のコトは、充分、注意しないとダメですよね。
……テレビ、ラジオ、ネット、などなど、第三者に対して、何かしら表現するのであれば。
……可能な限り、皆が、心地よく楽しめるモノを提供する「責任」と「(司法遵守の)義務」。


それはそれ、これはこれ。


医学的に、保健体育的に、国語的に。
「ちんぽ」と「ちんちん」の話。
……この段階で『卑猥だっ!!』と表層拒絶するヒトに対して、ボクは。
……近年の、日本人の『日本語』(わびさび)への希薄に対する危惧を感じました。


逆説的に、問います。


ウタマロ、イチモツ、ダンコン、国語辞典が真摯に説明する所の『陰茎』。
なぜ。
「ちんぽ」と「ちんちん」、この二つの単語が分離派生したのか。
……この二語の、微細な差異が醸し出す、日本語の文章の美しさの「わびさび」について。
……誰か、こうも、昏々と、日本語の面白さを考えているヒトが居るのかなー、と。


補足。
「ちんちん」 : 陰茎、男性生殖器幼児語
「ちんぽ」 : 陰茎、男性生殖器の児童語。


だから何やねん、……って話ですが。(笑)


こう云う部分を、どこまでも、厳格かつ執拗に追求して、新しい発見の宝庫だからこそ。
日本語が織り成す文章、……ってのは、面白いんです。


こうした部分(日本語の単語の「選び」や「組み立て」)には。
当然、書き手の個性や人格なんかも表出されるから。
文章の長短を問わず、言葉の選びの「わびさび」のクセなんかを、ちゃんと見極めれば。
「詐欺」や「なりすまし」に騙されるケースも、圧倒的に減る、と、思うのですけれど……。


例えば。
『陰茎』。
「アレ」「ナニ」「ブツ」と、暗喩的(記号的)に表現するか。
「ウタマロ」「イチモツ」「ダンコン」と、隠喩的に表現するか。
「ちんぽ」「ちんちん」と、わざと砕けて表現するか。
「男性生殖器」「男根」「陰茎」と、極めて厳粛かつ国語的(保健医学的)に表現するか。


こうした手癖や文癖にも、ちゃんと、反映されると思うのよね。
たかが、シモネタ一つから、どーしようもない与太話に展開させるしても。


「チンポテト」として、ネタに反応し、話を反映させるか。
「チンチンポテト」として、ネタに反応し、話を反映させるか。


その違いだけでも、人格の片鱗のヒトカケラってのは、垣間見える気がする。


どうでしょう。
此処まで、最後まで、読み進めてみて。
やっぱり、ボクの言い草は、結局。
単に「ちんぽ」「ちんちん」連呼したいだけ、で。
卑猥で、下劣な、シモネタ好きの詭弁にしか見えませんかね?