うまもどき…

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アンタ、誰？
ツバサが生えた
ユニコーン

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馬。
♪ウッウッウマウマー
……ィャ、『キャラメルダンセン』の話じゃなくて。（笑）

ホースです、つーか、ポニーです。

頭にツノが生えた「馬」、ご存知ですか？
RPGなんかでは、敵として登場して、何度も狩ったり狩られたりしたコトがある、アレです。
……そう、ユニコーン。

背中にツバサが生えた「馬」、ご存知ですか？
意外と、RPGでは、敵キャラとして遭遇する機会が無いんですよね。
S-RPGでは、手駒（ユニット）として、同等同格に敵味方に分かれますけれど。
……そう、ペガサス。

では。
頭にツノが生え、背中にツバサが生えた「馬」。
ご存知ですか？

居るんです、たまーに、そうした亜種が。
古い例だと『美少女戦士セーラームーン』にも登場していたっぽい。

ただ。
頭にツノが生え、背中にツバサが生えた「馬」。
……なんて名前なのか、未だに、正体が分かりません。

一説によれば、『ペガサス』（亜種）だったり。
一説によれば、『ユニコーン』（亜種）だったり。

＜マイリトルポニー＞

プリンセス・セレスティア。

近年、稀にみる、井上喜久子さん（善）なのに。
（最近は、どちらかと云うと、ドスの利いたラスボス級の悪役の美魔女な仕事が多い。）
ボケ要素、ほぼ、0。
……たまーに、気の利いたアメリカン・ジョークを、シレッとカマしてくれるのですが。
……アメリカン・ジョークに慣れてないと、笑い所が分からないくらい難易度が高い。（笑）

この、井上喜久子さん（善）が演じる、セレスティア。
頭にツノ、背中にツバサ。
上記で触れた「ペガサス＋ユニコーン」の、謎の合成生物なのです。

まぁ、此処で話が終われば「ふーん。」なのですが。

＜ジョエルペットハッピネス！＞

関西では、『マイリトルポニー』の後に『ジュエルペットなんとか』が始まります。
主人公が入れ替わり、立ち代わり、随分と永いコト、シリーズが続いていて。
かなり、エッジの利いたアメリカン・ジョーク満載で、意外と面白いのですが。（笑）
……理路整然とストーリーが進む『アニマル横町』に近い。
……理路整然とストーリーが進まず、混沌の迷走が『アニ横』の醍醐味とも云えますが。

そんな、ジュエルペットの中に。
トパーズ。
そんな名前の、「ペガサス＋ユニコーン」が登場します。

『マイリトルポニー』の「ペガサス＋ユニコーン」（セレスティア）は。
……ユニコーン、に、ツバサが生えている感じ。

『ジュエルペット』の「ペガサス＋ユニコーン」（トパーズ）は。
……ペガサス、に、ツノが生えている感じ。

どっちも、まったく同じ、名前すら知らない亜種の合成生物なのに。
しっかり、個体差と云うか、種族差と云うか、別物として描かれている辺り。
こんなに、奥が深いモンスターなのに、どうしてRPG怪異学では見向きもされていないのかしら。

ちなみに。
『ジュエルペット』の、トパーズ。
『マイリトルポニー』では、トワイライト・スパークルを演じている、沢城みゆき嬢が担当。
……この演じ分けが、また、沢城さんだからこその、妙技。
……ヘタレの総受け、巻き込まれ体質、貧乏クジの、トワイライト・スパークル。
……ツンデレ（ツンタヘレ）、巻き込み体質、勝ち組なのに残念女子の、トパーズ。
……どっちにしても、不幸体質。（笑）
……なのですが、双方が抱える「不幸」の質を、声色と間で使い分けてるのが、神技。

殊、『ジュエルペット』は、声優さんの観点から全体的に見ても熱いですケドね。
（……つーか『マイリトルポニー』が、若手の旬を掻き集めて底が浅いってのも有りますケド。）

特に。
アニメ界には居場所が無くなった、……とか思っていた、平野綾さん。
しっかり、ハルヒで培った次代の地力を如何無く発揮して、しっかり脇を支えていたり。
『リコーダーとランドセル』にしても、そうですけど。
ここ数年の天中殺を我慢すれば、あと十年ぐらいは「いぶし銀」として踏ん張れる気がしつつ。
……ツノも無い、ツバサも無い、何の個性も変哲も無い。
……普通の「駄馬」や普通の「駿馬」も、独特のキャラクター性を付与できる存在になれそうな。