はばねろ…

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世界一
だった真っ赤な
唐辛子


(かつて、平均300,000スコヴィルハバネロが、唐辛子の辛さの世界一だった。)
(現在の唐辛子の辛さ世界一は、平均500,000スコヴィルのジョロキュア。)


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事実上、この夏、一日限定の「盆休み」。


ちょっとしたロマン、つーか、ある小さな夢を叶えるべく。
愛機のカブ(50cc)で、二時間ほど、北摂大阪府北部)界隈を走り回ってました。
国道171号線を軸に、縦横無尽に、そこかしこ。
……無論、30分ほど走っては5分ほど休憩を取りながら、ですが。


ちょっとしたロマン。


Pixivを御覧の方は、ご存知の通り。
最近、『雪印コーヒー牛乳』と『暴君ハバネロ』に、ドハマリ中でして。
……とは、云うモノの。
……実は、久しく『暴君ハバネロ』を食べていない事実に気が付いて。
……どうせなら、「激辛vs甘々」をリアルでも実践してやれ、と。


そんなこんな、で。
雪印コーヒー牛乳』(シガタケさん版)と『暴君ハバネロ』を求めて。
走り回っていたワケですよ。
炎天下の中を、灼熱のアスファルトの国道を、二時間ばかし。


……ところが。





「ゆきこたん」シリーズは、六者六様、平均的に色々な店で見掛けたのですが。
そして、シガタケさん版を手っ取り早く購入して、クーラーバッグに拉致(確保)したですが。


ハバネロたんが、ドコにも居ねぇッ!?!?
暴君ハバネロ』、ドコにも売ってねぇッ!?!?


さすが300,000スコヴィル、その辛さ、伊達じゃない。
「ゆきこたん」ほど、甘くない。
よもや、こんなカタチで、ハバネロに起因する灼熱地獄を味わうコトになろうとわ。(笑)


がつがつ喰って、胃袋の中から灼熱地獄を愉しむ予定でしたが。
一片の欠片も喰らうコト無く、身体の外側から、灼熱の火照りを体感するハメになろうとは。


……そんなワケで。
……たかが、100円ちょいの小さな夢すら、叶うコト侭ならず。
……ボクの今年の夏は、静かに終わりを告げました。


結論。


カネがあっても、愛があっても。
実現できない小さな夢、……ってのは、そこかしこに転がってるんだなぁ、と。


今件は、愛さえあれば、カネで解決できる障壁なんですかね。
タクシーを侍らせて、吹田か千里か箕面まで飛ばせば、ゲットできたのかしら?
最悪、市場廃盤とかの場合。
300,000円を積んでも、300,000アメリカドルを積んでも、300,000中国元を積んでも。
暴君ハバネロ』の300,000スコヴィルの想い出は、もう入手できませんからねぇ。
……ひょっとしたら復刻版っぽいのも有りそうですが、復刻版は初物とは味が違うし、ね。


久々に、資本主義の多数決暴力の都合に、童心を踏み潰されました。


期間限定商法とか、不人気だから販売終了とか、ヤめてくれ。
頼むから。
マジで。