こけし…

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黒髪の
おかっぱ頭
……なんだけど


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そう云えば。
ミズハスだか、ゴトゥースだか、あの辺の誰かの誕生日だと思って調べてみたら。
ロハス広橋涼さん)の誕生日でした。
……ィャ、ひだまりファミリーじゃないけどな。(笑)


金田一一、ヒメ社長、クロンダイク、あやね、の、誕生日。
クロンダイク、つっても。
ドキプリの「ソリティアの謎のおにーさん」じゃなくて、『ファイブレイン』です。
……まぁ、『ファイブレイン』のクロンダイクが誰なのか、ボクも知りませんが。(笑)


えーと、その辺の「話のマクラ」は、軽く、スルーするとして。


箱の日。
箱入り娘、……っぽい女の子たちが織り成す、キラキラ輝くモザイクみたいな日々の話。


きんいろモザイク


黒髪、なんですよ。
おかっぱ、なんですよ。
時代錯誤の大正浪漫な雰囲気を醸す、日本人キャラなんですよ。
友達の金髪は「アリス」って名前なんですよ。(待テ。)


……なのに。
……「ふーん。」としか認識しない、ボクの萌えアンテナ。
……湯音、ゆきこたん@シガタケさん、デボラ母の娘タバサ(DQ5)。
……二条乃梨子、仙童紫、土萌ほたる、神無月葵、三条燕。
……「正統派(黒髪)おかっぱ」は、ツボじゃ無いのか?俺???


黒髪おかっぱ > 黒ツインテ > 金髪幼女 > その他。


……じゃ、無いのか?


うん、なんとも不思議です。
珍しく「正統派おかっぱ」なんですよ。
桜野音羽、香椎愛莉、福路美穂子、みたいに「おかっぱ的ボブ」では無い。)
しかも。
「十歩ゆずって『黒』とも言える濃寒色。」じゃなくて「黒。」なんですよ。


なのに。
大宮忍。


網膜の奥まで、届かないんですよ。
心まで届かないと云うか、知識として名前を押さえておく程度で満足と云うか。
なんつーか、なんだろう。
個性が無い、魅力を感じない、生気が見えない、空々しい、白々しい。


高校生か大学生(院生)で、絵画の技術が人並み以上に長けていて。
タグで「進撃の巨人」って打ち込めば1,000オーバー狙えるとかって、エレンの絵とか描いてみて。
閲覧者数と評価だけは、相応、神格視されているっぽいのに。
ブックマーク、ツィッター、コメントなどの第三者の反応が、妙に、冷めてるタイプの上手絵師。
こんな上手なのに、巡回ボットとROM専からしか相手にされてないの?、……的な。
上手絵師と上手絵師が形成する創造性のシンパシー、みたいなモノが何も無い、一枚の上手な絵。
アニメが終われば最期、この人、二度と『進撃の巨人』関係の絵は描かないのかな、……みたいな。


……そんな感じの、空虚さを感じるんですよ。
……大宮忍、は。
……つーか『きんいろモザイク』、は。


ィャ。
進撃の巨人』と『きんいろモザイク』を対比したいのでは無くて。
進撃の巨人』は、その人気の過熱と急冷を揶揄するために引き合いに出しただけで。
あくまで『きんいろモザイク』、単独の話。


なんつーか。
黒髪おかっぱとか、金髪ツインテとか、髪型に対する「萌え」的な情熱が、無いみたい。
手首の先だけで「可愛いなー♪」って、黒髪おかっぱとか、金髪ツインテとか、描いてるみたい。


せっかく。
色彩対比をタテ軸に、文化感覚のズレをヨコ軸に、こんな個性的な世界観を確立したのに。


「黒髪おかっぱ、今、ブームがキてるみたいですよ」
「……じゃあ、主役は、それで」
「サブキャラ、どうします?」
「黒髪の相方っちゃー、金髪一択でしょ」


こんな感じ、で。
原稿用紙のアッチ側の、作り手の打算が、作品に滲んじゃってる気がする。
アンバランスに、黒髪ツインテとか、ぽつんと混じってるし。
(作者一人の怠慢じゃなくて、出版社とか編集担当とか全体の商業主義がモロに出てる。)


その丸っこい見目から「こけし」と称されてネタにされる、忍。
それこそ「黒髪おかっぱ+和服」の新時代のブームを意識した小噺が、多く見られるのですが。
(『異国迷路のクロワーゼ』的な。)
そのネタの流れを、作者が楽しんでいない感があって。
本当は、金髪一色のバロックでゴシックな四コマを描きたいのが本心なのかなー、って。


大宮忍の黒髪おかっぱ、が、作者から愛されていない感じにも思える不思議。
それが、なんか、すごーく勿体無いなぁ、……と。


誤解の無い様に、最後、言い加えますけれど。
面白いですよ、萌えますよ、好きですよ。
キルミーベイベー』や『ゆゆ式』に匹敵するくらい、熱中してますよ。
……ただ、逆に云えば。
……黒髪おかっぱが主役なのに、自分の中で、その辺のアニメと同レベルの好感度ってのが。
……なんか、解せない。


金髪ツインテツンドラ(キルミー)、と。
ピンクの短髪の突っ走りバカ(ゆゆ式)、と。
黒髪おかっぱの天然、兼、ツッコミ担当(きんモザ)、が。
……どいつもこいつも、みんな、一緒のレベルで愛らしい不思議。