♪ 進撃の好拾 ♪

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表題の「好拾」は「好きテン」って読んで下さい。
「拾」は、要するに「十」なんですが。
「十」だと "Ten" だか "Plus" だか、視覚的にゲシュタルトが混乱するので。


そう云えば、四月期は『好きテン』ヤってなかったですねぇ。
……、っても。
……四半期それぞれ、回ごとに大きな変動があるワケでも無いので。
……いっそ、半年に一回か、年に一回でも良い。(笑)
……追々、考えつつ、その時の「ノリ」と「イキオイ」で。


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♪ 第一位 : 四葉ありす嬢。(『ドキドキプリキュア』) ♪


可愛いは、正義。(違っ…)
「攻撃は、最大の防御」を極めたる者、しかし強さに驕り、道を誤る。
正道への求道から「柔よく剛を制す」の極致を開眼。
不倒不殺の活人拳に燃える、グランド・マスター。
『武』に於ける強さ、とは、こう云うモノだとボクは思う。


♪ 第二位 : 小早川凛子。(『ラブプラス』) ♪


長倉侑子>(マイナー志向の偏屈補正)>小早川凛子
そろそろ、リンコに飽きてきたのは、正直な私見です。
……、が。
……飽きた後から、更に、愛らしさが増す感じ。
……その微細なニュアンス、果たして、伝わるか否か。


♪ 第三位 : 高木ハツ江さん。(『今日の料理ビギナーズ』) ♪


トシ子>ハツ江>あかね=ぷち。
……まぁ、なんだ。
予定調和が腐り果てた『平成サザエさん』より、このアニメの方が好きです。


♪ 第四位 : トワイライト・スパークル。(『マイリトルポニー』) ♪


ボクは、いわゆる「ケモナー」では無いので。
ポケモンとか、デジモンとか、その手のを見て狭義の「萌え」は感じません。
その上で、可愛いです。
健気に頑張る姿には、素直に、心が洗われます。
……そして。
「一人上手と見せ掛けて根っからのヘタレで、周囲に助けてもらうキャラ」。
沢城みゆき嬢の演技の醍醐味が、余す所無く恐縮された、神域の布陣。


♪ 第五位 : 北白川たま子。(『たまこマーケット』) ♪


特に、何かしら、特徴があるワケでも無いのですが。
「何の特徴も無いのが良い」を地で押し通す、ノーマル・タイプの底力。
けいおん!』で培った製作者の手癖が、上手い具合に昇華したのかなー、とか。
先入観が何も無い分だけ、素直に、てんやわんやを楽しめるヒトでした。


♪ 第六位 : 量産型ミサカ。(『とある科学の超電磁砲』) ♪


科学的に『造られた』とは云え、一応、人命なので。
ドラマツルギーのために易々と虐殺される光景は、見ていて不快の一語なのですが。
虐殺や暴力を度外視して、キャラクターだけを考えてみると。
機械的な無個性に見えて、強烈なアイデンティティを誇示する。
あの、ミサカ(妹)の独特のセリフ回しは、知らず知らずにハマります。
……と、うにうに。は、ミサカ(妹)の口調の醍醐味を再三に渡り力説します。


♪ 第七位 : 佐藤小百合。(『スパロウズホテル』)♪


土台、巨乳にも、暗殺者(スナイパー)にも、興味は無いのですが。
佐藤さんは、何か『武』の一陣として、地味に好きです。
四葉ありす嬢と、互角の「死合い」が侭なるほどの、手練。
……その殺意の波動を、微塵にも感じさせず。
……飄々と不殺の活人拳を繰り広げながら「特技は巨乳と暗殺です。」とか抜かす。
……弱いのか強いのか、よく分からないアンバランスが素敵です。


♪ 第八位 : 黒猫。(『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』) ♪


……今さら、多くは語りませんが。
……まぁ、気持ちは分からんでも無い。みたいな。
あからさまに露骨なツッコミ待ちの「取って付け、の、わざとらしさ」が。
こうも長期的に、安定的に、賞賛され続ける理由が、何となく頷ける気がしつつ。


♪ 第九位 : ニャル子さん。。(『這い寄れ!ニャル子さん』) ♪


話数を重ねるにつれて、ようやっと、方向性を把握できたみたいで。
本来の持ち味、と云うか、ベース・スタンスを意識した上で、小気味の良い動きが出来る様になりましたね。
……ィャ、ニャル子さん本人が、では無く。
……中の人の、阿澄佳奈さんが。(笑)
その兼ね合いで、やっと、セリフ回しに振り回されるコト無く落ち着いて見るコトができる様になりました。
個人的には。
『這い寄れ』を主論旨とするなら、新井里美さんをニャル子に据える方が良い気もしますケド。(笑)


♪ 第十位 : 比企谷 八幡。(『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』) ♪


なんつーか。
似た様なコンセプトで考案された、この手のネガティブ主人公って、誰も彼も一緒くた、なのですが。
セリフの中で「……あー。」ってシンパシー率が妙に高いので、気になるヒト。
『変猫。』も『俺修羅』も『中二病』も『俺妹』も『僕友』も。
「素っ頓狂で、わざとらしいヒロイン」が「ヘタレなツッコミ主人公」を振り回す方向性。
もはや、誰が、何を書いても同じ作品に成り下がる時代なのですが。
……その中で、まぁ、辛うじて主義信条が記憶に引っ掛かったキャラクター。


次点 : 武者小路祝。(『裁断分離のクライムエッジ』)
次点 : 筒隠月子。(『変態王子と笑わない猫。』)
次点 : 小鳥遊六花。(『中二病でも恋がしたい』)


……ィャ、カワイイんですよ。
……ィャ、カワイイんだけどさ。
……地味に、波打際のむろみさんの方が、若干、上位。(笑)
……むろみさんが12位、列挙した面々は17位とか、18位とか、その辺。


ちなみに、暫定11位は、レジーナ嬢(『ドキプリ』)。


<雑感。>


日本のアニメは、どんどん、ダメになって来てる気がするよね。
むしろ。
アニメ以外のコンテンツが伸びて来て、アニメに振り回されなくなったのは良いコトですが。
今時分に、アニメ以外のコンテンツで、原作ストックを温存しておいて。
また、「エヴァブーム」「ハルヒブーム」みたいな爆発期に、発散させるんですかね。


……目算、次のブームは2017年ごろかしら?
……ドンブリ勘定なので、具体的なブームの波の測定は無理ですが。
……少なくとも、今年と来年は、こんな感じの「不作」が続く気がする。


「不作」。


みんなが『進撃の巨人』について騒いでるから、自分も、見てるけど。
正直、何が良いのか、サッパリ理解ができない。
……けど、みんなとの会話の輪に混ざるために、見なきゃいけない。
……みたいな、消極的なアニメ志向。


ソードアートオンライン』『境界線上のホライゾン』『アクセルワールド』など。
あの時間帯のアニメに、なぜか、顕著に見られる傾向。
まぁ、そのうち二期とか三期とかヤるだろうし、見てればネタに困るコトは無いかな、みたいな。
(『タイガー&バニー』は、例外的に、腐女子層からの積極的なニーズがあった。)