はわい…

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ハワイ来て
水着も着ずに
何するの……?


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とろーりんぐ♪丹下桜さんの声で。)


とろりーばす♪丹下桜さんの声で。)


……おっと、失敬失敬。


ボクは、こう見えて、意外と多趣味の八方美人に思われガチですが。
「あまり、興味の無い趣味」ってのも、そりゃ、有るワケで。


その一つ、旅行。


ィャ、独り旅とか好きなんですケド。
『ザ・旅行』みたいな、いわゆる、一般的な「旅行」は、ノーサンキューなのです。
……逃避行だか、自分探しだか、コミケ買出し紀行とか。
……そうした「ネガティブな一時的家出」みたいな、そんな旅なら、好きです。
……コミケへの(客としての)参戦は、ネガティブなんですか?
……でも、逆に「健康的な旅行ですか?」と問われても『Yes』とも云えないじゃん?(笑)


なんつーか、ほら、アレですよ。
「旅行って楽しいよね♪」みたいな、押し付けがましいレジャー観が、苦手なんです。
山で肉を焼いたり、海で泳いだり、史跡文化や大自然を眺めたり、ショッピングしたり。
……。
……でも、コミケ買出し紀行って『ショッピング』ですよ?(笑)


ともあれ。
まぁ、ボク個人の主観は、さて置いて。
そろそろ、シーズンたけなわに向けて、旅行関係業者が本気を出す時季でして。
それっぽい「夏休みの旅行」な感じの宣伝を、各所で目にする機が増えたのですが。


無論。
こうした風潮ってのは、バブルとかアベノミクスとか云われる前からの、伝統で。
好景気だろうが、不景気だろうが、旅行商品の宣伝ってのは、昔ッから観られたのですが。


フッ、と、気になったコト。
どこかのCMで、AKB48だか、AKB48っぽい別のグループだか、が。
ハワイとか、グアムとか、何の変哲も無い「夏の旅行は当社で♪」みたいな、セオリー遵守。
……なのですが。
……妙な、違和感。
……一社、二社、のみならず、全体的に『旅行商品CM』全般に感じた、違和感。


昭和世代、各位。
(平成バブル崩壊直後に小学生だったヒト、も、含めて良いかも。)


思い出してみて下さい。
ハワイのCM、バリのCM、グアムのCM。
青い空、白い砂、輝く海。
そして。
水着姿の、おねーさん。


……ええ。
……水着姿の、おねーさん。
……最近、こうした、近隣海外への海洋リゾートの CM にて。
……まったく、目にしなくなった気がするのは、ボクだけですか???



そりゃ、近隣諸国への海洋リゾートの目的は。
ショッピング、大自然観光、他所の土地でのダベリ、などなど。
『海で泳ぐ』以外にも、ヤれる事が、たくさんあるのですけれど。
トロリーバス、なんて単語を、割りと頻繁に耳にする機会も増えましたし。


なんつーか、なんだろう。
旅行商品としての宣伝の本旨が「泳ぎに行きませんか♪」なのに。
出演者が、誰一人として水着を装備していない、文脈上の言論不一致。
……そこに、何とも、至極どーでも良い、小市民的な違和感。


そりゃ、夏なので、人並みに性欲も盛んな時季ですし。
ボクも、健康的に性欲を持て余す、オトコノコの一人として。
テレビであれ、若い女の子の水着が見たい、みたいな素直な欲求もあるのでしょうけど。(笑)
それが、年齢的には女子高生とかの柔肌とあれば、殊更。
……とか、どこまで冗談か、どこから本気か、その辺の言い草は、それとして。
……「家族連れだと、男児や幼女も水着ですからね♪」とか、暴走しても良いのですけれど。


どちらかと云うと、今日の論旨は、真面目な話なので。
女児だろうが、女子高生だろうが、キレイなお姉さんだろうが、平均的に含めます。
「水着で楽しそうに泳ぐサマが、自然に映える映像文脈」なのに。
むしろ、意図的に、不自然に、水着では無く、普段着で海洋リゾートの魅力を演出する、チグハグ。


ニーズの変化、……ってのも、あるんでしょうケドね。
グアム、ハワイ、タヒチ、バリ、などなどに対して、日本人観光客が求めるのが。
「海洋レジャー」では無く「南洋異国ショッピング」みたいな感じ、で。
水着で楽しむよりも、普段着で楽しむレジャーの方が、ニーズが高い、みたいな。
「まぁ、せっかく来たし、縁起物だから、ついでに泳いどく?」みたいな。
『海で泳ぐ』と云う発想自体が、旅行目的としてサブ・オプション化したのかなぁ、……と。


映像倫理やら、青少年保護の観点やら、で、水着を自制しているのか。
水着レジャー以外の目的が「旅行商品」としてのセールスアピールなのか。
どちらにしても、何にしても。
せっかくの夏気分も、水着じゃないだけで半減してしまうってのは、不思議な感覚ですね。
……だからって。
……茶の間のテレビで水着姿のお姉さんを見ても「ふーん。」としか思いませんけれど。
……それはそれ、これはこれ。
……こう云うのも、一つの風物詩だと思うんですケド、ね。