かどかわ…
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「角川」が
9 社を喰って
『KADOKAWA』に!?
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今日は、いささか、長い、長い話になります。
内容を書いては消し、消しては書き足し、三日ほど掛かりました。
投稿に関しては、メモ帳からのコピペ、なので。
これまでの苦労とは裏腹に、晩飯休憩の間に間に、一瞬で作業が終わるのですが。(笑)
……なので。
……これからのゴールデン・ウィーク、何の予定も無い、ヒマな時間に。
……煎餅なり、ケーキなり食いながら、ダラダラと読み流して下さい。
4月23日、蜆(シジミ)の日。
世界読書デー、……とか、何とかで。
アッチに、時事を絡めた4コマ漫画を描いたりしたワケですが。
4月25日。
『機動天使エンジェリック・レイヤー』の鈴原みさき、の、誕生日。
今日のみさきちのパンツは何色なんですかね?(なー!?)
……とか。(笑)
……そんなこんな、に、ちなんだ話題。
……ィャ、みさきちのパンツの色がどーこーの話じゃなくて。(なー!?!?)
えーと。
のっけから、発情期全開のエロエロ大魔神で、突ッ走ってしまいましたが。
此処からは、ちょいと、モードを切り替えます。
上記。
鈴原みさきのパンツの色がどーこー、で「なー!?」の話。
不真面目なネタ振り、……と、見せ掛けて。
じつは、今日の本旨へと間接的に理論誘導するための布石だったりします。
「オタク、と、オタク、の、会話」ってのは。
こうした、知識と知識の丁々発止の繰り返しによって展開されるモノでして。
ある単語を「ジャンプ台」として、いかに、多方面へと話題が広がるかが、肝です。
「肝」とは云いつつ、傍目には「キモっ…」に見えたりもしますケド。(笑)
……専門分野については造詣が深い、けど、一般人と『自分』を隔離したがる手合いに対して。
……どう表現すれば良いのか分からない畏怖、を、「キモい」と表するってのは。
……分野が何であれ、オタクをやっていると、侭、向けられる蔑視の矛先でして。
プロ野球の巨人や阪神などに対する、熱度の入れ込みがハンパ無い。
(最たる例として二球団を挙げましたが、中日や広島などの場合も、当然、ある。)
鉄道の写真を撮るために、列車の運行を阻害するほどの危険行為を平気でヤる。
夫の稼いだ賃金の大半を、妻がイケメンのアイドルやスターの印税に貢ぐ。
妻の生活の苦心を無視して、自動車や衣服などの遊興嗜好に膨大なカネを注ぎ込む。
損益とは別の理由で、パチンコや競馬に無心して自分を見失う。
(生活が掛かってて、眼の色に死生が滲み出てるほどの中毒者の場合は、別問題。)
(勝った、負けた、その程度の話題のレベルでギャンブルしてるヒトです。)
まぁ、なんだ。
どう考えても、まともな会話ができない手合いにしか見えないのですが。(笑)
……「まともな会話ができない手合いにしか見えない」ハズ、なのですが。
……「まともな会話ができない手合いにしか見えない」同志が、意気投合して。
……「キモッ…」とか云われながら、趣味の醍醐味の『肝』について語り合う。
……とか、そうした密度の濃い人間関係ってのが。
……世の中には、意外と、侭、存在しています。
まともな会話ができない手合い、と、まともな会話ができない手合い。
両者が揃って、何の話をするものか、……と。
まともじゃない人間同士だからこそ分かる、その道の深淵の話。
その分野に、全身全霊でドハマリしているからこそ分かち合える、シンパシー。
…………で、よ。
例えば。
『エンジェリック・レイヤー』の、みさきちの、パンツの色。
……に、限らず。
……CLAMPに関する会話の途中で、うっかり、自分が「いじられキャラ」にされた時。
……フレキシブルに「なー!?」と返答できる、とか。
……そうした丁々発止が、できるか、できないか。
……それによって、オタク同士の輪の中での自分の立ち位置と云うのが変わって来ます。
無論、CLAMPっても、色々なマンガを描いてますから。
美形のオトコが「BL」で「やおい」的な系譜にしか興味が無い、ってヒトも居て。
そうした人々の集まりで、みさきちのパンツがどーこーとか言っても無視されます。(笑)
……が、『エンジェリック・レイヤー』を軸にして考えると。
……例えば、いっちゃんチーフ、と、王二郎、の、兄弟姦が(…18禁…)とか。
……兄弟に限らず、オトコ同士で、性的だのプラトニックだの、そうした展開になったりして。
……いっちゃんチーフは、オンナと結婚したから論外、とか。
……だったら、ザガードとランティスは(…18禁…)、とか。
……ザガードだって、エメロード姫(オンナ)に惚れてたじゃん、とか。
……みたいな感じ、で。
……そうやって、話がどんどんと広がって行くから、楽しいのです。
補足。
上記、王二郎の兄、いっちゃんチーフ。
三原一郎。
別作『ちょびっツ』にて、日比谷千歳と結婚後、死去。
ザガード、や、ランティス、の、兄弟姦どーこー、とは、微妙に関係が無いです。(笑)
…………、が。
……「オンナに惚れたから、BLとして、論外。」って意味では。
……ザガード(エメロードとは、未婚。)と、両天秤に掛けて否定されても不思議は無い。
つーか、ランティスだって。
獅堂ヒカルに色目を使ったり、プリメーラ連れ回したり、オンナをはべらせてたケドな。(笑)
つーか、王二郎だって。
いちいち、みさきちにパンツの色を聞く、とか、オンナの性に御執心だったケドな。(笑)
つまり。
「BL」や「やおい」の視点から、CLAMPを一例に出す場合。
『エンジェリック・レイヤー』や『レイアース』を基軸に据えるのが、土台、まちがい。
……もっと、ガチで密度の濃い、オトコ×オトコとか、いくらでも居るだろう。
(最たる例だと、雪兎×桃矢。)
……と、まぁ。
……例えば、アニメオタクが物を語り出すと。
……こうやって、どんどんと、広がって行くワケなのですが。
なのですが。
オタクをやっていて。
こうした、友達同士の会話の広がりに、知識が付いて行けなくなって。
フッ、と、仲間内の輪から居なくなっていたり。
単騎(一人)でアニオタやってたけど、いつの間にか、すっかりアニメ見なくなったり。
……みたいな感じ、で。
……一人、また、一人。
……アニメオタクだったハズのヒト、が、アニメコンテンツへの興味を喪失して。
新規の客層を取り込んで、さらに営利を拡大しよう、……と、目論む。
アニメ産業界の期待とは裏腹に、ついに、深刻な問題に発展してしまいました。
つまり。
「アニメコンテンツに対して、カネを出すヒト」の減少による、マイナスの引き波、が。
いよいよ、実害して実体化しつつあり、アニメコンテンツ産業を蝕み始めたのです。
……要するに。
……アニメコンテンツを作ってもカネにならず、操業が侭ならなくなって、倒産に近い状態。
「アニメコンテンツ」とは、表現しましたケド。
アニメに限らず、ライトノベル、ゲーム、マンガ、あらゆる方面の話。
いずれ、ともすれば、テレビアニメ等に発展し得る可能性のあるジャンル、全般。
……、が。
……テレビアニメ等に発展した、にも関わらず、営利が向上しない。
……で、制作費や宣伝費を、営利で回収できなくなって、赤字になって、ジ・エンド。
えーと。
角川グループホールディングス、でしたっけ?
……アスキー・メディアワークス。
……メディアファクトリー。
……エンターブレイン。
……富士見書房。
……などの、小規模な関連子会社を、丸呑み吸収合併した、とかで。
ええ。
アスキーも、エンターブレインも、富士見書房も『KADOKAWA』になっちゃったんですよ。
つーか。
そもそも、角川書店が、まず『KADOKAWA』になっちゃったんですよ。(笑)
カッコワライ、とは、書いてますケド。
実は、意外と、真面目に考えられて、角川書店は『KADOKAWA』に変わったんですよ。
海外のヒトに、自分たちの社名をひけらかす、そんな目的。
……その兼ね合い、で。
……ついでに、独立採算が立ち回らない子分を、親分の膝元に呼び集めた、と。
そもそも。
まず、何のために、それぞれ企業個性を分断して「のれん分け」したのかって話ですが。
「のれん分け」したフランチャイズが、ことごとく、ダメだったので。(笑)
もう一回、親会社として体制を立て直して、仕切り直そうか、……と。
どうなんですかね。
正直、このニュースを見た時。
『KADOKAWA』が引っ張り込んだ、計9社がダメだった、と、云うよりも。
顧客が、現在のライトノベル産業に対して、全体的に「No」を突き付けた、と。
ボクは、そんな風に感じたのですが。
電撃とか、KADOKAWAとか、ガガガとか、そんな一社一社のレベルの問題じゃなくて。
もっと、こう、本質的に。
今の日本の、ライトノベル制作会社は。
全社、どこも、商的価値が無い粗悪な模倣乱造品しか作らない、と。
……だから、買わなくなった客の数が、じわりじわりと広がって来たのかな、と。
……顧客が、暗に『ライトノベル』と云う産業形態を否定したのかな、と。
……そんな風に思ったのですけれど。
無論。
今も、多くの人々が、ライトノベルを愛好してますよ。
……けど、ね。
……今のファン、とは異なる、新しい愛好客層が増えていないのが問題であって。
……今のファンが飽きて離れたら、営利は、どんどん、マイナスなんです。
……今のファンが居なくなっても、別の新たなファンが営利を担保してくれる。
……と、云う、今までの産業の図式が、崩壊しつつあるんです。
で、結局。
『KADOKAWA』は。
日本の客はカネを出してくれないから、じゃあ、海外の客を探そう、と。
そんなこんなを考えての海外進出、なのかなー、……と。
……そのついでに、日本で客を釣れない子会社を片付けたのかなー、……と。
……これ以上、マイナスを続けないために。
……日本で広がるマイナスを、海外でプラスに転進させるために。
アニメコンテンツ、殊、ライトノベルの客離れが顕著になったのは。
ライトノベルの質が下がって、新規顧客の食指を刺激する作品が無くなったから、なのか。
……それとも。
ライトノベル等のアニメコンテンツの楽しみ方を知らない層が増えたから、なのか。
書かれてある文章を物理的に「目読」する(「黙読」じゃないよ)しか、できなくて。
物理的な「目読」だと、何回も読んでると、飽きてきて。
(それっぽい美麗とか「萌え」とかの挿絵も、また、視覚的に飽きてきて。)
『書かれてある文章を軸に、考えの幅が、どんどん広がって退屈しない。』
……そうしたライトノベルの楽しみ方、と、云うか。
……「知識や発想の、跳躍・拡散」の楽しみ方を知らない層が増えたのかなー、……と。