ばっさり…

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切りたいよ…
椿みたいな
その髪を…


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婦人参政権が初めて認められた兼ね合い、で。
4月10日は、(社会的・政治的な存在意義としての)女性の日、だそうで。
なのですが。
「女性は産む機械」とか、平然と、政治家が口走る時代ってのも、どーかと思いつつ。


まぁ、そんなこんなの諸事も踏まえつつ。
社会に於ける女性の在り方を問う、そんな日。
……とか、そんな、小難しい議論を持ち掛けるつもりは、サラサラ無いです。


女性の在り方、……と、云うか。
ポリシーとか、アイデンティティとか、そんな感じの話をする段に於いて。


髪の毛。


それが重要視される機会が、割りと、多かったりするワケでして。


……はい。
……今日の本旨がどこに据えられるのか、もう、察して頂けましたね。(笑)


<髪切りフェチのクライムエッジ>


まぁ、なんつーか。
オタクの興味を引くための、あの、わざとらしい黒髪ロング、……を。
ツッコんだら負けなのは百も承知、その上での、負け戦。(笑)


あの長い黒髪を見た瞬間、最初に思い出したのは。
「日本の女性は、椿です。」……って言ってた、某ヘアーケア製品のCM。
(コンディショナーだか、シャンプーだか、リンスだか。)


「日本の女性は、椿です。」
……考えてみれば、ものすごく、無礼で非礼な言い草なんですよ。
……そもそも『椿』ってのは、武家が倦厭するほどに、縁起の悪い花ですもの。
……だって、さ。
……花弁はそのままに、ぽとりと、首が落ちるのよ?


あの「日本の女性は、椿です。」ってCMを考えたヒトは。
『美しく、若いうちに、さっさと散れ。』とでも云いたかったんですかね。


そんなこんなの諸事情が、あったのか、無かったのか。
(あのCMを見て、ボクと同等の嫌悪感を抱いた女性客からの苦情が殺到したのか、否か。)
いつの間にか「日本の女性は、椿です。」って悪言は、CMコピーから消失してました。
あの一文を考えたヤツは、即刻、解雇でも構わない、と、ボクは思うですけれど。
……上司から怒られて一段落、今は、次のCMを作ってるんでしょうね。たぶん。


補足。
椿、は、「色艶」も「香り」も上品な、楚々たる花です。
椿、は、女性の髪の毛を美しく煌かせる有効成分が、たっぷり凝縮されています。
椿、は、女性の髪の毛にとって、神様からの贈り物とも呼べるほどの逸品です。
……ただ、一点。
……その、可憐な美しさをそのままに、枯れる事も無く地に落ちるのが、難点でして。


そんな感じのコトを思い出しつつ。


武者小路祝、の、あの、駄々長い黒髪ロング。
それを切るや、切らずや、の、チキンレースを楽しむのが本旨、……かと思ったら。
第一話にして、バッサバッサと、一気に断髪。
……小森霧、が、常月まとい、に、なりました。
……ボクの目には、そう見えました。(笑)


かと思えば、第二話には、また元の、駄々長い黒髪ロング。
……常月まとい、が、小森霧、に、なりました。
……とか、もう二回目だから慣れたので、そんなネタは考えませんでしたケド。(笑)


もう、何を訴えたいのか、まったく本旨が分からない。
そもそも。
原作者は、ホントに、ガチで、髪フェチなのかしら……、と。
客目を引くネタの肴に『髪の毛』を山車に使ってるだけ、にも、見える。


それはそれとして。
もう一点。
この作品に於いては、祝の髪の毛の伸縮長短よりも大きな、ツッコミ所。
武者小路祝、の、中のヒト。
小岩井ことりさん。


長ッ!?
髪の毛、長ッ!?!?


……えぇ、もう。
……こんな感じの視聴者のオーバーリアクションが目的で、布陣されたのね。(笑)
……製作者の意図を汲んで、わざわざ、釣られて差し上げました。


ィャ、でも、ホントに長いんですよ。
『髪切りフェチのクライムエッジ』のために伸ばしました、って、力説されたら。
世辞でも辞令でも「お太鼓」でも、マジでもガチでも真実でも、どっちにしても納得です。
……無論、実際には、この作品をヤる以前から、気合いの入った黒髪ロングですが。


で。
調べてみたら『じょしらく』にも出演してたそうで。
波浪浮亭木胡桃。(……誰?)


てっきり。
後藤(弱)沙緒里さんが演じていた、あの黒髪ロングを演じていたのかと思ったさ。
暗落亭苦来。
……木胡桃は誰だか知りませんが、苦来はシッカリ覚えてますヨ。
……だって。
……後藤(弱)沙緒里さんと、見目も、中身も、ソックリだったんだもの。(笑)


武者小路祝、と、小岩井ことりさん、は。
「髪の毛の長さ」の外観酷似を乗り越えて、心身ともに、キャラと一体になれるのか。
その辺のサジ加減を加味して見ると、また、違った面白味があるかなー、……と。