とうにゅう…

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豆乳を
投入したら
ひと煮立ち


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豆乳鍋


割りと、昔(五年ほど前)から、知るヒトぞ知る家庭料理だったのですが。
少なくとも、トマト鍋よりは、古くから日本の食卓を陣取ってた気がするですが。
……つーか。
未だに、「トマト鍋」と「ポトフ」の区別ができないボクですが。


ィャ、トマト鍋の話じゃなくて。
まぁ、トマト鍋にも云えるコトでも、ありますが。


鍋の、シメ。
タンパク質だの、野菜だの、がっつり腹に詰め込んだ、最後の最後。
トドメに、胃袋に炭水化物を詰め込んでシメる、……と云う、食の不思議。
目算経験値 75% ぐらいの比率で、白米が第一候補なのですが。
モノによっては、ラーメンとか、うどんとか、餅とか。
場合によっては、蕎麦、なんてのもあったり。
……蕎麦って、炭水化物だったんですねぇ。


で。
豆乳鍋のシメ。
コクが濃厚な割りに、味が淡白なので、白米が無難なのですが。
最近。
ドヤ顔で「豆乳リゾットでシメるのが、通」みたいな話を、頻繁に耳にします。
(トマト鍋のシメも「イタリアン・リゾット」って副説も、ついでに耳にする。)
(ただし、トマト鍋のシメの場合、パスタやマカロニを候補に挙げるヒトもいる。)


ィャ、まったく、その通りですよ。
チーズを追加して、塩コショウで味を調えて、コクと旨味が白米に染み込んで。
がっつり系、と見せ掛けて、胃袋へのダメージも意外と小さいです。
(サラサラ消化が進み、スリルと大腸まで流れる。)


……ただ、ね。
……豆乳鍋のシメ、の、「豆乳リゾット」。
……豆乳鍋が世に広まった当初からの、一般常識だった気がするですが。
……つーか、リゾット以外に、選択の余地が無い気がするですが。


今さら、目からウロコと言わんばかりに「豆乳リゾット」とか騒いでるヒトは。
それまで、豆乳鍋のシメは、何を食ってたのかなぁ……、と。
「豆乳雑炊」とか、「豆乳おじや」とか?


ともあれ。
豆乳鍋、……と、云えば。


最近になって取り沙汰される機会が増えた、豆乳鍋に関する、新しい作法。
コレについては、2013年の冬に、改めて言われて、ボクも新たに気が付きました。
ひょっとしたら、五年前から、一般常識だったかも知れないけれど。
少なくとも、ボクは、今年に入ってから注目する様になった、新作法。


豆乳鍋の作り方、ってのは、そりゃ、色々とあるワケでして。
具材、豆乳を張るタイミング、出汁の種類、煮込み時間、シメ、などなど。
家庭によって、種々様々なヤリ方が存在します。
ただ。
何は無くとも、どんなレシピでも、豆乳は絶対に必要なワケでして。(笑)


その、肝心カナメの、主役の、豆乳を準備する段に於ける、作法。


『今日の料理』でも『今日の料理ビギナーズ』でも、ヤってました。
『青空レストラン』でも確認しました。
ラジオでも、いくつかの番組で、豆乳鍋の話になると、この作法に触れられていました。


豆乳鍋を作る際の、新しい作法。
五年ほど前から、豆乳鍋が世に広まった当初からの、常識的作法かも知れないですが。


鍋に、豆乳を注ぎ込む時には。
「ここで、豆乳を投入します」って、言わなければならない。(……ぇ?)


……。
……待って、ちょっと待って。
……何も入っていないとは云えども、さすがに土鍋で殴られると痛いから、ヤめて。


「豆乳を、投入します。」って。
言わなければならない、っぽいですよ?
……ィャ、言わなければならないってコトは無いんですけれど。(笑)
……どこで、豆乳鍋の話をする際にも。
……『豆乳を投入』って、みんなが口を揃えて云っているのが、面白いなぁ、と。