さらまんどら…

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覚えてる。
サラマンドラ』の
絵も、歌詞も……。


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1月15日、旧・成人の日。
転じて『(性的に)アダルトの日』、……とか。
先日の1月14日、現・成人の日に、冗談半分、ネタ半分、ふざけて書いたボクですが。


ウソか、ホントか、知りませんが。
1月15日が『(社会的に)成人の日』に固定されていた時分から。
1月15日は、『(性的に)アダルトの日』として、記念日が確立されていたらしいです。


ィャ、ホントホント。
瓢箪からウロコ、目から駒。
日本で最初のヌードショーが始まった日、と、云うか。
性風俗のサービスが、ショービジネスとして、経済産業的に稼働するに至る地盤を確立した日。
(性欲と金子を持て余す道楽では無く、「雇用」だの「需要と供給」だのを真剣に考える契機。)
(権力者に目溢しを受けたアウトローのサイドワインダーでは無く、経済活動的な事業として公然と。)


ともあれ。
性とアダルトについては、先日、散々、ネタにしたので。
フンドシの紐を締め直し、袴の襟と裾を正して。
今日は、ちょっとだけマジな「大人」の話。
……と、云うか。
……「大人」の感性を自覚したからこそ、改めて、久々に、童心と云うモノを想い出した話。


ともあれ、1月15日。
インターネットの生き字引『ウィキペディア』が発足した日。
そして。
ニコニコ動画、開始記念日。


…………とは、云うモノの。


ボクは、土台。
ニコニコ動画YouTube、などの、ネット動画には、原則、何の興味も無いのですが。
いつぞ『初音ミク Project mirai』にハマってより、折々。
ヒマを見付けて、初音ミクに類するボーカロイド関係の動画を観る様になりました。


そもそも。
初音ミク Project mirai』に手を出すに至ったトリガーは、何なのか。
リズムゲーム、として、食指が動いたから、でして。
リズム天国』『BEAT MANIA』『太鼓の達人』などに快感を覚える、脳の音楽感性部位が反応して。
「ミクもねんどろいども否定してたクセに、このゲームに興味を示すとか、どんな了見だ」、と。
傍目に見れば「なんだ、テメェ」みたいな言動不一致の挙動に打って出た次第。(笑)


相応、恥を掻き、カネを出し。
否、それに見合うだけのプラスは、確かに、有りました。
リズムゲームとして、単純に、長々と付き合える手合いの音ゲーでした。
……それを踏まえて、殊更。
……『初音ミク』と云う文化大系に対して、冷静に、個人的に向き合う機会を得られたのも、大きい。
初音ミクに限定せず、いわゆる、ボーカロイド全般。)


難しく考えるのは、ヤめて。
目に映るまま、耳に聞こえるまま、素直に接してみて。


改めて、初めて、気が付いたコト。


非営利目的の個人的道楽のリビドーが呼応して、創作意欲の革命的爆発が各分野に連鎖して……、とか。
そんな小難しい小理屈は、合切、無視して。
見る側が、なぜ、赫々各々、それぞれの楽曲なりプロモなりに、夢中になるのか。


なんて説明したら良いかなぁ……。
音楽、言語、映像、など。
色んなヒトの手によって複合芸術として完成された、一作一曲、それぞれのニュアンスが。
NHKの『みんなのうた』の世界観に、似てる、……と、云うか。


「あっ。……この曲、この映像、なんか良い♪」って。
見るヒトが、素直に、率直に、それぞれの作品に惹かれるに至る、心の動向のベクトル。
みんなのうた』の作品の中に、なぜか、ずっと、アナタの心や記憶に残ってる作品って、無いですか?
その、小さな感動のメカニズムと似た様な現象が。
初音ミクに類する「音楽と映像の融合作品」に、見られるのかなー、って。


逆説的に、考えて。
初音ミクボーカロイド全般)の、プロモーション作品の中に。
みんなのうた』で紹介して、ミクに興味が無いヒトにこそ見せた方が良いかも、とか。
そんな事を考えさせられる作品も、ありました。
……そりゃ、まぁ、中には。
……ニコニコ動画だからこそ映える、それ以外ではどーしようも無い、志向限定的なモノもありますが。


そうか、『みんなのうた』か。
アレを素直に楽しんでいた頃の感覚を、無意識のうちに、想い出していたのか。


例えば『まっくら森のうた』とか。
例えば『メトロポリタン美術館』とか。
例えば『サラマンドラ』とか。


無邪気な心に、無垢な記憶に。
深く、鋭く、刺さる。
そうした魅力や醍醐味が、初音ミクに類する作品にも、あるのかしら。
そうして、多くの人々の感性に刺さってこそ、の、あの社会現象なのかしら。