うかーる…
※ ※ ※ ※ ※ ※
桜、咲く
試験の結果に
関わらず
春になったら
いつも通りに……
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『ウ・カール』、『ウ・カルピス』、を、筆頭に。
「受験生、応援!」仕様の特別パッケージの食品が、売り場に目立って来た自今。
……あぁ、そうか。
……松の内も明け、十日戎も落ち着いたと思ったら、いよいよ、センター入試の季節か。
面白いですよね、見てて。
『コアラのマーチ』は、絶対に木から落ちない縁起物……、とか。
『ポッキー』で、吉報♪……、とか。
『キットカット』で、きっと勝つと!……、とか。
『キャラメルコーン』も、パッケージが必勝ダルマになってたり……、とか。
『わかめラーメン』で「分かるラーメン」……、とか。
『冷凍トンカツ、串カツ』で、ド直球に「カツで勝つ!」……、とか。
……、で。
……それらの応援グッズを見ていた、学生服の御客様が、しみじみと。
男子a「……この手の商品のネーミングセンスって、全体的に、滑ってるよなぁ」
男子b「……縁起、悪いわ。逆に。(笑)」
ええ。
此処がオチで話が終わると、うにうに。さんは、ただの性悪なのですが。
わざわざ日記に書いたのは、その話に、続きがあるから。
男子a「オレ、関学とか行けるんかなぁ。……マジで。」
男子b「もう、ここまで来たら、どーしようもないやろ」
男子a「……ダメやっても、来年とか有るか」
男子b「実際、お前より必死に頑張っても、落ちるヤツは落ちるし」
男子a「手ェ抜いても受かるヤツとかも、いっぱい居るやろうしな」
……とか、そんな会話を交わしながら。
……「ネーミングセンスが滑ってる」とか「縁起が悪い。(笑)」とか、言いながら。
……二人、それぞれ、合格祈願のキットカットだの、ポッキーだのを握り締めつつ。
……その眼光は、入試本番を目前に控える、戦士の眼でした。
ええ。
いつの時代も、そうそう、変わりませんよね。
センター入試の有無を、問わず。
(世代によって、センター入試を一度も経験せずに国公立大学を卒業した年齢層がある。)
受験戦争期だろうが、就職氷河期だろうが、バブルだろうが、ゆとりだろうが、団塊だろうが。
受験生、その独特の社会層が抱く、言葉にならない不安ってのは。
♪おーいで、皆さん聞いとくれー
♪ボクは、悲しい受験生ぃ〜
件の高校生男子、二人のみならず。
すべての受験生へ。
アナタの最終結果が、どうなのか。
ボクは、予見もできません。
合格を保障する事も、不合格の心の傷を治癒する事も、できません。
それを踏まえて。
それでも。
幸運をっ!!
♪がんばれ
♪ボクには、それしか言えないけれど……