あいどるかつどう…

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アイカツ
同じに見える
ラブライブ


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イヤホンの日。


有権力著名人だと、小泉純一郎さんとか、角川春樹さんとか。
アーティストだと、デヴィッド・ボウイとか、もんたよしのり氏とか。
芸人だと、蛍原轍さん(雨上がり決死隊)とか、田村亮さん(ロンドンブーツ1号2号)とか。
声優では、後藤沙緒里さん、とか。(笑)
……意外と、キャラ性や人生密度は、ゴトゥースに匹敵するぐらい強烈だしなぁ、後藤(弱)さん。


アニメキャラでは。
ハヤテのごとく!』の劇中アイドル、水蓮寺ルカの誕生日。
……『らきすた』で云えば、小神あきらのポジション。
……『ぱにぽに』で云えば、柏木優奈のポジション。


本日は、そんな感じの話題。


ラブライブ!


なんつーか。
アニメ産業に於ける「(作品カテゴリとしての)アイドル」のスタンス、が。
全体的に底上げと云うか、重視と云うか。
魔法少女』的な意味合いで、本人が、その役職に就いてどうのこうの、みたいな。
……なんか、一つの新たな方向性としての模索が、本格的に胎動を始めた気がしつつ。


厳密には。
昭和のスタジオぴえろ、が。
80's魔法少女ブームに目指そうとして、失敗した方向性ですが。(笑)
また、その流れのリバイバルと云うか、リニューアルと云うか。
「女の子の変身願望の発散の、一つの在り方」として、重視されている気がしまス。


多分、平成20年代の「新・アイドルタイプ魔法少女モノ」のトリガーになったのは。
(昭和50年代の「旧・アイドルタイプの魔法少女モノ」は、クリーミーマミみたいな感じの作調。)
『プリティリズム』、……と、説明しても、誤解が無いぐらいの影響があったのかなー、とか。
以後、セルアニメとは異なる手法のCGモーションを駆使して。
妙に不自然なアニメ絵のキャラが、虹色のエフェクトの中でシームレスに歌って踊る、みたいな。
……なんつーか、この手の絵面に「慣れ」が無いヒトには、正視に堪えない不自然さ。
……逆に、今の子供たちにとって、それが自然な「二次元アイドル像」だったり。


……、で。
そうした「アニメ内のアイドル」の顧客の開拓を目論んで始まった『ラブライブ!』。


なのですが。
なんつーか。


AKB0048』っぽいコトが、やりたいのか。
……つまり。
……アイドル活動の間に間に、現実のシビアを突き付けて視聴者をヤキモキさせたいのか。
……『マクロス』なんかも、このカテゴリに入れて良い気がします。


アイカツ』っぽいコトが、やりたいのか。
……つまり。
……アイドルとして人前に立つ舞台裏の、日常だの現実だののドラマツルギーの模索なのか。
……『プリティリズム』が確立した、新しい「アイドルアニメ」のベクトル。


TARI TARI』っぽいコトが、やりたいのか。
……つまり。
……本旨としては、組織の危急存亡のドラマツルギーを辿りつつ、ついでに歌舞の演出をしたいのか。
……歌やダンスをテーマとした『プリキュア』(フレッシュ、スウィート)みたいな。


アイドルマスター』っぽいコトが、やりたいのか。
……つまり。
……アニメアイドル、だけど「現実のアイドル」としても愛着できる具体的存在を目指すのか。
……『マジラブ1000%』とか、イケメンアイドルアニメ(女子向け)に近い、現実との一体感。


ラブライブ!』、は。
「アイドル」と云うベースモチーフを踏み台に。
今後、どこへ飛んで行くつもりなのか、まったく作り手の方向性が見えないのが。
……なんつーか、不安。
……取り敢えず「アイドル」って単語を使えば視聴者の目を引けるかな、としか考えてない雰囲気。


逆に、云えば。
どこへ向かうか分からない幸先の不透明感、が、楽しみな作品とも言い換えられますケド。


どうなんですかね。
アニメはアニメとして、現実は現実として。
ももいろクローバーZだの、スフィアだの、クラリスだの。
「アニメはアニメ、アイドルはアイドル」みたいな敷居の壁、が、オタクの間には有りそうなのですが。
……、否。
放課後ティータイム、みたいに「アニメアイドル」が現実アイドルとして崇拝されたり。
演じている声優さんが、「アニメアイドルの写実化」として現実に御目見えしたり。
そんな感じの、メディア展開を狙ってるのかなー、とも。


まぁ、どうであれ。
『アイドル』って単語に飛び付いて、騒ぎたがる人々は。
せいぜい、三年もすれば飽きて離れるミーハーの手合い、が 87% ぐらい占めるので。(笑)
……のこり 10%強 の狂信者を、十年二十年の超長期スパンで捕まえて。
……以後、関連商品に、累計100万でも200万でもカネを出すパトロンにできれば御の字なのかな、と。