ぷらちな…

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深々と
心を染める
プラチナ・スノウ


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まぁ、そこかしこで大騒動だった話なので。
何をか言わんや、御存知の方も多いでしょうが。


2012年12月24日。
昼の12時から、夜の12時まで。
ラジオNHK-FMにて、井上喜久子お姉ちゃん(ネコミミ)をメインパーソナリティに配して。
『今日は一日、歌う声優三昧』なる、特別番組が放送されていたりしました。


……しかも。


2012年12月25日。
ほぼ12時間、ラジオで、井上喜久子お姉ちゃん(ネコミミ)の美声を満喫した、その直後。
日付を跨いだ夜の12時ちょい過ぎから、小一時間ほど。
NHK教育(現、Eテレ)にて、井上喜久子お姉ちゃん(メイド服)、他数名をゲストに配して。
MAG・ネット』の、クリスマス特番をヤってました。


都合、13時間、ラジオを介して、テレビを介して。
今日は一日、井上喜久子お姉ちゃん三昧。(萌)


ええ、もう。
四捨五入して三十路、しかも独り身の男子ともなると。
クリスマス、なんてのは、3月3日の雛祭りと同じぐらい、無意味なイベントなのですが。(笑)
……なのですが。
……2012年のクリスマス、は。
……うにうに。史上、もっとも、充足感に満ちた、至福のクリスマスでした♪


……。
……オタクって、単純ですね。(笑)
……良いじゃん、当人(ボク)が幸福なのだから、それで。


「ただただ、この人の声を聴いてるだけで、この人の顔を診てるだけで、幸福♪」みたいな。
そう云う『ポジティブな病理』みたいな、オタク的な支柱が存在する、ってのは。
その手の趣味をヤっていてこそ味わえる、ある種の、醍醐味みたいなモノだと思います。


より、正確には。
ボクは、別談。
御年40才を超えた年増の熟女の、痛々しいコスプレに喜んでいるワケでは無いです。
むしろ、あの、はっちゃけた天然ボケ丸出しのトークとは、裏腹に。
ニッセンのカタログモデルみたいな、常識的でシックな普通の格好の井上喜久子さんの方が好きです。
(まともな格好で、オタクを仰天させるコトを平然と吹聴する、ギャップ萌え。)
(オタクに媚び媚びの格好で、露骨にリップサービスされたって、嬉しくも何とも無い。)


……、否。
お姉ちゃんが、カメラの前で「なんだかなぁ…」の困惑を、明然と、表出しながら。
それでも、喜んでくれるヒトが居るのであれば、そのニーズに応じて、暴走する。
その辺りの、芸能仕事に徹した滅私の職人気質が、すごく、好きです。


喜んでくれるヒトが居るなら、それに応えて、本気を出す。
……っても。
……ヤってる本人も、それはそれで、ノリノリで幸福なんですケドね。(笑)


ともあれ。
声優ソング、……とは言え、最近のアニメは、声優さんが主題歌を担当するコトも多く。
職業は声優でも、実業は歌手活動の方が多い、なんてヒトも居たりするワケで。
例えば、『MAG・ネット』でもチラッと触れられていた話。
栗林みな実さん、は、「私は声優なのに歌手だと思われてる」なんて困ってたりして。(笑)
……みたいな、職業的イメージのズレに当惑を抱いている声優さんも、多いとか。


つまり。
声優ソング、……っても、事実上の『今日は一日、アニソン三昧』でした。
ィャ、ある意味。
『今日は一日、アニソン三昧』よりも、アニソン特番として、密度が濃かったでした。(笑)


ともあれ。


殊、丹下桜さんがゲストに参与したコーナーは。
なんか、もう。
この一年間の心の透き間が、完全に幸福で補填された、みたいな満腹感でした。
ああ、録音データを聴きながら、思わず叫んださ。
はにゃーん♪♪♪」、って。(えっ)


ええ。
はにゃーん♪♪♪」。
単語として知っていても、それを実体感するってのは、極めて希少な、オノマトペ


なんつーか。
良い子にしていたら、クリスマスイヴの日には、サンタさんが降臨するって話でしたが。
今年一年、ボクが「良い子」だったか否かは、審査が難しい所ですが。
そんなボクの元に、そして、多くのアニメファンの元に。
サンタさん、じゃなくて、女神さま、が、聖臨めされた。
……そんな感じの、今年は、何とも密度の濃いクリスマスでした。


剥き身の100円ロールケーキ(チョコ)を『ブッシュ・ド・ノエル』とか言い張って。
仕事の合間の事務所の片隅で、独り、フォーク片手に食べながらのイヴでしたけど。
小腹も、心も、相応に満たされた、幸福なクリスマス・イヴの夜でした♪
具体的には。
阿良々木月火が云う所の「プラチナ幸福」とか、それぐらいの幸福。(笑)