ちたんだ…

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流行は
「流れて、行って」
過ぎ去って…


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そう云えば、流行語大賞って、もう大賞が決定していたのだそうで?
ノミネートは把握してたケド、発表されたのか否かについては、情報不足。
一説によると、「ワイルドだろぉ〜?」が総合対象を取った、とか。


ところで。
政治の大局のコトを「政局」と表現するのですが。
自民党一党独裁、からの、民主党大混迷期。
自民(公明)、と、民主、の、二局化のマンネリに割って入った、新進気鋭の諸政党。
……なのですが。
……『政局』に割って入るのに、「第三局」じゃなくて「第三極」なんですネェ。
……どうして「…局」じゃなくて「…極」なのかなぁ、と。


ともあれ。


オタクの間でも、「ツンデレ」とか、「僕と契約して……」とか。
年々、往々、ヒト知れず、みんなが使っている『流行語』ってのが、有るワケで。


さて。
2012年は、どうなのかなぁ、とか、眺めてみたら。
氷菓』の意外な不振、からの、『中二病』。


「私、気になりますっ!」は、同人誌のタイトルぐらいでしか見掛けなかった気がする一方で。
「邪王真眼」だの「あぅあぅ…」だの、小鳥遊六花の語録が、地味に大人気でして。


氷菓』に至っては、24話2クールの長丁場だったんだから。
もうちょっと、こう、京アニっぽい評価を得られても良かった気もするですが。
ボクとしても、久しぶりに、視覚的に京アニを堪能できた名作だと思っていたですが。


どう云うワケか、『中二病』の躍進が、凄い。
ボクの眼には。
J.C.STAFFが作っても、同じ様なアニメになる安物にしか、見えないのですが。
……そりゃ、まぁ、突っ走ったネタの端々に、割りと重いシリアスが隠れてますケドね。
……そう云うのは、泣きゲーアニメの二番煎じとして見てしまう、年寄りのサガ。(笑)


正直。
素直に『リトルバスターズ』を京アニが作ったらどうか、としか思わないのですが。
中二病』の意外な人気の底力、ってのが、流行語からも見て取る。


まァ、それは良いんですケドね。


コレだけ、地味に大人気を博する『中二病』も、いよいよ架橋ってのに。
どうして、京都アニメーションは。
中二病』を切り捨てて『たまこマーケット』のプロモートに頑張ってるですか?


アニメが終わったら、原作信者だけ躍らせて、コンテンツとして廃棄?
涼宮ハルヒの憂鬱』や『らきすた』や『日常』みたいに?


逆に。
中二病でも恋がしたい』が、そこまで大きな作品である、とも、言えますが。
それよりも、京都アニメーションは、もう、他の会社と一緒で。
結局、放送が終わったら世間から捨てられる三流を量産する会社になったのな、と。


どうなんですかね、『中二病』の、あの中途半端な重み。
年齢によっては、結構、心に刺さって、ずーっと残る名作って気もしますけど。


邪王真眼だの、黒炎竜だの。
いかにも「変人です、注目して下さい」って、わざとらしいウケ狙いよりも。
絵空事の悲哀のドラマツルギーに、知識と空想だけで共感して、感銘を受けて。
人生の「酸い」と「甘い」を知った気になっている、人生経験の乏しい視聴者の子供化の方が。
厨二病』うんねんよりも、よっぽど深刻な、都市型の思春期病理だと思うケド、ね。