あとむ…

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原子力
アトムの子供に
託す、『未来(ゆめ)』


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具体的に、どこの政党が、どうのこうの、……とか。
ボクの言及によって、諸姉諸兄の投票活動に影響が出る危惧もあるので。
汎然と、漠然と、全党に渡って、ザックリと。


……と、云うか、本心。
……社民党とか共産党とか、事実上 0 と見做して良い弱小組織は、無視したいけど。(笑)
……決して 0 では無い、一票、一議席、「一」と云う数字の、意外な重み。


ともあれ。
今日は、一点、原子力発電についてだけ、考じます。
脱原発とか、卒原発とか。
原子力発電の在り方を問う、みたいな方向が、一つの指針として重要視されている、今選挙。


ィャ、まぁ。
ボクが原発に対して賛否がどうこう、と、持論を述べた所で。
大量の電気を浪費して、生活している手前。
そして、原発の危険から離れた大都市で生活している手前。
賛否について論じるのは、門外漢と云うか、禁忌の立場にある、と、思う。
(「万が一が起こっても、テレビの前で他人事」の分際で、知った風なコトを言うな、と。)


その辺の、忸怩、と、アンビバレンツ、を、抱きつつ。


「最低限の原発を動かしながら、今後の未来を考える」とか。


「今すぐ、全部の原発を『一応、無害化』と呼べる程度の状態にする」とか。
※ : 運転を停止しても、核のゴミなどの派生問題などで無害では無い事も踏まえてる。


「(ただ、単純に、人気が欲しいから)『原発を、即時、停止させる』」、とか。
※ : 取り敢えず、原発を止めれば万事解決だ、と、善意妄信している。


まァ、十数党の群雄割拠、それぞれ。
大義名分、主義信条、御託や屁理屈、が、あるのですけれど。


自民党公明党)、民主党社民党共産党、いわゆる「第三極」。
すべての政治組織の主張を、フラットに聞いていて、疑問に思うのですが。


原子力発電所を度外視した後の、具体的、かつ、物理的な電気は、どうすんの?


……全ての政党が、言下、こぞって。


「今は火力があるから、後のコトは子供たちに考えさせようぜ。(笑)」、って。


……って、良く云えば「先送り、丸投げ」、悪く云えば「責任放棄」。
……と、云うか。
……立候補者、誰一人、未来のコトを、全然、考えていない気がします。


土台。
現行『日本』って国は、「立法」「行政」「司法」の三権分立が確立してまして。
俗に、総選挙とか呼ばれている、今回みたいな「国民的、一大多数決」、は。
「立法」府の関係者を、フルイに掛けるイベント、……なのですが。
……なのですが。
『日本』が、ここまで堕落腐敗したのは、「行政」府に問題があるワケでして。


つまり。
「立法」府を厳選しても、「行政」府が今まで通り、なのであれば。
永田町がキレイになっても、霞ヶ関が汚れたまま、なのであれば。
今回の選挙も、今まで通り、何の意味も無いパフォーマンスでしか無いのですが。


まずは、その辺りの「立法」「行政」のパワーバランス、の、革命。
(「司法」は、辛うじて、永田町にも霞ヶ関にも振り回されない名目上の立場を維持してる。)
(厳密には、永田町や霞ヶ関(つまり、国)に媚びて、民には冷酷なので、根腐れしてるケド……。)


「行政」府を、今までと違うカタチに革命しなければ。
電気事業の未来を、革新的に変革する、……なんて、不可能なんですけど。


結局、総選挙2012の結果を、問わず。
旧態依然、原子力を政争の具としながら、火力に甘えて逃げる。
……そんな日々が、また、繰り返されるだけだと思うのですけれど。


仮説、if、もしもの話。
共産党、と、社民党、が、奇跡的圧勝によって、政権与党になった、として。
(数字的に絶対不可能で、選挙に影響しない範囲だからこそ吹聴できる、突飛な妄想。)


来年の国会で、開議早々。
「では、原子力発電は、全部、ヤめます。」ってコトになって。
……で?
……って、思います。
……弱小政党が、一票を欲しいからって、安易に「原発反対」とか棒読みしているのを見てると。
……止めた後のコトまで考える気が無い無責任なヤツに、未来の電気事業を一任する、と?


以上の文脈の流れを受けて。
ボクは、原発容認(賛成)かと思われそうですが。


……逆も、また、真なり。


原子力発電は「万が一」が起こらない限り、有効で安全なシステムだからって。
「万が一」が起こった時、物の見事に、無責任、かつ、野放図の実態が露呈して。
この後に及んで、また原発を動かして、未来の被害者への落とし前は、どうするの?
……福島原発の「今の」被害者、では、無く。
……例えば、柏崎とか、玄海とか、駿河とか、今は無事故で静かにしている他の原子力施設。
……再稼動して「万が一」が発生して、福島みたいな悲運を押し付けられる「未来の」被害者。
……また、福島原発事故みたいな対応で、国民を踏みにじるのですか?……と。


しかし、なんだって、また。
唐突に、こんな、七面倒な話を持ち出したのか。


12月2日。
原子炉の日、なのだとか。
だから、原子力どうのこうの、って、心の鬱屈をデトックスしただけの話。


ちなみに、結論として。
ボク自信の、原子力事業に対する、手前勝手なゴタクの吹聴を御容赦いただけるなら。


正直。
原子力発電所、よりも。
一般道を走り回っている、自動車の方が、累計として大きく見れば。
日々、圧倒的に大多数の人間を殺戮している、問題物質だと思います。


事故の危惧を先回りして「原子力発電を禁止する」……、と、云うのであれば。
「じゃあ、累計致死事故率の高い自動車も全面禁止してよ」とか、極端な暴論は自重しますケド。
……少なくとも。
『万が一の事故』を防ぐため、日本領空の旅客飛行を全面的に禁止する。
それぐらい、無考で、横柄な、幼児的反対論でしか無い、と、思います。


諸党、総選挙で一票が欲しいから……、って。
何の対案も無しに、ただ「原発反対」とだけしか言って無い人々の考え方は、ね。