はろはわゆ…

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「疲れたよ…」
そんな貴方に
ハロ / ハワユ


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ちょっと、世間から目を離していた間に。
MEIKOとか、GUMIとか、初音ミク以外の派生が色々と出てるっぽいのでビックリ。
リン&レン、ルカ、ハク、までは世間の話題に追随していたつもりなのですが。
KAITO、……とか言われても、もう、誰が誰やらサッパリ分かりません。


初音ミク Project mirai


そもそも。
初音ミクに対して、懐疑的な見地でナナメに見ていたボクが。
どうして、こんなゲームを欲しがったのかも謎なのですが。
それよりも、何よりも。
ねんどろいど嫌いじゃなかったのか、俺。、……と。(笑)


ちなみに、ねんどろいどは好きです。
……、が。
あの材質とクオリティで、三千円ぐらい出せと云われるのが解せないだけの話です。
たかが置き物、たかが玩具。
否。
こう云うのは、いわば、宗教ですから。
この手の偶像崇拝(模型愛好趣味)の信仰に対して。
どの様な論旨であれ、ケチを付けるボクのスタンスの方が、まちがってます。


それを踏まえて。
無為な出費を強要せず、求めているのは音楽ゲームとしての正当な支出、ってんで。
『Project mirai』は、前々から、欲しいと思ってました。
つーか、このブログでも「いずれ、買う。」って明言してました。
……優柔不断と貧乏性により、なかなか、手を出さなかっただけの話で。(笑)


実際、実物の『ねんどろいど』は。
20年前のBB戦士よりも、可動範囲が狭いのですが。(笑)
そんな美少女模型(置き物)をベースとしたコンピューターグラフィック、が。
Figma』や『ロボット魂』よりもグリグリと自然に動きまくるから、もう、ビックリです。
しかも、ちゃんと3Dで、背景との距離感を演出してるから、さらにビックリです。


想像してみて下さい。
『ちまこれあずまんが』みたいな、ちんちくりんの、SD人形の、CGが。
ももいろクローバーZ、とか、KARA、ぐらい、クネクネと踊るのですから。
殊、ファミコンどころか、スーパーファミコンの頃からゲームの進化を見て来たヒトにとっては。
PCエンジンとか、セガスーパー32Xとか、その辺の微妙な時期に子供だったヒト。)
ビデオゲームの映像表現は、ここまで進化したか……」って、感慨もヒトシオです。


そんなこんなで。
インターネットでも見られる、初音ミク関係のプロモーションビデオの中から20余作、を。
あるいは、原作を忠実に3D立体視にアレンジしたモノだったり。
あるいは、原作を元に『ねんどろいど』がパタパタと跳ねたり踊ったり。
あるいは、このゲームのために作られたオリジナルだったり。
……映像ソフト、としてだけでも購入の余地はあるかな、とは、思いつつ。


やはり、音ゲーですから。
リズム天国』ぐらいの音楽的カタルシスも、当然、期待していたワケでして。
殊、原典の原曲を、ほぼ何も知らない状態での購入……ってのは。
良い意味での新鮮味が、ポジティブ・アドバンテージとして作用してくれました。
「原曲を知らないと楽しめないよ」って声も、ネットの噂で聞いてましたから。
「原曲を知らなくても楽しめるよ」って声も、同じぐらい飛び交ってましたけど。
やはり、音ゲー、なので。
まず音楽にノッてこそ、が、大前提の世界ですから。
音楽にノる、以前に「何コレ?」でノリが止まってしまっては、身も蓋も無い。


取り急ぎ、プレイしてみた感想、……と、云うか。
インターネット上にて特に話題性の高い楽曲に対する、ボクの個人的感想を、いくつか。
飽くまで『Project mirai』上の感想であり。
ネットにて実際に披露されている原作とは、微妙に、毛色が異なる点を御理解いただいた上で。


・『マトリョシカ』。
ビートマニア』だと「hard house」あたりにジャンル分けされそうな雰囲気っぽい。
脳汁ドバドバ……、とか、そんな感じのサイケな褒め言葉が似合う曲。
ドラムに合わせてバシバシとボタンを叩きまくってるだけでも楽しい一曲なのですが。
ネット上では、ものすごく評価が高い逸曲、……らしいのですけれど。
この曲の何が人々をそこまで熱狂させるのか、それについては、深い謎です。
例えば、五鍵盤ビートマニアとか、太鼓の達人とか。
参加型アミューズメント、としてならば理解できますが。
ただ単に、映像を見て曲を聞いてるだけだと、悪酔いして吐きます。(笑)
3DS立体視だと、尚更。


・『深海少女』。
典型的な、4ビートJ-POP。
音楽ゲームの楽曲としては、面白味は、欠片も無いです。
否。
そのハイクオリティなビジュアルが、高く、ネット上で評価されているだけあって。
PVを眺めているだけでも、その世界観と音楽観に引き込まれます。
パソコンで見るのとは、また違った、斬新な味があります。
……ただ、3DSで立体的に見ても、立体視だからこその喜びや魅力は薄いです。(笑)
……立体視じゃなくても、映像的な「深み」を感じられる、とも解釈できます。


・『逆さまレインボー』。
YMOとか、Perfumeとか、あの手の電子音ポップスが好きなヒトならハマる気がする。
特に、深い歌詞でも無く「さかさーまーだーよーレンイボー」みたいな音韻の執拗な反復。
同じ旋律で、同じ操作を、4分間弱に渡って延々と続けさせられるので。
ヒトによっては、むしろ、苦行と感じるかも知れない気もしつつ。(笑)
ねんどろいどの御遊戯プロモを見ているだけでも、素直に楽しいと感じる一作でもあります。


・『ハロ / ハワユ』。
泣きました。
……以上。
「音楽を聴いて、素直に泣く」ってのは、久々の感覚でした。
何が、どうして心を揺さぶったのか、よく分かりません。
ただ、言いたいのは一言「泣きました。」と、だけ。