さーびす…

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女教師が
プールサイドで
白ビキニ


夏の終わりに
サービス、サービスぅ♪


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世界海賊口調の日。
……って、どんな記念日だ。(笑)


海賊っつーと、アレですか。
日本人100人に聞いたら、78人ぐらいは「モンキー・D・ルフィ」って即答するでしょう。
(世界の人々1000人に聞いたら、897人ぐらい、とか、もっと飛躍する気もしつつ。)
アルビダ、……って名前の女海賊が『ドリランド』にも登場したり。
モーレツで宇宙海賊っぽい見た目のヒトが『QBリベリオン』にも出ていたり。
オトコの仕事場に女性が参与して久しい自今、女海賊も増えましたね。
まぁ。
昭和の頃から、グランマ・ドーラとか、フラッテリー・ママとか、色々と居ましたけど。


話は大きく逸れて。
細田守さんの誕生日。
『時をかけるおおかみこどものサマーウォーズの監督さん。
あと、西川貴教さん@TMR萩原えみこさん@みこみこ、の、誕生日。
アニメキャラだと、『双恋』の千草姉妹。


そんな感じの話。
海賊では無いけれど、強い女性の話。
恋の中にある死角は下心、夏を制する者だけが恋を制して人生観が変わる。
……とか、単純な空騒ぎとは、裏腹に。
……アニメ産業は、特に製作する人々のモチベーションは、今。
……全体的には、地味に、衰退してるんだなーってシビアな現実を垣間見た話。


<ちとせげっちゅ!>


……っても、まぁ。
……5分間の枠で作り捨てられて、こっそり放送されている超マイナー作なのですが。(笑)


単純に説明すると。
役所のお兄さんに恋をした、小学五年生の女の子の色ボケ系ラブコメ
ちびまる子ちゃんしか着ない様な、赤のジャンパースカートに白シャツ。
小学校三年生と説明されても納得してしまう、どちらかと云うと小さい方。
(ただ「ロリ」を売りにしているワケでは無いので、中身はちゃんと小学五年生。)


アレですね、やっぱり女の子は早熟なんですかね。
小学五年生、……と、云えば。
前期には『リコーダーとランドセル』で、宮川あつし君が活躍していたのですが。
11才にして、身長175cm。
置鮎龍太郎さんの声でしゃべる、アニメ史上にも類を見ないショタイケメン。
キョン妹と同じ年齢なんて、とても思えない。
……なのですが、恋愛には、まったく興味が無かったですからね。(笑)
身体は大人、頭脳は子供。
名探偵でも何でも無い、普通の小学五年生。


ィャ、だから『ちとせげっちゅ』の話。


色ボケ恋愛ジャンキー。(桜庭ちとせ。@仲谷明香さん。)
ファザコンボーイッシュ。(みさき。@徳井青空さん。)
コスプレ要因の「一条さん」枠。(柊雛子。@MAKOさん。)


主要、三人。
萌え四コマブームの余熱が冷めない内に、尻馬に乗り。
二匹目の泥鰌」狙いの、わざとらしい個性の誇張も然るコトながら。
声優さんの配役が、なんつーか。
こう書くと、貶しているみたいなネガティブ評価にも思われそうですが。
むしろ、声優の布陣としては、今季では一番バランスが取れていると想います。
……逆に。
……『DOG DAYS』みたいに。
……捨てキャラ(背景キャラ)にまで主役級を乱用する方が、おかしい。


ともあれ。
これでは人目が引けないので、諸所に知名度の高い声優さんも、配置。
ちとせが惚れた「役場のお兄さん」には、羽田野渉さん。
そして。
そんな、耳年増な小学五年生の乱れた性風紀を修正すべく。
日々、奮起する女性教師に、三石琴乃さん。
割りと、ドストレートに体罰とかを敢行する、今の時代に必要な先生です。(笑)
「暴力では無く、愛の鞭」って言い草が、保護者や地域社会から納得される手合いの熱血教師。
『あず大』の谷崎ゆかり先生とは、方向性が似ている様で、ほんの少しだけ違う。


……、で。
……本題は、ここから。


いわゆる、水着回
何かと性規制が厳しい世の中にあって、たかが5分アニメなのに。
放送時間の95%以上を、小学五年生のスクール水着で占めたと云う、スゴイ気合。(笑)
そして。
ちとせの売り言葉に釣られて、麻子先生(CV:三石)も。
颯爽と、白ビキニを、大胆に披露♪
ええ、もう。
やはり、三石琴乃さんが演じているだけあって。
葛城ミサト、ラミアス艦長、……とも互角の天秤に掛けられる、天稟のナイスバディ。


小学五年生の恋物語が主軸、なので。
周囲がロリ体型ばっかり、なので。
普通の巨乳も魔乳に見えてしまう、視覚的なアンバランスは、ともかく。(笑)
いきなり妙齢の大人の女性の白ビキニとか、魅せられても。
視聴者は「えー……」って感じなのかしら。
……この辺りの、サービスの質とニーズの食い違いも、また、三石琴乃さんの御家芸。(笑)
……無論、ニーズに完全に合致した質を如何無く発揮せしめる地盤あってこそ。
(ダラダラ、グデグデ、の、脱力感の説得力。)
(緩急の「急」へのシフトチェンジ、と、その突進力や攻撃力。)


なのですが。
ええ、中のヒトは、三石琴乃さんですよ。
妙齢の女性が、真夏のプールで、白ビキニですよ。
うにうに。さん、何か、とても大切な、あの決め台詞を忘れてませんか?


そう。


「サービス、サービスぅ♪」
……が、無かったんです。


ィャ、そりゃー。
たかが5分間の、誰も見てないであろコトを前提とした小ネタ番組なのだから。
この場合、どう考えても、声優ネタがどーこー、とか。
イチイチ「お約束」を期待する、ボクの方が、間違ってるのですけれど。


なんだろう。
アドリブっつーか、ノリっつーか。
そうした「流れ」を意識してヒョイと追加する、遊び心ってのは。
(中の人ネタ、とか。自社ネタ(社会的にメタなネタ)、とか。)
……やはり、必要なのか。
……むしろ、邪魔なのか。
たかが5分間ながら、ものすごく哲学的なテーゼを突き付けられた5分間。


「サービス、サービスぅ♪」って超王道ネタを、敢えて、踏み外したのは。
サービス精神を知らないが故の、疲弊と怠慢なのか。
サービス精神を尊守したいからこその、底意地と誇りなのか。