ふろーね…

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処暑も過ぎ
白露に向けて
夏は、逝く


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処暑ウクレレの日。
いよいよ、街では、ツクツクボーシが啼き始めました。
なつがおわりまーす。


サマー・リグレット、……と、云うか。
俗に云う『この夏、ヤり残したコト』的な。
ィャ、まぁ、サマー・リグレットなんてカッコ付けてはみましたケド。
特に、何かしらネタ的な含みも無いし、深い意味も無いのですが。
ラジオが生活の中心になって、この種のノリに染まっちゃっただけの話です。(笑)


桑田圭介さん、とかね。
山下達郎さん、とかね。
雰囲気と気分が合致すると、夏にピッタリのリラクゼーションやデトックスなのですが。
別に、特段の意識も無い、普通のテンションの状態で聞くと。
ルー大柴さんぐらい湿度と熱気が高く、やたらと不快指数が上昇する、と、云うか。(笑)


ラジオってのは、この辺のバランスとアンバランスの妙が楽しいのです。


ともあれ、ラジオの話は置いといて。
この夏、うにうに。がヤり残したコトの話。


ボクは、特に、夏に関して、特別に思い入れが強いタイプでは無く。
大暑だろうが、大寒だろうが、立春立秋みたいな感じで日常を生きるタイプなのですが。
海に行ってBBQがどうのこうの、とか。
花火だとか、縁日だとか、夏フェスだとか、コミケだとか。
イベントの案内を見ても「ふーん」って感じで冷めてます。
つーか、ボクの頭の中のCPUは。
仕事の段取りを考えてるためのタスクとメモリの方が、容量を喰ってます。(笑)


休日とイベントが重なれば、行ってみたいと思う。
その程度。
イベントが何も無いなら何も無い、で、部屋でアニメを見ながらゴロゴロ過ごします。
それを、別に「もったいない」とも思わない、インドアライフ。
……っても実際は、50ccのカブで街を走り回ってた時間の方が、多いケドな。(笑)
炎天直射に茹だりつつ、道々のスーパーでコーラを一気呑みする、そんな夏休み。
それでも、充分、楽しいから良いのです。


……、が。
……今年の夏は、珍しく。
……「ああ、コレはヤっておけば良かった」って後悔が、一つ、残ってしまいました。


この夏、梅雨が明けた頃あたりから。
サンテレビだか、KBS京都だか、早朝の懐古アニメ再放送枠にて。
『南の島のフローネ』(ふしぎの島のフローネ?)の再放送を、ヤっていたんです。
夕方に再放送してるナディアと混乱して、どっちか分からなくなった。(笑)


まぁ、昭和世代のヒトならば。
フローネ、と、説明されたらスッと思い出される、あの『フローネ』です。
『ハウス世界名作劇場』の一郭。
原典は「宇宙家族ロビンソン」もとい「ロビンソン・クルーソー」。


日によって、見たり見なかったり、マチマチで。
「ああ、懐かしいなー」って程度の郷愁しか無かったのですが。
最終回が近付いて、話が佳境っぽい雰囲気になった、今。
今年の炎夏に絆されながら、最初からガチで見ておけば良かったなぁ、とか。
意外に深い、と云うか、最近の気候と併せて見たら、すごく映えた気がする。
五感で『南の島』っぽい雰囲気を、いつも以上に堪能しながら作品に入り込めた気がする。


あー、もったいないコトをしたなぁ、……と。
そんな感じの、小さな後悔と。
こうした瑣末なコトで一喜一憂できる、のんびりとした泰平に対する大謝と。
そんなこんなの、夏休み追い込みのラストスパート。
宿題に悩まされるコトは、もう、無くなりましたが。
宿題よりもタチの悪い課題(業務)が、連日の如く、双肩に圧し掛かる日々。


小学生、中学生、高校生、大学生の読者、各位。
「夏休みの宿題は、期日までに終わらせろよ」なんて説教っぽいコトは、言いません。
…………、が。
20才を超えれば平均的に、誰であれ、何であれ。
(各個の事情により、16才前後だったり、22才以上だったり、年齢の幅も有りますが)
宿題とは比較にならない、社会的な重責を状態的に背負う羽目になるので。
夏休みの宿題を介して、忍耐と、我慢と、根性を、しっかり鍛錬しておけ。(笑)


社会がアナタに求めているモノは、ネタでも、ゴタクでも、個性でも無い。
結果だけ、なのだから。