えでぼ…

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……何だっけ?
『恋と選挙と
チョコレート?』


題が長いと
覚えにくいね……


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人類は衰退しました』とか『だから僕はHができない』とか。
ライトノベルの人気の灯は、まだまだ活発だよ」って悪あがきが、何ともはや。
つーか。
けいおん』や『らきすた』などの四文字タイトルでは、もはや、客は注目しなくなった中で。
颯爽と、独特のフォントと構図で、ライトノベルのコーナーの書棚を引っ掻き回した。
俺の妹がこんなに可愛いわけがない』、……に、肖って。
無駄に冗長で挑発的な長ったらしいタイトルで、奇をてらって、斬新性をひけらかして。
でも、みんなが真似して、結局は、四文字タイトルと同じ末路のドングリの背比べ。
……みたいな、売れ筋ワンパターンの模倣商法の横行、と、氾濫。


ラノベ人気の灯は、もう、消えたんだよ。
人気の灯は消えたけど「消し炭こそ、美学の真骨頂」って本物だけが需要してるんだよ。
今が、むしろ、長期スパンでラノベ産業の未来を左右する、重要な過渡期なのよさ。
今後、十年とか二十年とか、アニメ化どーこーに関わらずカネを貢ぐ信者を捕まえられる時期。


アニメやってる時だけカネを落として、二年でソッポを向く様な。
短期的なミーハーを相手に文化商売なんかヤったって、持続経営は不可能だってばよ。
……ってなコトを、ライトノベル産業界の人々は、分かっているのか、いないのか。


みたいな。
恋と選挙とチョコレート』にしても、そうですが。
ライトノベルのアニメ化」モノに、全般的に失速の感が否めない、自今。


輪廻のラグランジェ』『境界線上のホライゾン』『DOG DAYS』『ゆるゆり』など。
何気に、時季またぎの第二期の台頭も目まぐるしい中で。


TARI TARI』が、実は、テレビオリジナルアニメだと知って。
「まったり?……かったりぃー」とか、食わず嫌いセンサーが反応したり。
逆に云えば。
アンチセンサーが反応したってコトは、それだけポテンシャルが高い作品なのかしら、とか。
長い目で見たら、また、逆転して好きに転じるのかなー、と。


現時点で、まだ、実質、ほとんど何も始まっていない夏アニメなのですけれど。
ようやっと、ジト目の黒髪ツインテールが参入した『ゆるめいつ』とか。
しばいぬ子さんに全部を持って行かれそうな『ちとせげっちゅ』とか。
地味に楽しみな作品も、いくつか、点在する中で。
個人的に、前評判だけを軸に判断して、一番の楽しみ、は。
『うぽって』。
……だったりしまス。


鬼才、天王寺きつね氏の原作による。
天王寺きつね氏らしい、天王寺きつね氏らしからぬ、萌え漫画。
……ィャ。
……エロスとリョナを抜いた天王寺きつね氏のマンガ、なんて。
……砂糖もカフェインも入ってないコーラみたいなモノだろ、と。


砂糖もカフェインも入っていない、コーラ。
いちおう、味気は無いなりに、清涼感みたいなモノは感じられるワケで。
逆に、それが、新しい風味を醸し出して。
コーラとしては本質的にダメだけど、別物としては小粋な飲料だったりもするワケで。
まァ、単刀直入に言い換えれば。
テレビアニメ『ヱデンズボウイ』の二の轍を進むのかな、と。(笑)


ともあれ。
前評判と事前宣伝の割りには、どうにも、読後感が薄っぺらい作品ばっかりの気がする。
……そんな、2012年の七月期アニメ。