ぱずら…

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白ビキニ
よりも性的
石田彰ボイスの)白トランクス


字あまり。……どころの話じゃ無ェ。(笑)


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カイト「相変わらず、肝心な所でツメ(詰め)が甘い奴だな」
アナ「そうなんだなー。ネイルケアもちゃんとしなきゃ、だね」
カイト「ツメ(爪)の話じゃねぇよ……」


<ファイブレイン>


たかがパズルに、死生を賭す。
そんな、硬派でシリアスな物語を支える主要メンバー、は。
熱血バカ(カイト)、ガチムチ(ギャモン)、ショタ(キュービック)、石田彰ボイス。
……目指す先が、萌えアニメなのか、オトメ系なのか、よく分からない美形アニメ。


基本、コメディを度外視して、シリアス一徹に話が進む中で。
息抜きとして、コメディ要因として。
脳筋無能の体育会系パワーキャラのノノハが、力押しのインターバルを差し挟むのか、とか。
そう思って、静観していたワケなのですが。
ガチムチのギャモンに、萌えキャラ丸出しの妹が存在したり。
キュービックが、地味に、天才系ボケキャラだったり。
石田彰さんが、やっぱり、色香を交えつつ底意地の悪い小粋なボケを差し挟んだり。
そして。
よもやの新戦力、男の娘(アナ・グラム)が新戦力に追加されたり。


殊、二期の「オルペウス・オーダー」編では。
身近な関係者のコンプレックスに付け込み、関係者や身内同士で対決させる、など。
一期と比較して、物語の重厚性が格段に増す一方で。


キュービック「見た目は子供、頭脳は高校生!」
カイト「どこの探偵気取りだよ」
キュービック「せっかく、コートも自前で用意したのになー」
カイト「白衣じゃなくてコートなのかよ、それ……」
キュービック「奴はとんでもない物を盗んで行きました。それはアナタの心です!」
カイト「……せめて、探偵なのか刑事なのか、どっちかに統一してくれ」
キュービック「刑事じゃなくて警部だよ」
カイト「…………ィャ、もうどっちでもいいよ」
キュービック「駄目っ。真実は、いつも一つ!ちゃんとハッキリさせなきゃ!!」
カイト「……ってなワケで、パズルタイム終了!この問題の正解をハッキリさせるぜ!?」
キュービック「じっちゃんの名に掛けて!!」


ストーリーの密度とは裏腹に、次回予告(もっと×2神のパズル)は、毎回、こんな感じです。
つーか。
別の意味で、ストーリー本編よりも難易度の高い知識パズルの応酬。(笑)


ケロロ軍曹から、イカ娘に至るまで。
「直感的な閃き」よりも「経験に即した相応以上の知識」が無いと、解読できない例も多いです。
……ィャ、版権とか大丈夫なのか。国営放送局?


大丈夫なのかNHK、……と、云えば。


御多聞に洩れず、『ファイ・ブレイン』でも、まさかの水着回
POGの子飼いの噛ませ犬、今はすっかりデレてモブ扱いの姫川エレナの誘致によって。
POGの忌まわしき過去の黒歴史」が眠るとウワサされている、絶海の孤島へ。
(エレナ自身、この島が「POGの先史遺産が隠された島」とは知らなかった。)
(強化合宿やらバカンスやらで普通に利用していたので、開放空間だと思っていた。)


まぁ、POGの忌まわしき先史遺産に纏わる話は、スルーするとして。(笑)
ええ、絶海の孤島での、水着回ですから。
実質、女の子は。
旧敵からモブに左遷された、姫川エレナ。(白ビキニ。)
第一期中盤の中途半端なテコ入れで、突貫で追加された、ギャモンの妹。(紺スク水。)
石田ボイスの側近の子飼いの生徒会役員のモブ、二人。(言及の余地も無い、普通の水着。)
……だけ、なので。
……実質男女比、地味に、男の方が数が多い、と、云う。(笑)
……なんともNHKらしいと云うより、逆に、NHKらしからぬ異常事態の水着回


ええ、まぁ、お察しの通り。
偏屈なネタ気質の素っ頓狂に見えても、実は、行動がワンパターンなボクは。
男の娘、アナ・グラムの水着が一番エロ…(以下省略)…、とか。
そんな、見え透いた小ネタしか言えないのですけれど。(笑)


総員、心根が屈折している『ファイ・ブレイン』のキャラの中で。
唯一、心に何の歪みも無い、しかし、だからこそ余計にタチが悪い、アナだからこそ。
ストレートな心の持ち味が、身体にもストレートに反映されたのかな、……とか。
「男の娘がウケを狙って水着になりました。てへぺろ♪」とは微妙に異なる、異彩。
男の娘、アナ・グラムの健康美に関しては。
ネタはネタとして、しかし、ネタの領域を超えた人間美に、驚いたりもしたのですけれど。
こんなに無心に、素直に、肌や背景の綺麗さを率直に描けるアニメもあったもんか、と。
余計なアングルとか、いやらしいポーズとか、そう云うモノも無く、ただ、水着で座ってるだけ。
それなのに、良い。
だからこそ、良い。


……てゆーか、泰然自若?


…………、っても。


正直、個人的には。
ショタのキュービックの、さり気ない男児の色香に、NHKに対してモノ申したい気持ちも有りつつ。
熱血バカ(カイト)と、ガチムチ(ギャモン)の水着については、華麗にスルーするとして。
やっぱり、軸川センパイですよ。
石田彰さんボイスの知性派イケメンですよ。
ボクは男だし、ホモでも無いので、男キャラの水着に言及するのもアレかも知れませんが。
なんつーか。
なんで、このメンバーの中で、誰よりもエロスに気合いが篭もっているのか、と。(笑)


アトリビュートのリンゴジュースが誇張的に作用して、そう、魅せるのか?
やっぱり、中の人が石田彰さんってだけで、ものすごい性的補正が掛かるのか?
アニメーターが女性で、この場面だけ気合マンマンで仕上げたのか?
いずれにしても。
白ビキニの姫川エレンよりも、性的な意味で、一番おいしい所を一人で持ってってしまいました。


そして、それよりも何よりも。
第一期からの正ヒロイン、ノノハ。
事前特番でも大々的にクローズアップされていたハズの、メインキャラのハズなのに。
なぜ、肝心の水着回で、事実上の留守だったのか、と。(笑)
(諸般の事情で、遅れて合流。来週は、ノノハのお当番会で二週分の水着を見せる。……か?)


そうだよなァ。
単に「萌え絵」然と、不自然な設定で、無理に、水着や半裸を披露したって、さ。
テレビCMのアイドルの顔面アップの押し売り、みたいで、空々しいだけなのよね。
ストーリーと無関係のインターバル回、だからこそ。
無意識に出る、製作者の本心や遊び心が、うっかり垣間見られる醍醐味。
……そのための、水着回、や、お風呂回、なのよさ。


ともあれ。
二週に渡る小休止、……と、見せ掛けて。


体育会系のパワーバカ、……って、スタンスの、井藤ノノハ。
でも実は、誰よりも、人間的には繊細で、華奢で。
自分の周囲は知性派ばっかりで、知識を求められる関係なのに、知識を提供できなくて。
その辺の、孤独と、忸怩を、オルペウス・オーダーに付け入れられて。
ついに、ノノハが覚醒して、敵キャラとしてカイトの眼前に対峙する、……とか、ね。


そんな感じの重要フラグを隠し切れない辺りが、地味に、やっぱりNHKですけれど。
果たして。
ボクの、浅はかで、狭量な先見と憶測の裏手を、見事に突いて来るのか、どーなのか。
その辺の知的な側面でも、今後の楽しみが深い、パズルアニメ。