おまーん…

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豪腕の
エースが抜けたら
負け続き


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現在の日本代表のホープにして主力。
三浦知良さんのカリスマを継ぐ次代のキング。
本田圭佑さん、が、サムライブルーに戦線復帰、……とかで。
オリンピックイヤーも然る事ながら、こちらも熱気が凄まじい、サッカーW杯。


……なのですが。


正直、ボクは、スポーツに関しては、ド素人でして。
ヤるにせよ、見るにせよ、それほど興味が無いので。
だったら黙って見守ってろよ、俺。……みたいな、軽度の自虐に苛まれつつ。(笑)
楽しんでいる人々に対して難癖を付けて、熱狂に水を差すのは自重しとけよ、……的な。


それを、踏まえて。
思ったままを、思った通りに、陳述させて頂く、表現の自由の恩恵に肖って。
一介のド素人のチラシの裏の日記、として、書かせて頂きますれば。(笑)


いわゆる『ドーハの悲劇』など、過去の日本サッカーが今に至るまでの系譜。
そんな感じのドキュメントを、自今、テレビのそこかしこで見ていて。
殊、ザック・ジャパン期の、近年の遍歴を見ていて、思ったのですけれど。


一頃、本田圭佑さんが、怪我か何かで戦線を離脱していた頃。
ザック・ジャパンらしからぬ、ショボい惜敗が続いていた時期が、ありました。
代表的な敗戦の記録で云えば、やはり、前人未到北朝鮮本土での戦いが有名ですが。
兎角「日本のサッカー」ができず、微妙な負けが重なっていた時期があったワケでして。


……、で。
……その鬱屈を一蹴すべく、今回の快勝にて、ザック・ジャパンは勝機を立て直した次第。


でも、さ。
逆に、考えたら。


本田圭佑さん不在だと勝てない、トッププレイヤー依存型ってコトですよね。


トッププレイヤーがチームに居てくれる事を、精神の拠り所として。
個々の選手が、その精神の拠り所に甘えて縋って、やっと本来の戦果が出せる。
いや、逆。
精神の拠り所が無いと、本来の戦果が出せない。


日本のサッカーの強さの秘訣は、島国根性のチーム団結の一体感にある、みたいな。
まさに、日本のサッカーは『絆』の一語に恥じぬ、大和魂である、みたいな。
そんな感じの評価を、侭、耳にするコトがあるのですけれど。


確かに、その通りなのですが。
復帰したからと言っても、別段、本田選手一人だけが張り切っていたワケでは無いです。
11人+a、全員が一丸になって、一つのボールをコントロールしてこその勝利です。
その点には、異論は無いのです。


じゃあ、何に対して、異論(イチャモン)を付けたいのか。


実績データ、として。
本田圭佑さんみたいなトッププレイヤーが不在の場合、他の10人+aでは、勝てない」。
そうした、顕著な、武心の脆弱性


コレは、主に、野球に於いて問題視されている、日本の体育界全体の宿命的特徴なのですが。
一人、ものすごーく強いヒトがいて、そのヒトに心を預ける事で、チーム全体が強くなる。
逆に云えば。
一人、ものすごーく強いヒトが抜けたら、チーム全体が全体として弱くなる。


つまり。
「誰かが抜けても、誰かが補って、平均的に勝利を導く」と云う、戦力の総合的なバランス。
それが、ずっと、あらゆるスポーツに於いて問題視され続けて、今に至るハズなのに。


ザック・ジャパン、は。
未だ、この、本質的欠点(トッププレイヤー依存症)に、まったく無策なのか……、と。


だから。
本田圭佑さんが「居る」「居ない」で、こうも露骨に勝利と敗北が左右されるのか、と。
今回は、トッププレイヤーが居たから、勝てた。
今後も、トッププレイヤーが居れば、勝てる。
けれど。
トッププレイヤーが居なくなったら、また、負けるんです?


そんな感じ。
この、中学生のサッカー部のOB会の懇善試合、……みたいな、馴れ合いを続けて。
世界の頂点に立てるつもりで居るのかなぁ、……と。


ィャ。
結果論だけ考えれば、世界の頂点に立てるチャンスは大きいのですけれど。
それで良いのか、日本のスポーツは?、……って。
「勝った。」「負けた。」の、結果だけしか、視聴者は求めていないのかしら。


過去の戦歴から逆算して、そこから、何がダメなのかを割り出して。
それを克服して、更に強くなるのが、現代のスポーツのハズなのですが。
どうして、ザック・ジャパンは、これまでの戦いに於いて。
過去の失態の二の轍を、律儀に、ずーっと沿い歩き続けるのかなぁ、……と。


ものすごーく強い1人が抜けても、他の10人+aが平均的に戦力として安定すれば。
真の『絆』があれば、チーム全員が一丸となれば。
トッププレイヤー一人の存在の有無で勝敗を左右される、なんてコトは無いと思うのですが。


この屁理屈、って。
やっぱり、ボクが、スポーツに関してド素人だから、そう思ってしまうだけですか?
ならば。
なぜ、トッププレイヤーの1人の有無だけで、チームがこんなに振り回されるんですか?


他に、スポーツ的な視野での専門の分析考察があるのだとすれば、それを拝聴したい所存。
なぜ、本田圭佑さんが居ない時のザック・ジャパンは、勝てなかったのか。
『絆』の一文字を背負い、チームが一丸となって、勝利を目指したにも、かかわらず。