ふじょし…

   ※   ※   ※   ※   ※   ※   


美少女と
ゲームが好きな
オタク女子


   ※   ※   ※   ※   ※   ※   


時として、人と云うモノは。
何の理由も、根拠も、無いままに。
「不確実(半信半疑)である」または「不実(嘘八百)である」にも関わらず。
一つの事象を、頑なに、狂信してしまう事があります。


……初ッ端から、随分と仰々しく、話題に入りましたケド。
……内容は、至って、いつも通りのアニメ馬鹿なので。(笑)
……肩の力をテキトーに緩めつつ、コーヒーでも飲みつつ、読み飛ばして下さい。


5月28日。
『おやじギャル』で知られる個性的な漫画家、中尊寺ゆつこ女史(故人)の誕生日。
改めて、調べてみたら。
急逝から七回忌を迎えるとか超えたとか、もう、それぐらい過去の話なんですね。


ウケを誘う話題のトリガー、として。
著名人の過去の訃報を引き合いに出すのも、ちょっとだけ、躊躇したのですけれど。
圧倒的な、人間哲学的な、しかし、非女性的な、絶対個性。
……とか、そんな意味を込めて、その存在を拝借しました。


らき☆すた


おやじギャル。


そもそも、完璧超人で、泰然自若で、静謐冷涼で。
前に出るタイプ、では無く、一人で我道を邁進する、孤高のオタク像だったハズなのですが。
……いつの間にか。
……つーか、二巻の頃には、既に。
「そこら辺にリアルでも居るっぽい、ステレオタイプのオタク像」、として。
当初のキャラ性をスッパリと切り捨てて、それでいて、人格が破綻しなかった珍しいヒト。


不勉強でも、地域最上級の進学校の学期テストにて、80点ほどサクッと取れる秀才だったのに。
いつの間に、欠点を取るか取らないかの馬鹿キャラに堕ちたのか。


誰と吊るんで馴れ合うでも無く、一人で趣味の世界に没頭する理系女子だったハズなのに。
いつの間に、仲間内の輪の中心に立ち、コミュニティを切り盛りする幹事役に出世したのか。


この辺りの「アイデンティティ」と「ポテンシャル」の変針の過渡、……ってのは。
さり気に『コンプティーク』の迷走の顕著、なのかなぁ、……とか。(笑)
それっぽい角度から穿って見ると、むしろ、底が深い話なのですが。


本日は、さっくり。
表層的な話で、留め置くとして。
「寡黙な理系の秀才」であれ、「典型的で一般的な文系の女子オタク」であれ。
つーか、そもそも。
「(ステータス上は)体育会系のガチ武闘派」であれ。(笑)


兎にも、角にも。
泉こなた、……、は。
最初から今に至るまで、終始、一貫して。
「自身の女の子っぽさ(いわゆる「萌え」)には、まったく無頓着である」、とか。
そんな感じの、萌え文化へのアンチテーゼを世に突き付ける、反骨キャラクターとして。
そのスタンスを説明する上で、度々『おやじ』っぽいコトを自虐自嘲するワケなのですが。
(ただし、中尊寺ゆつこ女史が提唱した『おやじギャル』とは、概念が異なる。)
(概念は異なる。……が、ベクトルと云うか「言わんとしているコト」に奇妙な合致がある。)


腐女子」と云う単語は、実に、多面的なニュアンスを内包した新語でして。


・「婦女子」を捩り、女性的感性を軸に据えつつ、女性としてどうかと思う生き様を自虐する概念。
→いわゆる「オタク」である事を前提とされているが、厳格な取り決めは、無い。
→漫画やゲームなどには興味が無いが、特定の一ジャンルに夢中なヒトを示唆する場合もある。
(ただ『特定の趣味を持っていないが、女性として人生を捨てているタイプ』には、使われない。)


・男色やBLを趣味の主軸と自負する、社会的な女子グループ概念。(狭義)
→いわゆる「漫画やゲームやアニメのオタク」である事が前提であり、暗黙の絶対条件。


大別すると、凡そ、上記の二意に分かれるワケなのですが。


男色やBLには興味が無い、が。
「自分の生き様は、女性として、どうなのよ」と自問する、と、云う意味では。
中尊寺ゆつこ女史の提唱した『おやじギャル』も、また。
一つの「腐女子」のパターンの一環なのかなぁ、とか。


否、腐っている、とは、表記しているモノの。
個性的で、絶対的で、圧倒的な、非女性的個性。
男女雇用機会均等の中で、女性が、今の世の中を、逞しく生きる上で。
ギャルであれ、オタクであれ。
まず、一人の人間としての芯の強さがあってこそ、なのですが。


5月28日。
そんな「見た目は女子高生(今は女女子大生)、中身はおやじ」の泉こなた、の、誕生日。
此処で、話は、冒頭に戻るのですが。


ボクは、何故か、ずっと、ずっと。
泉こなたの誕生日は、5月5日だと、狂信し続けていました。
当ブログでも、過去、泉こなたの誕生日は5月5日と云う前提で書いたコトがあるかも。


社会を生きる女性の個性の在り方、とか、
オタクの在り方を巡るリアリティとコミカライズの差、とか。
その辺の、小難しい話は、さて置いて。


なんつーか。
思い込み、……って、ハマると地味に根が深いよね。


ただただ、それだけの、至極どーでも良い話。