あちが…

   ※   ※   ※   ※   ※   ※   


赤ドラの
筒五(ウーピン)捨てて
何を待つ?


   ※   ※   ※   ※   ※   ※   


ご都合主義のカン連打、……からの、嶺上開花
冷静に考えれば、現実に麻雀をやっていると。
四積子、どころか、まず、三積子を獲るコト自体が難しいワケで。
せいぜい小三元、か、役牌ですら無い字牌を混ぜてのトイトイホー。
いつも、王牌の高みを眺めていて思うコトなのですが。
嶺上開花、って、もう、役満でも良いと思うの。(笑)


そんな主人公補整、つーか、チート仕様で、雀卓を座巻した。
「素足の雀神」宮永咲に、最終局面で、対峙したのは。
局面を自意で工面して、最後の最後に和了牌を引き寄せる、ラスボス。
ハイテイ率がやたらと高い、「海底の支配者」天江衣。


雀士としての生き様の対比のドラマツルギー、ってのは。
そこで、一つの結論に達したのだから。
(鶴賀の加治木が、槍積でカン連打の流れを阻止する展開も挟みつつ。)
(風越の池田が、番狂わせの役満で空気を一転させる展開も挟みつつ。)


なのだから。
「場を、最後の最後まで、牛耳る」天江衣と差別化するのなら。
「場を、一番最初に、征する」って戦法になる気がするワケで。


<咲〜阿智賀編〜>


方言と県民性のコミカライズに於ける誤差に関しては。
殊、北大阪代表の千里山女子高校に関しては。
吹田高校(実在)に知人が居る手前、云いたい事が山ほど有るですが。(笑)


それは、まァ。
いつか、ネタがまとまって機が熟せば、追々。


「場を、最後の最後まで、牛耳る」って、天江衣と重複しない。
「場を、一番最初に、征する」って、戦術のドラマツルギー
飽くまで、考える点は、一つ。
「場を無視して、王牌から嶺上開花を獲る」宮永咲へのアンチテーゼ。


……だとすれば、高鴨穏乃が、side-Aの主人公として。
……sade-Aではラスボスに回った、宮永咲に勝てるとすれば。


東一局一本場で天和、からの、安手の速攻和了で八連荘
……こそ、咲に対する穏乃の手法としては、妥当だと思うのですが。
……ィャ、八連荘が役満ルールなのか、否か、知りませんけれど。


ともあれ、それって。
「手を変えてでも、ドラを捨ててでも、貪欲に勝機を穿つ」とは正反対で。
高鴨穏乃の根本的なキャラクター性を、真っ向から無視するよなぁ、と。(笑)


ビギナーズラックで自分が何をやっているのか理解してない、鶴賀のメガネ。
セオリーブレイカーでいつもと違うコトをヤりたがる、清澄の竹井久。
兎角、不自然に役満の運気に長けた、風越の池田ァ。
……そんな感じ。


少なくとも。
ジリ貧の緊張感を経て燃え上がり、そこから底意地の粘り勝ち、となると。
どうしても、宮永咲、と、高鴨穏乃、は、同じコトをヤる羽目になるワケで。


思念が相対する者の「正負肯否のドラマツルギー」、では、無く。
思念を同じくする者の「正々堂々ドラマツルギー」、と、云う意味では。
咲 vs 穏乃 vs 他二名、……の、一荘一局は、とても興味深い所存。


取り敢えず。
現時点で、高鴨穏乃に対する、ネット世論の平均的な評価は。
「主人公補整のチートで、ご都合主義的な場当たり和了、とか。(笑)
戦術も個性も無いクセに、どの面先で、宮永咲に喧嘩を売るのか、と。
ずいぶんと、酷評が目立つ気もするワケなのですが。


熱血ジャージ、マフラー、ドラゴン、ボウリング、他一名(ぉぃ。)。


阿智賀は、阿智賀として。
主役校として、いずれ、独特の個性を発揮できるのかなぁ、……と。
ただただ勝つ、だけでは、宮永咲へのアンチテーゼにゃならないワケで。
(原村和との郷愁を奪還する……って点で、ドラマツルギーには、なる。)


先達の清澄が、あれだけ綺麗にまとめたストーリーを。
後進の阿智賀は、反対側から、どう引っ繰り返すのか。
……もっとも。
……熱血ジャージ馬鹿の前に、最後の最後に立ちはだかるのは。
……宮永咲、では無く、姉の宮永照、だったりするのかなぁ、とも。


咲と照の思わせぶりな軋轢も、アニメじゃ無視されてますし。
宮永さん家の家庭の不和の整頓を、阿智賀が担うのかなぁ、……とか。