ぶれっど…

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ふわっふわ
こんがり、さっくり
もっちもち


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姉ヶ崎寧々さんの誕生日。
二十四節気の一つ、穀雨


今日は、そんな感じの話題。
穀物優しい雨が降る季節、世に爛漫の花の咲く也。
チマタでは、世に云う「春のパン祭り」の季節。


ちなみに、五更瑠璃(『俺妹』の「黒猫」)の誕生日、でもあるらしく。
なので、今日は「萌え」に関しては、かなり、ドライに語ります。
……それは今日に限った話では無く、いつものコトですか。そーですか。(笑)


<シャイニングなんとか〜幸せのパン〜>


♪ 小麦粉、お砂糖、バターに
♪ アナタへのときめき〜
♪ ワタシだけのレ・シ・ピ♪ ふわっふわのまほう♪


ネネさんが、こんな感じの歌を、口ずさみながら。
台所で、お手製の、デニッシュだかクロワッサンだかを焼いてくれたり、とか。
そんな感じの妄想を、抱かないでも無いのですが。
……ええ、リンコには、ホットケーキかクッキーぐらいしか期待できませんし。(笑)


ともあれ。
絵のクオリティーの高さ、と、声優の演技の質、の、アンバランス。
そして。
ファンタジーの世界観をブチ壊しにする、キャラソン丸出しの、お遊戯ソング。


話題性、……と云う意味では。
今、地味に熱い『シャイニング・ハーツ』のエンディング。
良くも、悪くも。


殊、歌っているのが、キャラクター名義の担当声優さん三人なので。
信者とアンチが、互いに袖を引っ張り合って、話し相手を求めてるだけの状況で。(笑)
だから、実際は、普通にアニソンとして平均(中の下)ぐらいの注目度だと思うのですが。


何となく、気になったのは。
「お遊戯」丸出しの歌詞、や、露骨な「萌え」押し売りの振り付け、よりも。
作品世界観、と、歌詞内容、の、乖離。


幸せのパン、……とか、サブタイに銘が打たれてますけれど。
決して『謎の彼女X』や『QBリベリオン』的な意味なんぞ、カケラも無く。(笑)
「春のパン(ツ)祭り」の片鱗と帰来のカケラも無い、と、云うか。
「春のパン祭り」を、純粋に、アニメ的に、素直に楽しめる、と、云うか。


せっかくTONY氏が、イラストを手掛けているのだから。
ふっくら、もちもち、の、パンツも堪能して見たい気持ちも、自制しつつ。(笑)
それを差し引いて。
これ見よがしな、女の子のわざとらしい「萌え」描写とか、至極どーでも良いとして。
ふっくら、もちもち、の、パン(食べ物)の描写が、地味に、素敵だったりしまス。
……『焼きたてジャパン』を、このクオリティで、作り直して欲しいほどに。(笑)


絵に描いた餅、なんて言葉もありまして。
アニメの中のパンなんざ、味も、香りも、手触りも、何も伝わらないのですけれど。
見ていて「あー、美味そうだ」と思わせるぐらいのクオリティ。
パンの魅力に限定すれば、その食指のニュアンスは『魔女の宅急便』に近い、かも知れない。


それぐらい、この作品は、『〜幸せのパン〜』と銘を打つだけあって。。
ストーリー性、や、キャラクター性、よりも、何よりも。
兎角、パンへの執着が、異様に深いワケのですが。(笑)


エンディングの歌詞。
小麦粉、お砂糖、バター。
そして、アナタへのときめき(いわゆる、愛のサジ加減)。
この材料を基軸として、ふっくら、こんがりのパンを焼く、……とか、云うのですが。


まぁ。
卵や牛乳に関しては、アレルギーや好みの問題など、無視や除外する素因も大きいので。
「今回は材料表から割愛しました」としても、わからない道理は無いのですが。
(わざわざ言及しないけれど、モノによっては入ってるヨ、……とかの都合の踏まえて。)


……あの、ファンタジー一択の世界観から、考えて。
……「生乳をバターに加工する」など、平均的に都市的な料理スキルがある世界、と、踏まえて。
……ドライイーストショートニング、等の「酵母」の類、は、どうするんだろう。


そりゃ、現代日本のモノサシで云えば。
それらは、石鹸箱ほどの大きさで市販されているモノなのですが。
ファンタジーの土台たる中世近代の欧州などでも、普通に使われていた食材なので。
あの世界にも、ショートニングだかドライイーストだかの醗酵補助食材は、あるのでしょうケド。


あの、エンディングの、お遊戯と歌詞を眺めていると、どうにも。
この娘たち、ものすごーくパンに対して執愛が深い、っぽいスタンスで歌ってるケド。
本当は、一次醗酵や二次醗酵について、まったく考えてないんじゃないかしら、……と。(笑)
……そんな、素っ頓狂な疑問を、つい感じてしまう不思議。
……作品中のパンの描写が、アニメ史上でも比類無きクオリティであるが故に、余計に。


このエンディングに乗せられて、焼き上がったパンは。
クレープ生地、ナン、ピザクラスト、フォカッチャ、ドーナツ。
いずれにしても「サックリ」系であって、「ふっくら」系では無いよね、……みたいな。
ああ、でも。
バターを尊重するなら、デニッシュ(サックリ系)だったら、上記の材料でも行けるか。
クレープ生地を大量に焼き重ねて、ミルクレープ(ふっくら系)ってのもアリか。
ナン、フォカッチャ、って、ヒトによっては「ふっくら系」と見做すヒトもいるのかしら。


(つーか、低温長時間で熟成醗酵させるのであれば、都市的な予備酵母の追加は必要は無い。)
(とどの詰まり、ショートニングドライイーストは、特談の必須材料では無い。)
(逆に、無醗酵を前提としたパンもある。)


とか。
世に爛漫の花が咲く、穀雨の季節の風物詩「春のパン祭り」。
なのに、パンツよりも、パンの方が気になってしまう、そんな感じのお話し。


本日の結論。
花(パンツ)より、団子(パン)。