にょっき…

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「マォアール」
そんな名前の
小料理


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さて、最近は、何かを書けば料理の話ばっかりなのですが。
その理由は、至極、単純。
最近は、アニメが、つまらないからです。


……ィャ、微妙にニュアンスが違うな。
最近は、アニメで、日記のネタを拾うのが難しいから、つまらないのです。
「アニメが、つまらない」のでは、無く。
「アニメを見てネタを拾うスキルが鈍磨してる、ボク自身の感性が、つまらない」。


なので。
安直単純、かつ、自由奔放、に、好き勝手を書ける料理の話が増えた。
それだけの話です。
……つーか、ボクにして見れば、料理も「萌え」の一貫なのですけれど。


『今日の料理ビギナーズ』を、実際に、見たコトがあるヒトは。
そして。
下手絵イラストレーターとしてのボクの感性側面を、長く、御存知の知人各位は。
「あー。この手の絵って、うにうに。さん好きだよねー」って伝わると思いつつ。


料理の話も、面白いですけれど。
それ以上に、間に間に展開されるミニアニメが好きで、いつも見てます。


で。
今日の話題は、上記でチラッと触れた「料理も『萌え』の一貫」、……の、話。


『萌え』ってのは、勿論、平成初期(2000年前後)のアキバ的な意味です。
昭和の秋葉原とか、今のAKBとか、平成初期のアキバとは別の意味がありますケドね。
俗に、アニメオタクの聖地と見做されていた頃の、アキバ。
(昭和の秋葉原、は、そこでしか買えない電化製品の集う万魔宮。)
(今のAKB、は、数字だけを過意識して、結局は形骸化した、変り種の商業モール。)


いきなり、レシピから紹介しましょう。


1 : 小麦粉(100g)を、ぬるま湯(熱めの風呂ぐらいの温度、60cc)で、溶く。
※ : ぬるま湯は、ダバッと全部を入れるのでは無く、様子を見ながらチロチロ注ぐ。
(季節や地域によって、40ccで大丈夫だったり、75ccが必要だったり、量が変わるから。)


2 : 練る。耳たぶの硬さを目安として、粘土状になるまで、練る。


2a : 練り上がった生地を、ラップか濡れ布巾に包んで、30分ほど、寝かせる。
※ : NHK版『今日の料理2012年4月号』では、この肯定を行なっていない。
※ :「寝かせる」「いきなり作る」で、何が、どう変化するのかは、ボクは知らない。


3 : 落ち着いた生地をちぎって、丸めて、団子状にする。
4 : 団子状にした記事を、親指で「ふにっ♪」と押し潰しつつ「くにゅっ♪」って丸める。
「これ、最優先事項よ♪」井上喜久子お姉ちゃんの声で。 / 笑)
※ : えーと。……何が言いたいのか、については、後述にて詳しく。


5 : 鍋に湯を張り「小麦粉の団子状の何か」を沈め、煮る。……つーか、茹でる。
※ : おおよそ 5分 が目安。浮かんできたら、茹で上がり。
※ : 好みの硬さは、何度も作って、自分で確かめるコト。


「はい、できましたー♪」


後は、「茹で上がった、小麦粉の団子状の何か」を。
在り物の野菜や、賞味期限が迫ってる肉や、何やかやと一緒に。
出汁や味噌、カレールーやパスタソースで、和えて良し、茹でて良し。
塩コショウ、豆板醤 or XO醤 or ウスターソース、マヨネーズ、等で、炒めても良し。


とどの詰まり、小麦粉の練り物(無味)なので、
何にでも使える、万能ダンゴです。
……つーか。
ただの『すいとん(水団)』じゃないですかコレー!!


ええ、ただの『すいとん(水団)』です。
厳密には、『中華すいとん』であり。
真に肝心なのは、むしろ、5 : から後の応用編なのです、……が。
更なる中華の高見を目指して極めたいヒトは、自分で、ググれ。(笑)


では、何が、違うのか。
改めて、レシピをオサライしてみましょう。


3 : 練って、丸める。
4 : 広げて、つぶす。←ココ!!


団子状にした記事を、親指で「ふにっ♪」と押し潰しつつ「くにゅっ♪」って丸める。
具体的には。
ネコの耳、……みたいな感じで、愛らしく、丸める。


あの、見てるだけで「はにゃーん♪」ってなる、ネコの耳の、くるくる感。
それっぽく意識して、丸める。
……っても、生地の手触り感は、どちらかと云うと肉球に近いかも?(笑)


ほーら、この時点でも、かなり「萌え」ですよね♪
……でも、まだ、アキバ的なニュアンスの『萌え』とは、微妙に違う気がしつつ。
つーか。
オタクの玄人は「すいとん = 割烹着 = 和モノ萌え」とか派生できますケド。
異国迷路のクロワーゼ』的な意味で。
でも、そんな歪曲して「萌え」とか無理に言われても、理解を共感できるヒトは少ない。


じゃあ。
上記のレシピの『中華すいとん』。
何が、アキバ的な意味で『萌え』なのか。


……え?
……ああ。名前を、まだ、言ってなかったでしたっけ。
……この、ネコの耳だか肉球だかを思わせる、不思議な『中華すいとん』の名前。





猫耳




どうよ。


猫耳
(ただし。読みは「ネコミミ」では無く「マォアール」。)


チャイナ服、で、猫耳、とか。
妄想の余地が、どこまで広がるのか、……って、話ですよ♪。
ネコ耳メイドカフェを名乗る店は、コレをネタで出す、ぐらいの気概が欲しいよね。


……まァ、とどの詰まり、ただの『すいとんだけどな。(笑)
……ただの『すいとん』を『猫耳』と呼ぶだけで、こんなにも風合いが変わるなんて。


厳密には、『中華風猫耳(マォアール)』として楽しむためには。
むしろ、茹でた後の調理法こそが、本当に肝心なのであって。
それを、味噌汁の具にしてしまえば、ただの『すいとん』以外の何者でもありません。


以上。
料理ってのは『萌え』なんだよ、……って、話。


余談。
マォアールの作り方、手順的には、ニョッキに似てるよね。
(材料が、微妙に、大きく違っていたりしまスけど。)