ちわげんか…

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「この娘はオレの女」
「いや、オレの連れ」


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10 + 7 = 17文字。
定数変則の自由律。
季語は無いので、川柳です。


ともあれ。


どこのテレビも、ラジオも、新聞も、雑誌も。
地震津波、復興、絆、そして、原発原発原発
まぁ、上記の単語の羅列には、特談の深意も他意も無く。
ニュアンス的に、それぐらいのペース連呼されてました、……って、観念論。


実際、ボクが何を思ったのかについては、言及する意味も必要も無いワケで。
……と言うか、皆さんと似たり寄ったりの事を考えていたと思うので。
取り立てて、一年の節目に想うコトをブログに編纂しようとは、思いません。
心の内に想うだけで良い。


……、で。


震災特番の間に間に、普通の放送もやっていた訳で。
夜の夜中には、いつも通り、呑気に深夜アニメも放送してました。
プリキュアも、AGEも、フォーズも、ゴーバスターも、いつも通りでした。
そんな最中、ボクは最近、普段はFMラジオを愛聴する新習慣が板に付いたワケでして。
仕事の休憩中とか、休みの日には。
深夜アニメの録画とかNHKの6時と21時のニュース以外には、テレビには見向きもしなくなりました。
オセロ中嶋さんが自称霊能師に騙されたとか奪還に成功とか、まったく顛末に興味が無い次第。


……あ、でも、なでしこジャパンのドイツとの一戦は、凄かったですね。
……スポーツ番組には否定的なボクでさえ、ちょっとだけ血が騒ぎました。
……最後の最後まで、能書きを捨てて結果論に徹するアスリート魂は好きです。


えーと。
そうそう、FMラジオの話。


徒然に聴いていて、ちょっと面白いなぁと思った、ある洋楽の話。
二人のオトコが…………
「カノジョはオレの女だよ」
「ちげー。オレの連れだよ」
…………、って。


なんつーか。
流暢な英語で、聞くに堪えない痴情のモツレの有様を歌い綴ったコミックソングですが。(笑)


二人のオトコ。
一人は、英国で"Sir"と認められた、世界的なロック・ミュージシャン。
一人は、米国で"THE King"の二つ名を背負う、トップ・オブ・ザ・ダンスマスター。


"The Girl Is Mine."(1982年)
by マイケル・ジャクソン & ポール・マッカートニー


あの、ジャクソン5の、マイケル・ジャクソンですよ。
あの、ビートルズの、ポール・マッカートニーですよ。
……その二人が、互いに『カノジョはオレのオンナだ』と、取り合うのですから。
どんな凄いオンナなんだ、その『The Girl...』ってのは、……と。(笑)


The girl is mine...、と。
No,She is mine...、と。
NoNo,She is mine...、と。
No,The girl is mine...、と。


マイケルが、ポールが。
入れ替わり、立ち代わり、シャウトとウィスパーを織り交ぜて、互いに繰り返すだけ。
なのに。
すげー、良い。
……なんか、分かる。二人の言わんとしてるコトが。英語なのに。
……歌ってて、その内容のバカバカしさこそ、楽しさの境地なんだろうなぁ、と。(笑)
……ノリノリ?


ギリシャ神話にしても、古事記にしても。
多神教の神々ってのは、むしろ、至極、人間らしい側面を多分に秘めているそうですけれど。
マイケル・ジャクソンも、ポール・マッカートニーも。
決して、神では無く、人間なのだなァ……、と。
人間だからこそ、なのだなァ……、と。


たまには、ラジオ、ってのも。
テレビとは異なる刺激があって、面白いですよ。