おとな…

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子供こそ
大人の域(粋)に
興を持つ


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最近、殊に、コンビニ等で「オトナのための〜〜」ってフレコミを多く目にしまス。
グルメやスウィーツの類で、多く目にする宣伝文句なのですが。
ファッション、トラベル、ミュージック、などなど。
あらゆる産業市場のコピーライトとして、特に、40代50代60代をターゲットとして。
中間富裕層、かつ、人口の単純絶対数が多い顧客層(団塊ジュニア)の奪い合い、であり。
※ : いわゆる「団塊の世代」は、年金生活世代に突入して貧富差にバラ付きがある。
※ : つまり、客層として着目しても、年齢層の全体収益の期待度が低くなる。


だから、なんつーか。
「オトナのための〜〜」ってフレコミ、は。
コピーライトでしか商品価値を判断できない、精神未熟者を釣るためのエサ、で。
そんなモノに易々と踊らされるのは、『子供』だけだと思うのですけれど。
……戸籍上、年齢ステータス数値が、40代50代60代ってだけの話で。
……22才ぐらいの頃から「心の変動」が停止した、生ける死屍みたいな人生の人々。
……もはや『子供』ですら、無い。


ともあれ。
「オトナのための〜〜」ってフレコミには、多分なニュアンスが含まれていて。
今回、当ブログでは、主に、味覚を中心に言及するワケですが。


・甘味と辛味のみならず、苦味や渋味や酸味などの多彩な変化を売りにしている。
(砂糖と塩、以外の調味料が、主味のキーとして商品の味覚魅力に作用する。)


・原材料に、小児や児童には有害な素材を利用している。
(高アルコール調味料、強度の香辛料刺激物、カフェインなどの成長阻害物質、など。)


・素材にこだわっている分、原価が高額となり、価格も高額である。


ただ単に「『オトナのための』って宣伝すれば、ミーハー釣れるよねw」って話では、無く。
相応、実年齢に暗黙の制限を設ける理由を秘めた「いわく付き」の場合が基本です。


例えば、今が旬のカキ(牡蠣)の場合。
あの、独特の苦い「癖」は、子供が食べても「苦い」としか感じないワケで。
また、割りと、寄生虫危険度が地味に高い食材だったりもするワケで。
(身体的に第二次成長期を越えたぐらいの細菌免疫力が無いと、食中毒を起こす危険がある。)
無論、事実上、「細菌性食中毒は、無い」のが大前提であり、絶対理念なのですが。
……なのですが、思い出してみて下さい。
……ユッケ。牛肉の、生食の、刺身。
……「無い」と云う前提が、あっさりと全否定された、件の大騒動。


牡蠣の場合も、「(まだ)無い」と云うだけの話で。
いざ、最悪の事態が想定外に発生した場合。
40代50代60代であれば、三日ほど病床に臥せば完治する程度の食中毒でも。
15才未満の幼児や小児の場合だと、重症化する可能性もあったりするワケで。
だから、子供に牡蠣をナマで食べさせる大人と云うのは、少数派にして稀有なのですが。
……当然、「高額なので、子供には、もったいない」ってのも、大きいですが。
……当然、「子供に食べさせても『苦い』とか言って訝しる」ってのも、ありますが。


とか、ね。
無考富裕層の中年ミーハーを躍らせてカネを搾り取る、だけでは無く。
第二次成長期以上を顧客ターゲットに狙う意味、ってのは。
20代30代を度外視して40代以上を狙うにしても、一言では説明ができない様々な事情がある次第。
もちろん、経済的余裕があるなら、20代30代が手を出しても良いワケで。
もちろん、20才未満の子供が手を出しても、一向に構わない場合もあるワケで。
(酒、煙草、性風俗、などなど、法律で厳禁されている事例は除く)


なのですが。
「オトナのための〜〜」って、子供をシャットアウトする商法を見るたびに。
オトナだったら、まずは『子供のため』を考えてあげないのかしら……、と。


子供そっち退け、……で、大人の楽しみを優先する会社や企業が。
大人を問わず、子供を問わず、顧客や社会のためになる働きをする、とは、思えない。
自分の所の営利になるヒトに対して、重点的にサービスを増強してる、……だけ。


大人、……なのであれば。
大人の遊興と贅沢の余裕があるなら、それは、子供たちに回してあげたら良いのに。


「オトナのためのスウィーツ」とか買って、親同士が女子会とか開く時間とカネの余裕で、さ。
子供たちも一緒に集まって、ホットケーキなり、プリンなり、手作りしてあげたら良いのに。
それが『人間のための〜〜』余暇の過ごし方の理想である、とか。
……そこまで考えて欲しいモノです。大人なら。
……絆。
……その一文字を、日本の世相として尊重すべしと多数決で賛同した社会なのであれば、さ。