なべ…

   ※   ※   ※   ※   ※   ※   


熱々の
鍋を囲んで
ほっこりと


   ※   ※   ※   ※   ※   ※   


愛妻の日。
愛菜(あいさい = まな)の日。


1、と、I、が、似てる……からって。
「愛妻」はともかく「愛菜」はどうかと。(笑)
芦田愛菜ちゃんの人気に、穿った難癖を付けるつもりは無いですが。
「人気がある時はチヤホヤと持ち上げてから、いきなり落とすのが、オトナ」って。
往年の名子役の一人、加藤清史郎クンも、世に苦言を呈しているワケで。(笑)


カッコワライ。
如何にもソフトバンクのCMらしい、風刺と毒と気の利いた、持ち前の時事ネタなのですが。


せっかくなので、野菜に関する話。
……と云うか、せっかくなので、「愛妻の日」とも絡めて。
……冬に野菜を美味しく食べる王道、鍋に纏わるエトセトラ。


<今日の料理ビギナーズ>


北海道の「石狩鍋」。
鮭とジャガイモをメインに味噌仕立ての出汁で煮る、冬の醍醐味の一つ。
秋田県の「きりたんぽ鍋」に匹敵する、日本のS級グルメです。
……S級とかA級とかB級とか、グルメにランク付けする意味も、良く分かりませんが。(笑)
……「知るヒトぞ知る」をB級と査定した場合、「誰もが知ってる」と云う意味でS級。


石狩鍋
北海道の食材がフンダンに盛り込まれた、言わずと知れた鍋なのですが。
味の決め手は、実は。
鮭でも、ジャガイモでも、味噌でも、無く。
バター、……なんですよね。
文字通り、まさに、醍醐味。
「醍醐」、って、乳製品全般ですよね?
アレ、ヤギ限定だったかしら?


ともあれ。
そりゃ、鮭や、ジャガイモや、味噌や、食材の旨味の坩堝なのですが。
バターの有無に関しては、あんまり重要視されていない気がする石狩鍋
酪農による乳製品も、また、北海道を代表する食材の一翼であり。
北海道の食材を、余す所無く堪能するのが、石狩鍋の本懐であり。
(とうもろこしの存在も、地味に、でかい)
だから。
どうして各種グルメ番組では、石狩鍋を語る折々、バターを無視してるのかなぁ、と。


ウチ(大阪府)で、石狩鍋っぽい鍋を作る時には、普通に入れてましたから。バター。
『今日の料理ビギナーズ』で改めて「ココが極意!」と、念を押されていたのを見て。
バターの重要性を、改めて、考えるべきだよなぁ、……と。(笑)


この辺に関しては、北海道に在住する知人が居るので。
いつぞ時間があれば、がっつり、御当地の意見を拝聴したい所存でも、ありますが。
「美味しく食べられれば、どっちでも良いです(w」って、はぐらかされそうな。(笑)
大らかな大地に育っただけあって、大らかな人間だからなぁ。


感謝、と、空腹。
どんな料理にしても、「美味しく食べるコツ」は、この二点が大きいと思いつつ。
「美味しく作るコツ」は、また、話が違って来ますケド。


余談。
キムチ鍋の、シメ。
誰が最初に言い出した事か知りませんが、いつの間にやら。
「王道は、中華麺ってコトになっている」っぽい話を、聞かされました。


ええ。
ボクは、と云うか、当家は、鍋のシメは白米の雑炊、一択なので。
うどんとか、中華麺とか、小麦粉でシメるって発想が無いワケで。
キムチ鍋にパスタ、とか、キムチ鍋チーズフォンデュ、とか。
エバラの『キムチ鍋のもと』のCMに見る、つるの家の食卓事情に関して。
ぶっちゃけ、個人的な反感が、ものすごく大きいのですが。(笑)


キムチ鍋の残り汁で、シメの、白米雑炊。
ボリュームとしては申し分ナシ、しかし、やはり、何かが違うらしく。
中華麺派の人々には、些か、不評であったりするのですが。
それでも。
隠し味にチーズを入れる、と云う、一手間に関しては、好評でして。
『ピリカラ韓国風リゾット』と説明すれば、味の想像をして頂けるかしら?


補足。
白米雑炊でシメる場合、コクを出すために、普通は「溶き卵」を使うのですが。
ピザ用チーズをちりばめて、パルメザン(粉)チーズで仕上げて香ばしさを出す。
……けれど、料理上の存在意義は「溶き卵」と同等の効果です。
……キムチの辛味、と、チーズの塩気、が、旨い塩梅に融和するっぽい。


それを考えると。
キムチ鍋にパスタ、とか、キムチーズフォンデュ、とか。
つるの家の食卓でヤっている事も、アレはアレで、有りなのかなぁ、……と。


高木ハツ江さんも、キムチ鍋のシメは中華麺だそうですが。
それよりも、高木家の石狩鍋のシメ。
こちらも、やはり、ラーメン(残り汁で、味噌バターコーンラーメン)なのだそうで。
なるほど、鍋のシメに中華麺ってのは、やっぱり王道なのかしら。


そもそも、まず。
石狩鍋は、ビギナーじゃなくて、エキスパートの料理だと思うですケド。(笑)