やきさば…

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死神が
空気も読まず
最上川


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焼き鯖。





おっと、失敬失敬。


<日常@Eテレ


第二回ダイジェスト。


宝くじ、と、たこわさ、の、話。


「私が頼んだのは焼きソバだよッ!!」


背中のゼンマイ取ってください。


「白飯も無しに、焼き鯖だけでどーしろって言うのよッ!!!」


エレベーターに閉じ込められた話。


「アルゼンチンペソしか無いよッ!?!?」


隊長ー、KYって何ですかー?


……ともあれ。


「焼きソバ」と「焼き鯖」の話、は。
世間の概評は、往々、賛否両論。
ある意味、コレが、信者とアンチを決定的に分離する試金石みたいなエピソード、で。
今さら改めて、何を語り直すまでも無い、王道の逸話なのですが。


いざHNK教育で見る、……と、なると。
自然と、思考回路が冷静と云うか、ベクトルが常識の領分に固定化される不思議。
そうした、真人間の尺度で、改めて見ると。


全面的に、ゆっこが悪いよなァ。


すったもんだの挙句、取って付けた様な百合展開のゴリ押しで。
みお×ゆっこの関係が平和的に解決したオチが、むしろ。
不自然で、受け入れられなかった。Eテレ版では。
サンテレビ版では、まったく何も考えないでシレッと見流した。)


中学生日記』でさえ。
一応は、解決っぽく演出するものの。
最後の最後まで、何がしかの「引っ掛かり」を残す気がしつつ。
……っても、『中学生日記』は等身大ドラマですからね。
……かたや『日常』は、不条理ナンセンスアニメですから。
……それを、おなじ天秤で考える、ボクの見地の方が大間違いですが。(笑)


オムニバスの性質上、どの話を、どう繋げても破綻しない、……と、云うか。
もはや、どこをどう繋げても、まともな展開にならないワケで。(笑)
ある意味、『ファイブレイン』よりも頭を使うアニメなのですけれど。


それでも、チグハグの不条理の中で、一本線の安定感を感じるのは。
NHK教育で見ているから、では無く。
メインストーリーのタテ軸が「なの」(東雲シナリオ)ベースだからなのかなぁ、と。


Eテレ版に限って言えば。
『日常』の主役は「なの」、そう考えて見ると安泰なのかしら、……と。
つーか。
サンテレビ版でも、東雲研究所に纏わる話は、割りと芯が通っていた気がしつつ。
アニメスタッフは、一堂総意で「なの」を全面的に応援しているのかな、とか。(笑)
……スタッフから愛されているのが、はかせなのか、なのなのか、知りませんが。


なのですが。
なんつーか。
だから「サメサメぱくっ♪」(じゃんけん含め)は、いらないってばよ。
そんな小細工なんか差し挟まなくても、「なの」の魅力は伝わるってばよ。


取り敢えず。
阪本さんは、もうちょっと、がんばって欲しい気がしまス。(笑)
あと。
「ヒトコトワドコトバ」が割愛されたのが、個人的には、不服。
でも、逆に。
「ヘルベチカスタンダード」が、随所に、器用に組み込まれているのは、すげーと思いつつ。