ななくさ…
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せり、なずな、
ごぎょう、はこべら、
ほとけのざ、
すずな、すずしろ。
キムチ、豚肉。(ぇ?)
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うにうに。家の七草粥には、妙な「御家のシキタリ」みたいなマイナールールがあります。
味の濃い料理と、一緒に、出す。
今年は、ビーフストロガノフでした。
鯖の味噌煮だったり、麻婆豆腐やチンジャオロースーだったり、豚キムチだったり。
何のための七草粥だよ、とか、思いつつ。(笑)
でも、豚キムチと七草粥のコラボは、なかなか不思議な美味しさでした。
逆に、鯖の味噌煮と七草粥のコラボは、逆に、残念系の美味に落ち着いたりして。
(美味しいコトは美味しいのだけれど、何か、こう、違う。)
そんな中で、かつて、ボクが感動した七草粥の話。
豚キムチ×七草粥の次に、衝撃を受けた取り合わせ。
豆乳鍋。
……からの、七草雑炊。
…………ィャ、お粥じゃ無いじゃん?(笑)
まぁ、雑炊も、お粥も、似た様なモノですケドね。
厳密には、汁に含まれる旨味が決定的に違うワケで。
七草の微細な風味を消してしまうので、七草は雑炊にしちゃダメなのですけれど。
ハクサイ、肉、豆腐、昆布や鰹の旨味に、七草の繊細な風合いが掻き消されてしまうから。
なのですが。
豆乳鍋。
……からの、七草雑炊。
豆乳鍋の残り汁に、御飯を入れて、刻み七草を入れて、ひと煮立ち。
卵じゃなくて、とろけるチーズを振り撒いて、蓋をして、数分。
仕上がりは、パルメザンチーズ(粉チーズ)と、塩と胡椒で、微調整。
溶き卵は入って無かった気もしまスけど、チーズに呑まれてただけで、ちゃんと入ってたかも。
……そうそう。雑炊、と云うより、リゾット、ですね。
ええ。
文字面だけ見れば、どう考えても。
七草が死ぬ(七草の存在が消える)、と、感じるのですけれど。
映えるのよ。
風味が、歯応えが、存在感が。
チーズと塩と胡椒に呑まれて、味が死ぬ(消える)事も無く。
むしろ、活き活きと。
不思議でした。
何だって、こんなに、旨味の濃い出汁の坩堝の中で。
地味な七草が、逆に、存在感を主張できるのか。
ちなみに。
ビーフストロガノフと七草粥のコラボは、まぁ。
なんつーか、普通に白米粥を食べてるみたいな感覚でした。(笑)
七草粥は、おもしろい料理だと想います。毎年。