りろーでっど…
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大荒野…
戦車と犬が
駆けめぐる！？
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かつて、ドラゴンクエストの系譜がゲーム界を座巻していた頃。
「竜退治は、もう飽きた！」って大看板で、まったく新しいRPGが颯爽と登場しました。
戦車を探し、戦車を駆り、戦車を改造して。
そこかしこに点在する中ボス（賞金首）を蹴散らしつつ、人類の危機に奮然と挑むハンターの物語。
世界平和を地球規模で模索するためのスーパーコンピューターが、ヒョンな事から暴走して。
「まず人類が絶滅すれば、諸混乱は完全に沈静化する」って結論を算出して、大破壊を起こして。
「人間ナメんな！」って、世界平和コンピューターを壊しに行く、……的な。
そりゃー、もう。
ドラクエとFFのワンパターンに嫌気が差した硬派でガチのゲーマーからは。
神と呼ばれた名作の一翼です。
……その神作は、以後、SFCへと戦場を移して。
……然して不満が無かったファミコン版を、より洗練した完全版『リターンズ』を発売して。
……殊、続編の『メタルマックス2』は、絶大な人気を誇った神作となったワケですが。
今から、凡そ、八年前の夏。
日本ゲーム史に於いて、悪い意味で、その名を永代に刻み付けた伝説のRPGが発売されました。
件の『メタルマックス』の二作目の、ゲームボーイアドバンス移植。
メタルマックス2改。
ええ、ググって頂ければ、分かると思いますが。
調べても調べても、酷評ばかりです。（笑）
SFC版と比較して、グラフィックの「タテ」「ヨコ」の比がデタラメで潰れてる、とか。
サウンドがヘチョいどころか、旋律が音程レベルで大きくズレている、とか。
守備力が 256 に達すると、いきなり 0 になる、とか。
追加要素が、追加要素としての価値が無い「取って付け」の付け焼刃、とか。
作品の楽しみの発掘（フィールドに埋まってる隠しアイテム）が、ほぼ全削除、とか。
なんつーか、コレほど酷なRPGは。
『摩訶摩訶』か『たけしの挑戦状』ぐらいでして。（笑）
『たけしの挑戦状』は、ユーザーが臨んで理不尽に吶喊する無理ゲーなので、例外として。
『摩訶摩訶』に匹敵するゴミゲーとして名を馳せる、クソゲー、オブ、クソゲー。
一体、何を、どうやれば。
モンスターハンターをも超える、歴史的神作の、戦車改造RPGを。
誰がプレイしても悪口しか書けない、馬鹿ゲーの頂点へと改悪できるのか。
スーパーファミコン版『メタルマックス2』を、忠実に、移植した。
ゲームボーイアドバンス版『メタルマックス2改』は。
それはそれは、もう、大変な大騒動だったワケなのですが。
＜メタルマックス2R＞
そんなこんなの事情もあって。
まったく誰の目に止まるコトも無く発売された、DS版の『メタルマックス3』から、数ヶ月。
（MM3に関しては、可も不可も、味も素っ気も魅力も欠点も無い、極めて普通のRPG）
3DS商戦が、いよいよ本格的に軌道に乗り。
『マリオカート7』だの『モンスターハンター3G』だの、超作が目白押しのゲーム市場。
『NEWラブプラス』発売延期の心の隙間を、狙い撃ち。
伝説の神作、と、伝説の駄作、の、リメイクが。
この冬、またしても、発売されるのだそうで。
『セブンスドラゴン2020』や『モンスターハンター3G』など、竜退治が全盛期の自今。
かつて「竜退治は、もう飽きた！」の大看板を掲げた、あの、歴史的名作が。
『メタルマックス2』が、DSに戦場を移して。
ファンが誰も見向きもしていない『メタルマックス3』をベースに、完全リニューアル。
しかも、3DSとPS-Vitaがシノギを削り睨み合う、この御時世に。
よもや、旧式のDS用ソフトとして。（え！？）
DSi、DSiLL、DS-Lite、初代DS、3DS。
あらゆるDSユーザーのニーズに、千変万化、完全に対応して。
なんつーか。
メタルマックスは、どこまで突き進んでも、アナーキーと云うか。
その心意気こそ、俺たちが待ち望んだメタルマックス、と、云うか。（笑）
MM2改のトラウマもあり、期待と不安が右往左往の、MM2R。
殊、MM3が、良くも悪くも無い、ただのRPGに成り下がった兼ね合いもあり。
三度目の『メタルマックス 2 リローデッド』は、一体、どうなるのか、……と。
いつか。
VCが充実して、スーパーファミコンやらゲームボーイアドバンスが充実したら。
そして。
『メタルマックス2』か『メタルマックス2改』が、VCで遊べる様になったら。
この伝説に、ボクも、挑んでみたいと思いまス。
ええ。
ボク個人は『メタルマックス2R』については、まったく興味は無いケドな。（笑）
