はせがわ…

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友達は
多いに越した
コトは無い


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では。
友達が多いの、少ないの、……とか云う判断基準のラインとなる、実数の基準値とは?


おっと、失敬失敬。


凡そ、特に、平成五年以降のテレビアニメってのは。
爆発的に売れた「売れ筋」を意識して、模倣する傾向が、顕著に出てるワケでして。
論旨や方向性とは別に、その下地となる状況や世界観の類似、と、云うのが見られたりします。


例えば、数字的に見る人間関係の近似値。


エロゲ基軸(非エロゲ含む)のハーレムアニメの場合。
主人公(男)一人に対して、同性1人(+ネタモブ1〜3人)、異性4〜8人。


萌え四コマの場合。
主人公(女)一人に対して、同性4人+ネタモブ1〜4人。


ライトノベル(バトル物)の場合。
主人公一人に対して、ステディ1人、噛ませ1人、その他4〜6人。
※エロ物ラノベの場合は「ハーレムアニメ」に通ずる場合が多い。


ガチ百合の場合。
主人公1人、お姉さま1人 or 妹(または同年齢)1人。他、大勢。


BLの場合。
主人公1人、イケメン多数。(ぉぃ。 / 笑)


など。
作中で会話が成立する関係者の合計が、10人を満たないケースが大半なのです。
総括して平均値を算出すると。


5人。


放送期間中の描写を一般的日常と概算して、コレが365日ほど続くと想定した場合。
一年間で、主人公との関係を「友達」と判断しても遜色が無いであろう関係者の人数。


果たして、この算出結果は。
多いのか、少ないのか。


ピングドラム


僕は友達が少ない』などと云う、あからさまにセンセーショナブルなタイトルの割りには。
人間関係の数値実測が、他のラノベの平均値と、まったく同じ比率だったりして。
電波女と青春男』のオマージュにしか見えない、某ブリキ絵の画集ラノベを踏まえて。


今季、特筆して、友達の数が平均値を大きく逸脱するアニメ。


「友達が多い」で言えば。
意外にも『P4』の鳴上悠が入っていたりするワケで。
会話数や発言数が少ないのに、コンスタントに人間関係を形成、構築して。
既に、恋愛フラグ一つを踏み潰す、と云う荒業まで披露してくれたワケなのですが。(笑)


「友達が少ない」で言えば。
圧倒的に、『ピングドラム』の高倉(弟)晶馬、でした。
現時点で、人間関係の形成、構築を経て、安定維持が可能の状態になっているのは。
荻野目リンゴ、と、おでこ(義妹)、の、二人だけ。
タブキや宝塚とも会話はあったですが、ほとんど社交辞令と云うか、ストーリー流し。


ええ。
兄の冠馬、義妹のヒマリ、ペンギン3匹、……を除くと、事実上、1人だけなのです。
晶馬が「(第三者的に見て)友達」として、関係が形成されているのは。


晶馬は友達が少ない。


いったい、この人間関係の人運の悪さ、と、言うか。
晶馬の、先天的な間の悪さは、何なのかと思ったら。
CV : 木村良平さん。
『はがない』の羽瀬川小鷹の中のヒト。
僕は友達が少ないハズなのに、やたらと変人ハーレムに右往左往している小鷹の中のヒト。


……ぉぃ。
……そう書くと、「木村良平さんは友達が少ない」とか読み間違われないか?(笑)


ィャ、まぁ、木村良平さんの実生活の交友関係は知りませんけれど。
高倉(弟)晶馬の人間関係の考察は、幾原監督の作品なので、常軌がアテにならないのですけれど。


ただ、本日の結論は、むしろ。


『高倉晶馬は友達が少ない』、では無く。


羽瀬川小鷹は友達が多い』。


実際、羽瀬川小鷹、は。
長谷川スバル(ロリきゅーぶのヘタレコーチ)と同じぐらい、女運に長けた勝ち組です。(笑)
同じぐらい、女運の不遇に泣かされる負け組です、とも、言えますか。
どちらのハセガワ君も、なぜか年下にばかり好かれる、人の好いお兄さん。


奏お嬢様の雌犬×僕SS、近衛スバルにだって、それなりに「友達」は居ましたからね。