きよたけ…

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ナベツネ
喧嘩を売って
クビ切られ


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まぁ、阪神ファンのボクが、一介の一般市民のボクが。
今さら、どの面で、チラシの裏たる当ブログに書き殴る様な話題でも無いのですけれど。


清武さんの叛乱。(仮)
要するに、読売ジャイアンツの、件の、御家騒動の話。


ナベツネ御大、桃井さん、清武さん。
三者三様、ジャイアンツの運営トップが、人事の悶着を巡って公然たる権力闘争。
……なのですが。
何故、日本シリーズの真っ最中にブチ咬まして、プロ野球ファン全員の気概を削ぐのか、と。


ええ、もう。
それぞれ、プロ野球界のためとか、偉そうなコトを言ってる御様子ですけれど。
プロ野球なんか、まったく、どーでも良いと考えている本心の、顕著な露呈ですね。


……、的な。


ボクが、敢えて、書き改めるに及ばず。
どこのワイドショーでも、どこの雑誌でも、同じ様なコトが書かれてます。
つーか。
巨人のファンの人々も、皆、口を揃えて、似た様なコトを言ってます。
少なくとも、ボクの周囲の、ジャイアンツファンの人々は。
インターネットの意見なども平均的に参照すると、概ね、ファンの総意なのかなぁ、……とか。


経営運営陣のトップが揃いも揃ってアレだから、今の巨人がアレなのだ、とか。


まぁ、その辺の話は、置いといて。
ナベツネ」の二つ名で知られる、球界の院政の、大ボス気取り。
しかして、それ相応の権力を発揮する、社会的な身分の根幹には。
相応、それだけの社会的貢献、および、社会的実績があるワケでして。
ただ、大量のカネを持っていて、偉そうなだけの爺さんでは無いのです。(笑)
御大が何かを発言すれば、それに社会が相応の納得をするに至るだけの、実績があるのです。


あまり知られていない、「ナベツネ」さんの、社会的実績と、貢献。
読売新聞社の豪腕記者として政治の中枢を穿ち、国民の声を政治に届ける、橋渡し。
言わば、野球運営に関してはズブの素人ですが、ジャーナリストとしては神威なのです。
……でなければ、読売新聞の最高責任者の重責を、一任されたりはしないワケで。


野球に関しては。
「カネをバラまいて、強い選手を独り占めするしか能が無い」ヒトですが。
ジャーナリズムに関しては。
「国民の声を一つにまとめて、それを政治に突き付ける」才を秘める偉人です。


それを踏まえて。


アレだけ、ジャーナリズムのスペシャリストなのであれば。
当然、国際社会の実情や何かにも、詳しいハズでして。
殊、北朝鮮や中東諸国などの実状やら「アラブの春」やらを見ていれば。
俺様ワンマンシップ、……ってのは、組織の疲弊と瓦解に至る、と。


池上彰さん、や、青山繁晴さん、に、解説されなくとも。
きっちりと、自己の状況に反芻して吸収し、そこから自学自考を重ねて。
組織運営の在り方を考える指針を、自分の根幹に結び付けるコトが出来ると思うのですが。


つまり。
ナベツネ」ってヒトが、ジャーナリズムの神であり、野球を愛する首領なのであれば。
ジャイアンツは、ワンマンシップが原因で、ここまで弱体化しないと思うのですが。
金満と業権に溺れて邁進しつつ、それでも、プロ野球界のカリスマで在り続けられたハズなのですが。
(「巨人、大鵬、玉子焼き」として、子供たちに夢を与えていた頃のジャイアンツ)


逆に言えば。
諸外国の疲弊と瓦解の縮図みたいな、俺様ワンマンシップが原因で。
読売ジャイアンツが、チームとして、組織として、どうしようも無くなってしまったのは。


ナベツネさんの無力化、……なのかなぁ、と。
無力化、と、云うか。
最初ッから、ナベツネさんは、実は、無能なオトコだったのかなぁ、と。


語気と気迫とカネでゴリ押し、突き進み。
ノーと言えない日本人(自分の周囲の子飼い)に、イエスエスと言わせしめるだけ。
その程度の、ハダカの王様だったのかなぁ、と。


王様万歳!
王様万歳!!
なんて素敵な御召物!!!


…………で、王様が、あの有様だから。
…………ジャイアンツ王国は、あの通り、破綻したのかなぁ、と。
…………ィャ、破綻は、していないですけれど。
…………「破綻した」と比喩しても語弊が無いほど、失墜したのかなぁ、と。


ジャーナリストの神威として、日本の頂点の一角に昇り詰めた男なのであれば。
その手腕を、相応に、社会に反映させて欲しいモノですよね。
ジャーナリズムに沿った、具体的な結果と云うカタチで。


数字だけしか見所が無い、名ばかりの常勝の巨人軍の復活、……では無く。
子供たちが絶対的に夢を投影した、巨人軍の復活のために、さ。


それができないのであれば、今の「ナベツネ」とか呼ばれている御大仁は。
カネとクチを出すだけの、ただの、部外者ですよ。
……だ、と、思うんだけどなァ。


ワンマンシップの失敗から、以後の発展を考えて欲しいモノですね。
ジャーナリズムで得た人生経験を活かした。
ジャーナリズムで日本の頂点に立った、文筆の侍なのであれば。


今日の結論。


ペンは、剣よりも、強し。


業権と金満と我道に狂い、周囲の人々どころか、日本の野球ファンの邪魔をする前に。
今一度、冷静に、ジャーナリズムってのが何なのかを考えて欲しいモノだと思います。
ジャーナリズムに徹した人生経験を踏まえて、日本の野球の未来の在り方を再考して欲しいモノです。
……巨人軍の行末を総責任者として憂うのは、それから後でも、決して遅くは無いですよ、ね。