じゃあね…

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下着は見せず、ビキニは見せる不思議。


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7+7+3 = 17文字、変則定型自由律。
季語は、わりと真面目に「ビキニ」、季節は「夏」。


Yoy Tube にて、合法的かつ公式に公開されていたハズの。
AKB48の『風は吹いている』のプロモーションビデオ、が。
著作権上の理由がどうのこうの、で、唐突に、忽然と削除された、……とかで。


水面下で「露骨な売名は、もう良いよ……」みたいな雰囲気になってます。
(この日記を筆記している、2011年11月6日の午前6:00の時点で)


バイヤーが余計な画策なんぞ、しなくても。
テレビや雑誌が、手前勝手にAKB48の雷名を大宣伝してくれる営業地盤が整った、自今。
更に、知名度を広げようと事務所が余計なコトをやる度に。
ファンの気概を削ぐ悪評ばかりが広まる、真逆の結果に繋がっていたりするワケで。


そりゃ、CDを出せば 1,000,000 枚を優に超える、超ド級アイドル集団なのですが。
なんつーか。
そもそも、売り手が、彼女たちのポテンシャルの真価を信頼してないのかなー、と。
今のままだと、三年後には商的価値が霧散して、ハロープロジェクトみたいな事になる、みたいな。
殊、一人のスキャンダルのせいで、全メンバーが仕事を喪失する事態も考えられる、とか。
「元AKB48の…」って看板が確立している、前田敦子さんクラスの大物しか使えなくなる、みたいな。
……そんな感じの不安を、売る側が、抱いていたりするのかしら。


だから。
こんなにも、国民的に、大々的に支持されているのに。
ネチズンの興味を引くために、わざとらしい騒動を、ネット上で巻き起こすのかなぁ、……と。


つーか、この手のアングラに関する考察分析のスペシャリストの、蝶電寺兄妹、は。
国民的アイドルのAKB48の動向、よりも。
いまいち萌えない娘の市場展開の方に興味があるっぽいですが。(笑)
何の話だ。
ィャ、まぁ。
MAGネット』で話題にするには、AKB48は、些か、市場規模が巨大だからスルーしてるのでしょうけど。
(コアな『MAGネット』じゃなくて、メジャーな『ミュージックプラザ』で重点的にプッシュ)


ともあれ。
『風が吹いている』で更なる躍進を遂げるより、ほんの少し、前。
PSPにて、『1 / 48』の次作が発売されたのですけれど。


『1 / 48』。
AKB48のメンバーと、擬似的に、ハーレム展開な恋愛シミュレーションが楽しめる、ファンゲーム。
最大の特徴は。
最初から、(実質)全メンバーの好感度が、主人公に対してMAXの状態、で。
ことごとく恋愛フラグを主人公自身の選択意思で踏み潰して、意中の一人を絞り込む、って奴。


隣人部に巣食う激辛ゲーム批評家、三日月夜空、と、柏崎星奈
「落とし神」の二つ名で君臨する、桂木桂馬
それぞれのプレイレビューを、是が非でも、聞いてみたい気もしつつ。(笑)


……で、『1 / 48』の二作目。
……恋物語の舞台は、常夏の楽園グアム。
……なぜか、AKB48の(実質)全メンバー、全員が水着を披露。


『熱いぞ!猫ヶ谷!!』じゃないんだから、さぁ。
落ち目やデビュー直後のグラビアアイドルなら、ともかく。
NHKも認めた、国民的アイドル集団が、わざわざ自分から水着を見せんでも。(笑)


つーか。
いつぞ発売された楽曲『カチューシャ(以下略)』でも、プロモは水着姿だったワケでして。
今年の夏のAKB48は、そこかしこで、やたらと水着姿を押し売りしていたんです。


ええ、ファンや信者が望んでいるのであろうサービス論の観点は、ともかく。
興味の無いヒトの視界にも、わざわざ、映し込むほどのイキオイで、水着でした。
アメリカンホームダイレクトのCM、ぐらい、目障りなイキオイで。(笑)
……いや、アレほど悪質なメディア押し売りでは無かったですケドね。
……でも、アレほど不自然に、いったい誰に見せているのか分からないほど、水着。
……テレビの中じゃなくて、ポップとかネットとかゲームとか、様々なメディアフィールドで。


無論。
刻の一大アイドルが、コレ見よがしに水着姿を魅せるってのは、今に始まったコトでは無く。
特に、元号が昭和だった頃は、いわゆる「ポロリ」によって生乳も見せていたので。
時代が平成になり、倫理が厳しくなった平成の世とは言えど。
「どこでもかしこでも水着を見せる」ってセールスアプローチ、は、普通の手法です。


それを踏まえて。
逆に考えれば。


今の今まで、AKB48に類する一団のコンセプトは「正統派スクールカジュアル」だったワケで。
学校制服っぽい清廉を、上手に着こなしつつ。
太腿やヘソなどのチラリズムを逆手にとって、爽健美をモットーとして来た集団なのですが。
それが、突然の、方針転換。


水着(ビキニ)とは言え、一般の中学生や高校生でも着てる様な、平均的な「お色気」なので。
グラビアアイドルみたいに、露骨に「性」を丸出しにする様な、下劣なモノでは無いのですけれど。
それでも、否、だからこそ。
今のAKB関連アイドルが、興味の無い客層に水着を見せる必要があるのかなぁ、……と。


ものすごい、ものすごい違和感を感じました。
グラビアアイドルと同じアプローチに立って、そっちの顧客を呼び込まなければならないほど。
アイドルとして、その存在意義が、逼迫してピンチなのか?……とか。


限定的に選出されたファンだけに見せる「出し惜しみ」の商法で。
もっと、温存していても良かった気もするのですが。
(まずは30位以下の下層とか研修生や予備軍から小出しにして、ちょっとずつメディアに展開させる、など)


いつの間に、AKB48は。
「お色気」を切り売りしないと相手にされない、B級アイドルみたいな仕事をする様になったんですか?
CDを出せば 1,000,000 も売れる超ド級アイドルなのに。
世間の話題率、が、チグハグと言うか、世相を総体的に見れば非常に冷めてる気がする不自然。


おニャン子みたいに、突然、解散とかしたりするのかしら。
そりゃ、まぁ。
おニャン子の『じゃあね』は、キャンディーズの『微笑返し』に匹敵する名曲だ、とは、思いますけれど。
……みたいな感じで。
……AKB48系列も、解散した後もなお、多くの人々から愛されるアイドルなのかなぁ、とか。
……ここまで深く、ここまで熱く、ファンの間で語り継がれるのかなぁ、……とか。


今、じゃなくて。
未来で。