あいり…

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半額の
弁当漁る
超セレブ


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嶺上開花を決め技とする「素足の雀神」宮永咲の誕生日。
さんなワケで。
決して、その手が届かぬと思っていた、高嶺の愛花に触れた青年の話。


……高嶺の愛花?



ましろ色シンフォニー


今日の本旨は高嶺愛花、じゃなくて、瀬名愛莉(アイリ)。


そう云えば。
香椎愛莉(ロリきゅーぶ)も背が高いコトを悩んでましたけど。
瀬名愛莉の中の人、小野涼子タンも、長身を気にする女の子だそうで。


物理的に背が高ければ、高嶺の花にもヒョイと手が届きそうな気もしつつ。
けれど。
長身女子にとっては、足元に咲くタンポポこそが「高嶺の花」。
屈んで、しゃがめば、手は届くけど。
その心理的な距離感は、背伸びで届かぬ高嶺よりも、一層、遠く感じるとか。


ともあれ。
実質的には正ヒロインっぽい立ち位置の、高嶺の花の、瀬名愛莉。
理事長の血族にして、実質的な学園内のカリスマ。
一見、学園一の優等生で、眉目秀麗、才色兼備、オトコが嫌いな、超セレブ。


しかし。
その実、意固地で親からの経済支援を自粛する、貧乏セレブのツンへタレ。
殊、値引きの品を狙ってスーパーマーケットを徘徊する時の、眼は。
たぶん『ベン・トー』の世界でも勝ち上がれるぐらい、鋭い。(笑)
……『神のみぞ知るセカイ』にも、似た様な貧乏セレブのツインデレが居た様な。


コレが、ただの貧乏セレブのツンへタレなら「ふーん」って話なのですが。
如何せん、何の因果か、中の人が、我等の小野涼子タンなので。
そっちの意味で、面白いやら、深いやら。
ストーリーやキャラについては、至極、どーでも良いのですが。
演技面で、今季、目が離せないダークホースとなってしまいました。


なんだろう。
あの、一言一語に込められた、共感と云うか、実感と云うか。
「そうなんだよね。大した額じゃないけど、心に重く圧し掛かるよね」みたいな事を。
愛莉の背後から見守り、背中を支えてあげる感じの一体感。


天江衣との最終局面で、カン→カン→カン→嶺上開放、の、超必殺技を決めた後。
「麻雀って、楽しいよね♪」と豪語して、他家を圧巻した、あの時の。
宮永咲のトドメの一語を、万感の共感と共に言い放った、植田佳奈さん。
……みたいな。
……いや、まったく、ニュアンスが伝わらない気もしまスけど。(笑)


ともあれ。
アミューズメントCDで、ささらと同じ感じの壊され方をする気もしつつ。(笑)
でも、貧乏セレブ人生は、作中では一応のカミングアウトを果たしたので、
シナリオをクリアしても謎の方が多いさーりゃんよりは、普通の壊れ方になるのかも。


セレブ、……と、見せ掛けた、残念系のツンへタレ。
学校内の有力者の血族なのに、それ以外の側面が悪目立ちして、一人ぼっち。
口を開けば灰汁や毒が強いけど、所々で優しかったり、素直だったり。


つまり、ですね。
肉、……は、小野涼子さんこそ最任の神キャストだった気がする。


……。
……。
……。


待って、ちょっと待って。
話が、なんかスゴイ方向に飛んだから、軌道修正しなきゃ。


肉。


僕は友達が少ない』の、柏崎星奈
井上麻里奈さんだか伊藤かな恵さんだか、が、演じてる、金髪に青の蝶々の髪飾り。
肉と雌狐、どっちがどっちを演じてるのか、即座には識別できないのよさ。


正直。
ハルヒをパクって戦場ヶ原を混ぜた、三日月夜空なんぞ、どーでも良いのですが。
そんな夜空の傲慢の対話式アンチテーゼとして据え置かれた、星奈に関しては。
今まで曖昧だった「典型的なツンへタレ」の平均的集約の末路の一形、……として。
個人的に、深く、深く、その動向や内面に注目していたりします。
今後、この手のキャラが登場した時の参考指針として、磐石な安定感を秘めてる。


つーか、ブリキ氏の絵だと。
「残念女子」じゃなくて「電波女」にしか見えないケドな。(笑)


……つーか、なんで、いつの間に
「瀬名」(愛莉 = 貧乏セレブ)の話が。
「星奈」(柏崎 = 肉)の話に切り替わったかと小一時間。


何にしても。
柏崎星奈、は、小野涼子タンが適任だと思います。
三日月夜空、は、盟友の桜井浩美さんが妥当かなァ。
肉と雌狐の口喧嘩の過熱ぶりを、『はがない』の売り所とするのであれば。


キャラクターの見目と色気だけを売り所にする、ただの萌えアニメなのであれば。
それこそ、中の人なんぞ、誰でも良いワケですけれど。
ましろ色』にしても、『はがない』にしても。
結局、誰を起用した所で、おなじぐらいの経済効果しか期待できない世の中だし。