まつかぜ…

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一閃の
居合い一刀
菊一文字


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そう云えば、菊花賞の季節ですね。
(この日記を筆記しているのは、実は、2011年10月23日)


そんなワケで。
本日は、武と馬に生きる、ある少女の話題。
詰まる所、競馬とは、まったく関係が無い話。(笑)


あるいは、原典初出がライトノベルが原作だったら。
数字しか見てない無能な編集のテコ入れで『まじこい!』とかになってたのかなぁ、とか。


真剣で私に恋しなさい!


真剣と書いて「ガチ」じゃなくて「マジ」と読むそうで。


だとしたら。
前々年の『侍戦隊・真剣ジャー』は。
シンケンジャー」なのか。
「ガチレンジャー」なのか。
マジレンジャー」なのか。
……つーか。
……そもそも「マジレンジャー」の「マジ」とは何だったのか。
(ィャ。何のヒネリも無く、素直に「魔法」を意する『MAGIC』だと思います。 / 笑)


ガチレンジャーに関しては、ツッコミは総スルー。
案外、実は「ガチレンジャー」が何物なのかを知らない諸姉諸兄も多いのかしら。
(気になるヒトは『みつどもえ』で検索してね♪)


ともあれ。
『南総里美八犬伝』に登場する聖獣、八房(イヌ)は。
その身に、武人の八つの心得を宿しているそうですが。
弟、礼、義、忠、信、孝、仁、智。


真剣で私に恋しなさい!』も、そんな感じらしいです。
wikiによれば、キャラクター一人一人に、自身の信条を担う漢字一文字を配されている)
キャラクターの性質の本懐は、総じて「武士デレ」らしいのですが。
誰一人、武士デレが一人もいない気がするのは、何て言うか、萌えアニメの御家芸。
「ヒロイン全員ツンデレ」が売りの『つよきす』に、ツンデレが一人もいなかった様に。(笑)


ィャ、まぁ。
近衛素奈緒を、典型的なツンデレと見るかどうかで、変わって来ますケドね。
ボクの眼には、近衛スバルと同類の「ツンへタレ」にしか見えませんでした。
イニシアチブで先攻も取れないし、後攻に回ればオロオロするだけ。


(狭義のツンデレは、イニシアチブを取り逃した後の「後の先の逆ギレ返し」こそが真骨頂)
※ : 「べ、べつにアンタのために御弁当を作ってあげたワケじゃないからね!」タイプ。
※ : どんなに時代でもスタンダードなネタとして汎用的に使われる、俗に云う「ツンデレ」。


(広義のツンデレは、むしろ、イニシアチブの「先の先を取って先制攻撃」が真骨頂)
※ : 「ゆっきーは私が守るから。ゆっきー以外は誰が死んでも構わないから…」タイプ。
※ : 現在では「クーデレ」「ヤンデレ」「武士デレ」など状況によって多様分類される。


まぁ、狭義にせよ、広義にせよ。
クチを開けば誰も彼も「大和が好き♪」とストレートに恋心を押し売りするハーレム展開なので。
もはや、ただのデレデレ以外の何物でも無いワケなのですが。(笑)


そんな中で。
「礼」の一文字を背負う、黛由紀江 with 松風。


徒手空拳(「誠」)、弓(「仁」)、レイピア(「義」)、薙刀(「勇」)、などなど。
武士デレを売りにする割りには、聖杯戦争ぐらい宝具(武器)が多様なメンバーの中で。
日本刀を宝具とする、正等にして唯一『武士』の性質を秘めるキャラなのですが。


どちらかと云うと、その性格は、無口で、不器用で、内気で。
『WORKING!』の日本刀のヒト、と、そこはかとなくノリや雰囲気が似ていたりするワケですが。
まぁ、武士デレと呼べるほどの豪気と剣帛は、ありません。


……、が。
……演じているのは、現代を生きる武人の雄、後藤邑子さん。


ィャ、まぁ、萌えアニメの職場に於ける後藤邑子さんの職位は。
朝比奈みくる、……的な意味で、日本女性の豊満美彩を艶やかに演じる大和撫子なのですが。
……最近では、蹴鞠に興じる御転婆な爽健美をこそ「ナデシコ」と称する新時代ですが。(笑)


本日の論旨は、with 松風。
黛さんが子飼いにしている、手乗りサイズの、漆黒の駿馬のハリボテ。
異形の分際でベラベラと良く喋る、『C3』的な意味での呪いの産物かと思ったら。
「松風」として喋っているのは、他ならぬ、黛さん本人(腹話術)だそうで。
王道に解釈すれば、いっこく堂さん。
アニメオタク的に解釈すれば『鍵姫物語』のピノッキオ。
……それぐらい、言いたいコトを人形に託して、毒舌全開の無口キャラ。


なんて云うか。
あんなに、すっげー楽しそうにヤリタイ放題のゴトゥーザ様を、初めて見た気がする。(燃)
そりゃ、webラジオでの雄姿は、今さら語るまでも無い一子烈伝ですけれど。
「初めて見た気がする」ってのは。
アニメの中で、キャラとして、素直に演じる上で。……、って意味で。


おさらい。
『南総里美八犬伝』に登場する聖獣、八房(イヌ)は。
その身に、武人の八つの心得を宿しているそうですが。


現代を生きるラストサムライの一人にして、清廉楚々たる大和撫子
「礼」の一文字を背負う、黛由紀江。
そんな彼女に忠義を尽くす漆黒の名馬、松風(ハリボテの模型)が宿す心得は。





「漢」の一文字。




……なのかなぁ、と。(笑)
武人、後藤邑子さんの豪放磊落なる心意気の、具現。