あにらじ…

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蝶伝寺ねねの
毒舌が
半端無ェ


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7.5+5+4.5 = 17文字。


季語は「生存戦略ー!」だそうです。(なぜ!?)


番組を見たヒトには、ちゃんと主旨が伝わるコアなネタ。
番組を見てないヒトは、スルーしても問題の無い小ネタ。(笑)


兎にも角にも。
まぁ、資本主義と多数決至上主義の観点から「サブカルチャー」を見ると。
気になる単語を、グーグルか何かで調べて
上位100位までの上澄みを、平均的に情報集約して。
「それを取り巻く人々の数が多いから、コレは凄いモノだ」と錯覚する、的な。


なんつーか。
ラーメンの味の決め手が、行列の長さによって決まってしまう、みたいな。
本当に「通」を唸らせるラーメン屋は、結局、「通」しか知らない、みたいな。


……そんな感じの、素人っぽさを、ヒシヒシと感じつつ。


MAGネット 10月号>


番組中に寄せられる、ツィッター等の意見が、……さ。
なんて言うか。
一般論ばっかりで、ネット慣れしていないけど「人間慣れ」していて。
自分の意見が取り上げられるカタルシス、が、内容の本旨になっているワケで。


「俺の話も聞いて下さいよー」的な、普遍的で、小市民的な自己顕示欲を。
日本国営放送局(NHK)は『サブカルチャー』として重視しているのだろうか。


なんて鬱屈を抱きながら、穿った目線に囚われて。
それでも、ついつい、毎号、見てしまうのは。
やっぱり、情報バラエティ番組として、面白いからなのですが。(笑)


蝶伝寺・妹(後藤沙織里さん)が、シレッと吐き刺す、猛毒を。
蝶伝寺・兄(小野大輔さん)が、サラッと浄化する、絶妙な会話劇。
……その間に間に、犬なのに「猫なで声」でサクサク進める、柚姉ェ。


ともあれ。
10月号のメインテーマは『アニメラジオ』。


かつて、FMやAMが、週一枠を実験的にアニメジャンルに提供して。
聡明期から、インターネットの波及を踏まえて、今に至る時代の変遷を。
NHKらしく、理路整然と紹介する「番組の流れ」は、素直に敬服の一語。
……ただ。
……その現在の末路が『バカテス』ってのは、腑に落ちないケドな。(笑)


確かに、数字だけは、大人気です。
……、が。
『アニメラジオ』の「通」が、注目しているのか、どうなのか。
大量の素人が、行列を形成して、盛り上がっているだけの空騒ぎなのか。


その辺の「数字を無視して、ジャンルの本質を穿つ」って、サブカルの前提が。
まったく、考察の余地として含まれていなかったので。
サブカルを分析する番組なのに、サブカル社会学として完全に説得力が無いなぁ、と。


まぁ、その辺の難しいイチャモンは、それとして。
それでも「やっぱりNHKは凄い」と、別の意味で感じた点。


『文月学園放送部』(バカテスのwebラジオ)には、たまーに。
原田ひとみさん目当て、で、水橋かおり嬢が参与するコトがあるのですが。


たまーに。
DQ3(FC版)のリムルダール周辺で、はぐれメタルに出くわす、……ぐらいのレア度。


その「たまーに。」のタイミングを、狙い済まして。
わざわざ、水橋かおり嬢が、ゲストとして参与している回を見越して。
MAGネット』の取材班は、吶喊を仕掛けたらしいワケでして。


なんつーか。
タイミングを狙って、取材の機を得たのであれば、なかなかの策士です。
知らずに取材に行ったら水橋嬢が居た、のであれば、なかなかの天運です。
どちらにしても『MAGネット』取材班は、只者じゃない、……と。(笑)


単純に、数字が多いモノだけを、多数決至上主義で追い掛けてるワケじゃないのね。
その辺の、オタクを不意に驚かせる、計算外のサプライズが。
ただのワイドショーとは一線を隔する、サブカル紹介番組の牙城たる由縁。


……とか。
……そんな感じの視点で見ると、とても面白い、サブカルチャー・ドキュメンタリー。


例えば。
アニメソングの現在の特徴を考察する段、に、於いて。
自今、主演声優が徒党を組んで、専門ユニットを形成するブームを取り上げて。


探偵オペラ ミルキィホームズ』とか。
『七森中ごらく部』(ゆるゆり)とか。
RO-KYU-BU!』(ロウきゅーぶ!)とか。


そんな感じの、新しい流行の予兆を紹介していたのですが。
(『R-15』が黙殺されたのは、性的な理由だったりするのかしら。 / 笑)


ええ。
ロウきゅーぶ!』の主題歌を担当するグループも、紹介されてたですよ。
ロウきゅーぶ!』っつーと、アレですよ。
毎回、女子小学生が風呂場で全裸を披露する、エロアニメですよ。(笑)


ィャ、わざわざ強引に、性的な解釈を差し挟むのもアレですが。
天下のHNKが、一つの文化として「性的な遊興」以外の、純粋な観点に立ち。
サブカルチャーの一翼(現在のアニメの1つのケース、在り方)として。
倫理と常識の範疇を踏まえた上で、文化として正等に評価された、……ってのは。
過去のHNKの、朴念仁の堅物体質を知ってる世代から見れば、斬新な衝撃でした。


そもそも、『MAGネット』って番組は。
過去、西又葵御大の直筆のエロ絵(R-15指定相当)でさえも。
堂々と、放送の電波に流した実績(前科)があるワケでして。(笑)


蝶伝寺兄妹のキャラクターデザイン担当者、でしたっけ。
つーか。
アダルトゲームで、エロ原画を描く絵仕事を本業とする春画、に。
番組の看板キャラクターを一任する、と云う時点で、スゴイ事でして。(笑)


個々の内容に対する、反感と共感の二律背反も含めて。
いつも、見終わった後に、粛々と感じる読後感は、一つ。


HNKも、変わったなぁ、……と。


文化の多様性に、柔軟な視点を持つ組織になった、……と。