しー…

   ※   ※   ※   ※   ※   ※   


Child(子供)
Cute(可愛い)
Cure(癒し)


……なんてな。


   ※   ※   ※   ※   ※   ※   


(5+4+4)+4 = 17。
変則自由律。季語は「子供」。


ともあれ、本日の要旨。


呪うぞっ!


<しぃキューブ!>
こう書くと、まったく別の作品みたいだ。(笑)


厳密には、『C3』っつーか『C×C×C』なのですが。


『C…』 = Cube(箱)×Cursed(呪われた)×Curious(好奇心)。
……の、立方根(三乗)だから『〜キューブ』
……で、『しぃキューブ!』。(まだ言うか。 / 笑)


だってさぁ。
電撃文庫だもの。
いきなり幼女が全裸で「きゃー!?」だもの。


ィャ、まぁ。
『とある禁書目録』『狼と香辛料』『灼眼のシャナ』等にも通ずる。
最初に美少女の裸で客目を寄せるのは、電撃文庫の御家芸だけどな。(笑)


ともあれ「箱型の物体が人間化」、……とか云われると。
真っ先に『ゴールドライタン』を思い出す世代なのですが。(笑)


コレを見た瞬間、最初に思い出したのは。
知る人ぞ知るB級ホラー『キューブ』って洋画でした。
立方型の密殺の中で、焼き殺されたり、斬り殺されたり、喰い殺されたり。


wikiを調べて見れば、なるほど。
あの漆黒の立方体は、数多の拷問機械が呪術的に凝縮された、怪異の産物で。
それを解呪して浄化する、……ってのが、ストーリーの本懐らしい。


「物質に魂が宿り、人間と化す怪異」、ってのは。
要するに、九十九(つくも)神の発想なのですが。
つーか。
がっつり、九十九(つくも)神そのものが登場していたりしますが。


妖刀ムラマサの擬人化。
元がムラマサの割りに、毒舌の切れ味が悪い、巨乳のメガネっ娘
なぜか、茅原実里さんが演じているワケなのですが。
長門夕希の方が、斬鉄剣ぐらいスッパリと小気味の良い切れ味だった。
ムラマサの名折れ、っつーか。
それこそ、原作者か製作者か演者が、村正の残留思念にに呪われかねないぞ?


ィャ、まぁ。
切れ味の悪い巨乳のメガネっ娘、ムラマサに関しては、追々、ツッコむとして。


何は無くとも「呪うぞっ!」ですよ。
箱ちゃん。(違っ…)


取って付けた乱暴な所作、模造品っぽい似非ツンデレ、無意味なパンチラとか全裸。
なんつーか。
茶店での打ち合わせを、そのまま性急に作品化した感じのヤッツケ仕事。
電撃文庫に限らず、2007年度以降の、粗製濫造ラノベの悪癖の典型。
……まぁ、その辺のコトは、言及してもキリが無いので黙殺しますが。


CV : 般若。(田村ゆかりさん)


そりゃ、ね。
あの声で「呪うぞっ!」って云われたら、平均的に萌えますよ。
たぶん、くぎみーの「風穴っ!」と同じぐらい、萌えますよ。
……その程度しか萌えませんよ、そんな取って付けた布陣だと。


なんつーか。
原作信者と、アニメ雑誌で興味を持ったミーハーしか見ないって分かってるなら。
新人に箔を付けるための踏み台にした方が良いと思うぞ?


それこそ。
『電波女』の薄青髪の中の人(藤和エリオ = 大亀あすかさん)でも。
イカ娘』の薄青髪の中の人(イカ娘 = 金元寿子さん)でも。
禁書目録』の薄青髪の中の人(インデックス = 井口祐香さん)でも。
『あの日見た花の名前を…』の薄青髪の中の人(めんま = 茅野愛衣さん)でも。


戸松遥さん、竹達彩奈さん、など。
誰が演じても「呪うぞっ!」の破壊力は、大差が無い気もしつつ。
……ああ、でも。
……呪殺や解呪の際の魔力の端気は、般若にしか出せないのかしら?
……むしろ、無言時の威圧感と存在感こそが、田村ゆかりさんの真骨頂だし。


取り敢えず。
ロウきゅーぶ!』ぐらいは、楽しめそうな気もしないでも無い『しぃキューブ!』。
なんだかんだ言っても、良くも悪くも、電撃文庫丸出し。


つーか。
立方体の、幼女化。
まさに、文字通りの、ロリきゅーぶ。(笑)