すずりたに…

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負け戦
そこから得うる
勝機の理


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♪一人じゃ、やっぱりつまんない
♪みんなで行こうよレッツゴー!


ロウきゅーぶ!


臨時コーチのスバル、いわく。


全国大会クラスの強豪、硯谷女学園ミニバスケ部との一戦を経て。
目下、慧心学園女子籠球部、今後の課題は。


スタミナの増強、と、武運長久、……だ、そうですが。


ええ、モノがライトノベルなので。
試合の「運び」の御都合主義については、今回は、難癖を付けません。
よしんば。
25(慧心)vs 26(硯谷)、ラスト30秒の逆転を信じたロングシュート、が。
ハズれたとしても、入ったとしても、どっちにしろ、おなじ事ですし。(笑)


小学生バスケのリアリティを、ラノベとして演出するのなら。
14(慧心)vs 26(硯谷)、圧倒的な力量差で敗北を喫して。
それでも、強豪の硯谷から。
「全国クラスから14点も取るポテンシャルは無視できない」と認められるに至る。
……、とか。
そうやって、完敗による未熟の痛感から、次へのステップを模索する方が。
圧倒的な力量差で全否定されて、それでも、なお、自己肯定へと回帰するのが。
ライトノベルとして、一つの節目として、今後の求心力に繋がる気もしつつ。


否。
読者各位、ならびに、編集担当者および出版社、は。
ロウきゅーぶ!』に、バスケ性など欠片も期待していないらしいので。(笑)
王道の御都合主義で、ファンや関係者が納得するのであれば、それで良いのかも。
小学生の、ちょいエロな部分に、今後も注心して尽力すれば。(笑)


……結局は難癖を付けるんですね、うにうに。さん。
……それだけ面白かったのですよ。バスケアニメとして。不覚にも。


で、何の話だっけ?
そうそう、硯谷との試合を終えた、スバルコーチの見解について。


スタミナの不足に関しては、まったくだと思いました。
熱意と努力では、体力の限界ってモノをカバーできませんから。
それに見合う基礎体力を付けるのが、今後の重点だってのは理解します。


ただし、武運長久については。
スバルいわく、硯谷との一戦は。
「スタミナの不足と不運が敗北の理由」、と、部員たちを激励していましたが。
(顧問の美星先生が、急性虫垂炎で試合時に不在。メンタル面でサポートを欠く)


いや、慧心学園女子籠球部の場合。
むしろ。
比類無き武運があるからこそ、素人が、ここまでヤれるのだと思うぞ。


不慣れな努力と一本気ってのは、実状、まったく意味を成さない自己満足で。
それが、何かに付けて、彼女たちにとってプラスの結果に繋がる御都合主義は。
結局、運気が常識ハズレにズバ抜けて高いからだと思うワケで。


運に甘えるコト無く、努力を具体的結果に反映できるチームにするために。
まず、スタミナと基礎体力の根本的増強が、目下の課題かなぁ、……と。


スバルが、コーチとして、そこまで考えているか否かは知りませんが。
そもそも、長谷川昴は、マンガ(小説)の中のキャラだしね。
仮想の人物について、現実論で考察する、ボクの立場が可笑しいワケですが。


否。
現実に存在し、スバルを始めとする五人の小学生を、文壇で采配して。
白紙の原稿用紙からバスケットボールをテーマに小説を書く、蒼山サグ先生、が。
そこまで考えて、プロとしてラノベを書いているのか、どうなのか。


その辺のコトが、場違いに、気になった次第。
エロい挿絵がウケて、ラノベブームに流されたミーハーに一時的に支持されて。
それを生涯稼業として、安定的に続けるコトが可能なのか、どうなのか。
作者の不振が原因で、少女たちの未来が閉ざされるとか、不憫ですから。
せっかく、一生懸命、がんばっているのに。


余談。
七森中娯楽部(ゆるゆり)のメンバーは4人だったので。
麻雀に関しては、問題無く、妄想できたワケですが。
殊、居ても居なくても問題の無い、あっかり〜んのポジションは、貴重。(笑)
(二人打ちリーグ戦、サンマ、四人打ち、オールマイティに対応できる)


慧心学園女子籠球部のメンバーは、5人なので。
麻雀で妄想する、となると、些か、難易度が高いコトに気が付いた次第。
地味、のっぽ、メガネ、金髪ツインデレ、おー。
誰が入って誰が抜けても、まともな勝負にならない気がしたり。


あるいは、スタンダードに考えれば。
「おー」が抜けて解説に回るのが、セオリーっぽい雰囲気ですが。
あるいは、『ロウきゅーぶ!』の作風を尊守して考えた場合。
引っ込み思案のもっかん、が、気を使って傍観者に引くのかなぁ、……とか。


それっぽい、各キャラの「打ちスジ」の傾向とか。
バスケ時の手癖から逆算して考えるのは、すごく、面白そうなのですが。
(「おー」の場合、流れの死角から唐突に国士無双を穿つ、……とか)
(のっぽ(愛莉)の場合、暗子を崩して順子にするのを怖がる、……とか)
(ツインデレ(真帆)の場合、東風戦無敗の短期決戦型、……とか)


ただ、一つだけ、
作品の風潮を尊重してもなお、確実に、一つだけ言えるコト。
慧心学園女子籠球部のメンバー、五人は。
負けたら、嬉々として、脱ぐだろうなァ、……と。(ぉぃ。)


無論、脱いだ下には水着、とか。
むしろ、全裸や下着姿よりも、エロいシチュエーションで。(ぉぃぉぃ。)


美星先生は、バスケよりも麻雀の方が強そうだもの。
スバルコーチは、滅法、ボードゲームは全般的に弱そうですが。