すてるす…

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鶴賀では
重宝されてた
「見えない子」


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何かに付けて、「影が薄い」とか「影が薄い」とか「影が薄い」とか。


あかり「三回も繰り返したっ!?」


ともあれ、独特の声質と存在感の割りに、扱いがヒドイ、あっかり〜ん。
……なのですが、その実体は。
さよなら絶望先生』で言えば、臼井影郎ぐらい存在感の濃い、いじられキャラ


その属性は「総受け」だと思っていたのですけれど。


ゆるゆり


無くて七癖、七不思議。
最終回にして、赤座あかりの特異能力の真価が、初めて明らかに。


ひょんなコトから、オセロで勝負。
私生活でも存在感の無い、あっかり〜ん、は。
盤上に於いて「自分が置いたコマの存在感を消す」と云う、ルールブレイクを発揮。
結果、あかりの完全勝利。


「なぜだ。彼女の置いたコマが、何一つ、見えなかった……」


……。
……。
……ちょっと待テ。
……過去にいたぞ、その、特異なる超ステルス性能。


私生活に於いても、自分自身の存在を隠して、居ても居なくても気付かれず。
その過度の内気に由来する、アイデンティティの透明性を、逆手に取って。
捨てた牌の存在感を場から消し去り、相手の流れを混乱させる、鶴賀学園の副将。


清澄高校のセオリーブレイカー、竹井久、を。
風越女子の隻眼の魔眼、服路美穂子、を。
龍門渕高校の……えーと、誰だっけ。
ともあれ、強豪三校のサンマ(三人打ち麻雀)の流れの中、黙として耽々と潜み。
何か牌を捨てる度に場を荒らし、勝負をギリギリまで引っ掻き回した、陰の刺客。


東横"ステルス"桃子。


『咲』のキャラクターの中では、池田華菜に匹敵する(超える)人気を誇る、鶴賀の日陰草。


そうかっ!!
ステルス桃子と同格の、特殊スキルの持ち主なのか、赤座あかりッ!?!?


……そりゃ、誰の目にも映らない、筋金入りの透明度だ。(笑)
……よほど仲が良い娯楽部の四人だからこそ、辛うじて、見えるのね。


実際。
娯楽部四人で、麻雀とかヤったら強そうだなぁ。


東横桃子と同等のステルス性能を秘める、あかり。
竹井久とタメを張れる問答無用のセオリーブレイカー、京子。
冷静な読みの深さと状況分析力は清澄のワカメに匹敵する、ゆい。
にこやかな笑顔の下は風越の隻眼にも勝るシビアな腹黒、ミラクるん(ちなつ)。


京子「なるほど、サンマか。それも面白そうね!」
ちなつ「どうして麻雀の話をしているのに秋刀魚の話に飛ぶんですか。食い意地も程々に……」
ゆい「秋刀魚じゃなくて。三人打ち麻雀のコトを略して『サンマ』って言うんだよ」
あかり「……え、三人打ち?せっかく四人の面子が居るのに???」


……みたいな。(笑)