さつばつ…

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ホモよりも
バトルがガチな
虎兎


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始まるまでは名前すら知らなかった『異国迷路のクロワーゼ』。
冒頭から皆殺しフラグ満々で、想定通りの惨殺劇『BLOOD-C』。
ネコの癖に、否、ネコだからこそ義理人情に熱い『猫神やおよろず』。
バカアニメだと思ったら、本当に真っ正直なバカ一文字の『魔乳秘剣帖』。
ウテナの後釜の大看板は、決して、伊達では無かった『輪るピングドラム』。


今季、以外と渋い角度からアタリ作品が多かったのですが。
一方で。


『R-15』。
エロスには何の興味も無い小説家が、ポルノ作家の青春期を描いた挙句。
わざとらしい卑猥と破廉恥の横行が、ただただ、見苦しい。
週刊少年ジャンプ連載のマンガであれば許せる、程度の、低レベルなエロの押し売り)


ロウきゅーぶ!』。
作者はバスケに対して、並々ならぬ情熱があるのは分かった。
けど、それを知らしめるために、少女たちに性的サービスを強いる。
それを「スポーツマンシップと萌えの融合」だとは、ボクは、思わない。
U-12イメージビデオ商戦を、ラノベとアニメでやってるだけの金満主義です。


まよチキ』。
パワーハラスメント、と、セクシャルハラスメント
弱みを踏み躙って相手が困惑するサマを楽しむ、軽微な嗜虐行動のコトを。
わかりやすく要約すれば「イジメ」って云うんですよ。奏お嬢様。


シュタインズゲート』。
結局、ただの劇場版商法じゃん。
もっともらしいコトを描きながら、最後の最後はカネ欲しさに惰性で続けるんですね。
その時点で『そらのおとしもの』と同レベルの駄作に堕ちました。


などなど。
なんつーか、ハズレのアニメは、今まで異常に粗が気に掛かる、と、云うか。
「これはヒドイ」としか言い様の無い、最低のアニメも多いです。


そんな中で、一番、最低だと思ったモノ。


神様ドォルズ


詩緒がカワイイのは認める。
カカシの神威を巡る、運命の糸の絡み合いも、深い。
でも。
シリアスを基軸にして、マイナスや鬱をバネにして、話を進めるのであれば。
要所要所で、レイプや破壊や殺戮など、人間悪を肯定するのであれば。
(日々乃さんとまひるの一件じゃなくて、アキと匡平の過去の話)
人間の本質は性悪説で、それを上回る理性と善意が世の中を動かしている、と。
現代の上ッ滑りの人間関係に、一石を投じたいのであれば。


詩緒には、何も、させるな。


黙って、ククリを動かすだけで良い。
中途半端に、テレたり、笑ったり、怒ったり、そんな人間味は、いらない。
それこそ、匡平がセキの重責を担い続けて、詩緒は村で待ってれば良い。


逆に。
「詩緒の成長日記」としての側面の方が、ウェイトが大きいのであれば。
レイプや破壊や殺戮と云った、短絡的で安直な刺激は、いらない。
視聴者の気を引くために、わざとらしい鬱に引っ張り込まなくても良い。


……。
……悪口を結論に据える、ってのも、寝覚めが悪いですね。


なので。
今季、個人的に、一番スキな作品の話で締め括ります。
森田さんは無口。』。


知られざる5分未満の隠れアニメなのに『ゆるゆり』30分に勝る内容の凝縮度。
(ストーリーの吶喊力は『ファイアボール』に匹敵する)
そして。
ゆるゆり』より、百合の密度が、濃いです。
30分12話ぐらい、がっつり1クール物として見たい作品だなぁ、……と。