ろりこん…

   ※   ※   ※   ※   ※   ※   


首筋の
汗、一滴も
いやらしい


   ※   ※   ※   ※   ※   ※   


ロリコン」の語源とされる『ロリータ』は、14才の少女だそうで。
平均的な狭義として「14才前後」と云うのが、ロリコンの大別定義であったりしまス。


肝は、「前後」のサジ加減。


ヒトによっては、その振幅幅が「5」だったり。
ヒトによっては、その心腹幅が「2〜3」だったり。
ヒトによっては、14才しか認めないって場合もあったり、無かったり。


医学的(保健体育的)に考えれば、その資料規準は、しかし以外と単純で。
肉体の第二次性徴期の期間中、……と、云うコトになります。
上記で肝とした「14才前後」のサジ加減の妙が複雑に関与するのは、この点。


女の子によっては、10才で初潮を迎えて、胸が膨らみ始めたりします。
女の子によっては、15才で初めての経を迎える場合もあります。
生理が始まったから、と言って、胸が乳へと進化するとは限らず。
逆に。
豊満で、ふくよかな胸の余り肉が、知らない内に乳と一元化する例もあります。
(初潮の有無や年齢に関わらず、小学生の段階で)


……とか。
……世に「ロリコン」とされる趣味を秘める人間の、真の恐ろしさ、は。
……被服に下に隠されているハズの少女の秘域に対する、病的な関心であり。


その辺のコトを。
ロリコン」を自負するからには、決して軽視できない自分の病理を。
それに対する、社会の警戒と、警鐘と、迫蔑を。
そして。
時として、その冗談がハメを外して犯罪となる事例が後を絶たない、現実を。


ちゃんと。
しっかりと、直視した上で。
ネットで、仮想の人格を模して、冗談で。
小学生や中学生のアニメキャラに対して、性的興味を吹聴してるのか、とか。


ロリータ・コンプレックス』。
平成の基軸で、分かりやすく言い換えると「萌え」。
昭和のモノサシで言い換えれば「美少女」。


だいたい、さ。


『ロリータ』に準ずる少女に対して、異常な性興味を描く集団病理は。
症候群(シンドローム)であって、コンプレックスじゃ無いのです。
ロリータ・シンドローム = 「俗に云うロリコン』」。


では。
真意の『ロリータ・コンプレックス』とは、厳密には、どう云う状態なのか。


コンプレックス。
「今の自分、イヤだなぁ……」と、自己状態を自己否定する心理状態。


ロリータ・コンプレックス
「ロリータみたいな半熟の身体、イヤだなぁ……」と、自己否定。
諸姉なら、多少の実感は、ありますよね。
半熟と云うより中途半端な自分の心身を見て、ゾッとした瞬間。
大人になるなら大人になるで、一日も早く、肉体的に完熟して欲しい。
その時期の、自分の身体に対する、否定的な心情。
それが『真・ロリータ・コンプレックス(仮)』なのです。


つまり。
「性徴期の少女に対して興奮を抱く、第二者第三者」の病理、では無く。
「性徴期の少女、本人、第一者」の病理、なのです。


世に言う『ロリコン』は、そもそも。
その大前提が、決定的に、誤解されたまま。
今の今に至るまで、間違ったカタチで、浸透している感がある。


ロウきゅーぶ!


結局、どのアニメが何であれ。
二次元の少女に対する性愛は、本質的には同好であり。
その発信の根幹は、大抵、度の過ぎた冗談(それと、フェチ)なのですが。
ヒトによって、フェチのウェイトが大きい場合には。
それが、性的自慰に耽る上で欠かせない、自分の支柱の一つともなりますが。
大抵の場合は。
「冗談としての文脈上の言語価値」が喪失した時点で、そのまま忘却されるワケで。


一発屋芸人を真似する子供、みたいなモノですよ。
友達との会話の中でウケる間だけ、端々で借用されて。
まったく無視される様になったら、次代の一発芸にシフトする。


ロリアニメの場合。
閲覧者の反応が良い時だけ、ブログやツィッター掲示板で多見して。
反応が鈍くなったら、次代のロリアニメにシフトする。
ロリアニメのみならず、腐女子アニメでも、おっぱいアニメでも、メカモノでも。


なんつーか。
以下、「(シンドロームとしての、狭義の)ロリコン」だけを語りますが。
(『真・ロリータ・コンプレックス』については、もう、今回は触れない)


御覧の通り、ロリコン趣味のヒト、……ってのは。
何かと御大層で、考え方が、いちいち「大きい」んです。
「ナニは小さいクセに態度は大きい」なんて冗談を差し挟む余地も無いほど。(笑)
男根だったり、社会的地位だったり、自信だったり。
まぁ、漠然と酷談すれば『人間が小さい』癖に『自我が大きい』のですが。


その辺の、ナニサマ気取りの滑稽、と、目からウロコのコロンブスの卵。
何を言い出すか知れたモノでは無いけれど、たまに、良いコトを言う。
……それが、ネット上で「ロリコン」が一目を置かれるに至る由縁なのですが。


ボクみたいに、ブログで内弁慶に耽るタイプに限った話では無いですよ?
例えば、エロ画像掲示板なんかで。
貼られる画像のコメントで、作品について、それぞれが深学したり。
他愛の無い冗談に、機知に富んだ、発想が飛んだ、味なツッコミを入れたり。
そうした、「異様」「異常」が交遊するからこその、コア・コミュニケーション。
……たまに、犯罪に直結するから、軽々しく謳歌は勧められないケドな。(笑)


犯罪っても、集団レイプだけじゃ無いですよ?
ワイセツ画像の共有とか、違法海賊版の乱造密売とか、非違法ドラッグの売買とか。


えーと。
物騒な話になって来たなァ。
ロウきゅーぶ!』?


つまり。
自今、急速に、ロリアニメ(未成熟の性)への関心が過熱しているワケですが。
裏腹に。
過去の同軸または同系統のロリアニメが、まったく見向きもされていない、……など。
(近例だと『みつどもえ』『こどものじかん』などとの比較論が無い、など)
(広例だと、昭和の魔法少女美少女ブームとの比較考察が無い、など)


浅い。


未成熟に対する、後天的かつ病的な性興奮も無いのに。
変質をネタにした冗談を笑い飛ばすほど、性に対してフリーダムでも無いのに。
一時のミーハーにカマけて、今だけを笑って過ごす、……って。
それで、「ロリコン」やってて、楽しいのかなー、……と。


広く浅く「ロリコン」を楽しむのも、それなりのメリットは、あります。
すぐに真人間に戻れるから、社会生活への自分への実害が、無い。
稼いだ賃金をロリアニメに費やす、とか、無駄な徒労をしないのは、大きい利点です。
あるいは、浅い方が、正しい「ロリコン」の楽しみ方なのかも知れません。


が。
趣味が昂じて、自分の実生活に実害が出る。……、とか。
それぐらい、度を越えて、病的に何かを楽しむほどの過熱も無いのに。
口先だけ、異質なオタクのフリされてもなァ、……って。


今一度、諸姉諸兄に対して、改めて、問う。


「未成熟の子供の肉体は、好きですか?」


……と。
……ド直球に、人格破綻とも考えられる、変質的な質問を投げ掛けたボクを。


アナタは、今。
何を思って、見つめていますか?


コレぐらい、自他に対して、シビアに振る舞う「ロリコン」が減ったのは。
なんとも、退屈な時代になったもんだ、……と。
世には、これだけ「ロリコン」(萌え、美少女)を謳歌する商品が溢れてるのに。
誰も、それを、楽しんでいないのでは無いかしら、……とか、思ったり。
今、一時の会話の間を埋め合わせるコトだけがウェイトなのかしら、と。


未だに。
もう、何十年も、過去のアニメにも関わらず。
クリーミーマミ』や『スイートミント』を性的なオカズにしているヒトがいるそうですが。 
そうした、超長期的なスパンで鑑みて。
以後、何十年も、未来になって。
敢えて『ロウきゅーぶ!』や『R-15』を性的なオカズにするヒトが、いるのかしら。


ボクの疑問に対して、現実が、具体的な回答を寄せるには。
これから、数十年に渡る、長い長い経過観察を要するワケで。
無論。
こどものじかん』『ロッテのおもちゃ』『ふしぎ星のふたご姫』などなど。
中間的な時間軸も踏まえて、全体的に考察する必要がありますけれど。


否、だからこそ。
その、超長期的な時代と社会の変遷を、遂次、追い続ける求道のロマン。
だから、「ロリコン」は面白い、……と。
ボクは、手前勝手に、そう考えるワケなのですが。


でも、どうなんでしょうね。実際。
ただの変質者にしか見えない、とかだったら。
ちょっと、自分の身の置き場を、冷静に考える。