ふぉぼす…
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神学と
幾何学の粋
宙を舞う
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詩緒の動向を見ていると「可愛い」よりも「ウザイ」が先に立つ不思議。
なんつーか、もっと、こう。
無理して強引に兄貴バカにトチ狂う『妹』の押し売り感が、邪魔。
詩緒がウザイんじゃなくて、詩緒の「魅せ方」のムリヤリ感が、ウザイ。
<神様ドォルズ>
ただ、『まどかマギカ』みたいに中途半端な「萌え+殺伐」かと思ったら。
割りと、がっつりシリアスなので、抵抗は無いです。
つーか。
詩緒の「様式美」より、ククリの「造形美」を目的に見てる気が。(笑)
何て言うか。
コケシだか、埴輪だか、どう見てもメカなのに。
部分部分で、時々、所作や表情が人間っぽく見えるのが、面白くて。
ククリの方にばっかり、意識が向いてしまうのですけれど。
円形歪曲の流線型のボディにそぐわぬ、アグレッシブな攻撃性能。
躍動感が凄まじいのに、どこか不器用な挙動性能。
そして、何より。
表情に変化が無く、感情と云う概念を持たないハズなのに。
何がしかの「思考」を感じる、不思議と味な立ち居振る舞い。
緑とも青とも付かぬ、あの澄んだ瞳の色。
ただの飾りかと思いきや、何かとメカニックな機能体である、ツインテール。
自制が下手な突進力。
何かに似てると思ったら。
ドロッセルお嬢様、だ。
ククリを見ていて、ドロッセル嬢と同じ『萌え』を感じた不思議。
メカであるが故に、逆に、人間っぽさが倍化して映える。
「人間に近いメカ」ってスタンスでは無いからこそ、殊更、強烈に。
人間よりも、人間っぽい部分部分の演出に、萌える。
ええ、うにうに。さんは、根っからのメカフェチです。
どちらかと云うと、東雲なの、HMX-12マルチ、天枷美夏、みたいな。
「人間に近いメカ」を主軸スタンスとする、美少女ロボが好きなのですが。
肝心の萌えポイントは「美少女然とした、見え透いた見目」では無く。
前頭葉や大脳新皮質に類する機能を、物理科学の即物が擬似的に演出するSFであり。
だから、見目が美少女である必要は、まったく無いワケで。
……と、云うか。
……単純に、メカとして、ロボとして、モビルアーマーとして。
……古代日本の埴輪・土偶文化に類する、あの洗練された造形美に惚れたのですけれど。
ちなみに。
ドロッセルお嬢様みたいな、流線型の美麗なフォルムも好きですが。
ゲデヒトニスみたいに、ガチの建設重機みたいな機甲(機能)美も、好きです。
アレはアレで、現代日本の誇る重工業の機甲(機能)美に通じる美学がある。